叙述トリックおすすめ7選!

あの古典的な推理小説で用いられた見事な叙述トリック。事件の真相が明らかになる瞬間、読者の驚きと感動はこれ以上ないものがあります。さらに、緻密な設定や登場人物の描写により、我々は事件の全貌を想像し、結末に至るまでのスリリングな時間を過ごすのです。叙述トリックの妙味を堪能しながら、物語の結末を迎える感動は格別です。一方で、一筋縄ではいかない登場人物達の人間模様を描いた漫画でも、叙述トリックは巧みに利用され、読者を引きつけてやみません。ここではその中から特に見事に描かれた7つの叙述トリックをおすすめします。物語を一層豊かにする叙述トリックの魅力、ぜひその目で確かめてみてください。
『アクロイド殺し (クリスティー文庫)』

作者 | アガサ・クリスティー/羽田 詩津子/詩津子, 羽田 |
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価格 | 528円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2012年08月01日 |
『イニシエーション・ラブ』

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説ーと思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
作者 | 乾 くるみ |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年04月 |
『十角館の殺人 <新装改訂版>』

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!
本書は、カバーとほぼ同サイズの帯を含む帯付きのものがお手元に届く場合がございます。
帯は宣伝物の一部ですのでご指定いただくことはできません。」
プロローグ
第一章 一日目・島
第二章 一日目・本土
第三章 二日目・島
第四章 二日目・本土
第五章 三日目・島
第六章 三日目・本土
第七章 四日目・島
第八章 四日目・本土
第九章 五日目
第十章 六日目
第十一章 七日目
第十二章 八日目
エピローグ
作者 | 綾辻 行人 |
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価格 | 946円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2007年10月 |
『ハサミ男 (講談社文庫)』

作者 | 殊能将之 |
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価格 | 484円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2013年07月12日 |
『葉桜の季節に君を想うということ』

作者 | 歌野,晶午,1961- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年05月 |
『ホワイトラビット』

兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊 SIT を突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!
作者 | 伊坂 幸太郎 |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2020年06月24日 |
『新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)』

作者 | 西澤保彦 |
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価格 | 554円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年09月15日 |
それぞれの作品が持っている叙述トリックが同じようでも、その展開方法や結末への繋がり方を見ると、まったく違った感動があるものです。読者を驚かせるだけでなく、深い感動やあたたかな気持ちを届けてくれるからこそ、叙述トリックは好きなんですよね。
私が今回ご紹介した7作品も、そのどれもが一読の価値ありと断言できます。物語の展開を左右する要素である叙述トリック、その見事な使い方が存分に味わえる作品ばかりです。どの作品も主人公たちの心情や物語の展開を巧みに描き出し、読者を物語の中に引き込んでくれます。
もちろん、この7作品だけが叙述トリックの面白さ全てではありません。沢山の小説や漫画が、その作者の独自な視点や技巧で、読者に新たな世界を提示し続けています。今後も素晴らしい叙述トリックを盛り込んだ作品が生まれることでしょうし、それらを見つけるのもまた一つの楽しみですよね。
そしてそれには、私たち読者が自分自身の目で、自分自身の心でその魅力を探すことが大事だと思います。自分が何を感じ、どう感じるかで物語の解釈は変わります。だからこそ、一人でも多くの人が多様な視点で物語を読み解いて、それぞれの感動を見つけられることを願っています。叙述トリックを通して新たな世界観や考え方に触れられること、それが何よりの喜びではないでしょうか。
これからも皆さん自身が何かを見つけられるような、新しい作品の発見の手助けができればうれしいです。叙述トリックの醍醐味が詰まった素敵なストーリーに、皆さんが心から触れられることを願っています。
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