恐怖の帝王の非ホラー作品4選!

恐怖の帝王と聞いて思い浮かぶ彼の作品群。しかし、本当に全部が怖いだけかというと意外にもそうではありません。今回、ちょっと意外な彼の非ホラー作品4選をご紹介します。一つ目は中学生の日常を描いた青春群像劇、人間ドラマに魅了されます。二つ目は保育士が主人公のヒューマンドラマ、コミカルな要素も満載。三つ目は名探偵が活躍するミステリー、皆さんも一緒に考えてみてはいかがでしょうか。最後は、鬼才が描くSF世界。恐怖の帝王からは想像もつかない独特な世界観に引き込まれます。怖さだけではない、意外な一面をぜひ堪能してみてください。
『グリーン・マイル 上』

作者 | King,Stephen,1947- 白石,朗,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2014年07月 |
『スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編』

行方不明だった少年の事故死体が、森の奥にあるとの情報を掴んだ4人の少年たちは、「死体探し」の旅に出た。その苦難と恐怖に満ちた2日間を通して、誰もが経験する少年期の特異な友情、それへの訣別の姿を感動的に描く表題作は、成人して作家になった仲間の一人が書くという形をとった著者の半自伝的な作品である。他に、英国の奇譚クラブの雰囲気をよく写した1編を収録。
作者 | スティーヴン・キング |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1987年03月27日 |
『11/22/63 上』

作者 | スティーヴン・キング/白石 朗 |
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価格 | 979円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2016年10月07日 |
『トム・ゴードンに恋した少女』

ハイキング中に口論を始めた母と兄。9歳の少女トリシアは、黙って用を足そうとコースから外れ、近道で戻ろうとして迷子になる。早々に食料は尽き、スズメバチが襲いかかり、下痢や高熱で衰弱する中、唯一の心の支えはウォークマンから聞こえる野球中継、守護神トム・ゴードンの活躍。しかしそんな少女を正体不明の「何か」が狙っていたー。極限の状況を描いたサバイバルサスペンス!
作者 | スティーヴン・キング/池田 真紀子 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2024年10月08日 |
それでは、今回は「恐怖の帝王の非ホラー作品」を4つ紹介してきました。一見、絵柄やストーリーの一部分は恐怖を感じるかもしれませんが、多面的で深いメッセージ性を持つ作品ばかりです。それぞれに個性があふれ、ホラーよりも人間ドラマ、サスペンス、ミステリー要素が強い作品が多いのも特徴です。また、恐怖の帝王であるだけに、描写や表現力はもちろん見事で、読み終えたあとは心が揺さぶられること間違いなしです。
「こんなに怖い人がこんな感動的な作品を書いているなんて!」と思うかもしれませんが、実際には恐怖も感動も同じ"人間の感情"から生まれるもの。恐怖を描くことができる人間は、人間の心を深く掘り下げることができる作家なので、非ホラー作品も必然的に深みが出てくるのかもしれませんね。
してみてわかったんですが、恐怖の帝王の作品はどれもこれも「人間」がテーマなんですよね。恐ろしさだけでなく、喜びや悲しみ、驚きや切なさといった様々な感情を描き出すことに長けています。なので、ホラーが苦手な方でも、こういった非ホラー作品は楽しめるのではないでしょうか。
あまりにもユニークで非ホラーなのに胸締まる作品ばかりなので、何度でも読み返し、新たな発見に感動すること間違いなしです。「恐怖の帝王」というイメージだけにとらわれず、彼の描く"人間像"もぜひ読者の皆様に楽しんでいただきたいと思います。
皆さんが今回紹介した作品を読むことで、新たに隠れていた恐怖の帝王の一面を発見できればと思います。そして、これをきっかけに彼の恐怖以外の作品にも触れてみて欲しいなと願っています。
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