ありがとう
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家族から被害者がでるか、加害者がでるか…。
どっちがいいかなんて究極の選択すぎる。
私はこの母親と同じように、加害者やとしても生きていて欲しいと思うかもしれない。
だからといって犯罪を犯すような人間じゃないと信じていないわけではなくて…。
母親の心の葛藤が辛いほど伝わってきて苦しかった。
年頃の息子と娘を育てながら平穏に暮らしていた石川一登・貴代美夫妻。9月のある週末、息子の規士が帰宅せず連絡が途絶えてしまう。警察に相談した矢先、規士の友人が殺害されたと聞き、一登は胸騒ぎを覚える。逃走中の少年は二人だが、行方不明者は三人。息子は犯人か、それとも……。規士の無実を望む一登と、犯人でも生きていて欲しいと願う貴代美。揺れ動く父と母の思いーー。心に深く突き刺さる衝撃のサスペンスミステリー。
家族から被害者がでるか、加害者がでるか…。
どっちがいいかなんて究極の選択すぎる。
私はこの母親と同じように、加害者やとしても生きていて欲しいと思うかもしれない。
だからといって犯罪を犯すような人間じゃないと信じていないわけではなくて…。
母親の心の葛藤が辛いほど伝わってきて苦しかった。