銀座「四宝堂」文房具店シリーズの2作目です。
舞台は銀座にある文房具店・四宝堂(しほうどう)。
店主は宝田硯(たからだけん)。
1作目に引き続き
お店には、悩みを抱えた人や
気がかりなことがある人たちが訪れてきます。
どのエピソードも心温まるのですが、
最後の「色鉛筆」に、1番心がゆすぶられました。
人の肌の色への固定観念を与える可能性を指摘されていた
「はだいろ」がまだあった頃の悲しいエピソードでしたが、
体験した子供のおじいさまや硯さんの祖父・硯水さんの
粋な対応がとても素敵でした。
ぜひ文房具好きな方に読んでもらいたいシリーズです。