養子縁組について知りたい人が読む本10選

あなたが気にする養子縁組。リアルに描いた小説から、ファンタジーやドキュメンタリーまで幅広くピックアップしました。成人から子どもまで、養子縁組をテーマにした話は色々。心温まるものもあれば、苦悩する姿も…。もしかすると自分たちの日常に置き換えられるかも。また、養子縁組の現実を描いたものも。制度や法律の話、葛藤や再会の瞬間まで詳しく描かれています。それぞれが様々な視点から養子縁組を考えさせてくれます。ハートフルなストーリーや現実的な描写に、きっと何かを感じてもらえるはずです。この10冊を通じて、あなたの中の養子縁組に対する理解が深まることを願っています。
『公的ケアからの養子縁組』

児童保護制度の国際比較研究を行ってきた著名な研究者らが、英国、エストニア、アイルランド、米国、オーストリア、フィンランド、ドイツ、ノルウェー、スペインにおける養子縁組の歴史を、データを用いて丹念に概説。各国のさまざまな社会状況のなかでの養子縁組の意義と課題を捉えることができる一冊。
作者 | タルヤ・ポソ/編著 マリット・スキヴェネス/編著 ジュン・ソバーン/編著 西郷民紗/監訳 ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2024年11月22日 |
『里親と特別養子縁組 制度と暮らし、家族のかたち』

作者 | 林浩康 |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『ちいさな大きなたからもの』

不妊治療の辛い日々を乗り越え、特別養子縁組で生後5日の子どもを迎えた、
元宝塚トップスターの瀬奈じゅんさんと千田真司さんご夫婦の、葛藤と喜びの日々を綴った、
ノンフィクション・エッセイ。
プロローグ
はじめてあなたを両手に抱いた日
第1章 不妊治療のはじまり 瀬奈じゅん
少女時代の夢をかなえて
出会ってひと月で結婚を意識
子どもを授かりたい
「体外受精のほうがよいでしょう」
注射の跡が気になり始める
妊娠検査薬を何本も
500人が訪れる体外受精専門病院
気が楽、と思えたのは
心も体も経済的にもすり減っていく
あなたの子どもが欲しいのに
第2章 夫にできること 千田真司
明るい気持ちになれるよう
病院の帰り道がしんどい
子どもとの接し方を学びたい
育てられないと思う子はひとりもいない
<コラム> 「特別養子縁組とは」
「特別養子縁組」と「普通養子縁組」
第3章 特別養子縁組を調べはじめる
揺れつづける心
社会的養護の現実を知る
愛着の絆を作ることの大切さ
お弁当づくりに心が躍る
血のつながりにこだわっているから
呪縛から解き放たれる感覚
子どものための制度
ボランティアで子育て?
友人の妊娠
これで最後の治療にしよう
最後の治療、夫の号泣
第4章 特別養子縁組を決める
希望に向かって
厳しいトレーニングを乗り越えて
背中を押してくれた先輩
人と会って話をする
両親やきょうだいの反応
父の反応
さあ、私の出番
団体を決める
エゴとの葛藤を経て
どの団体を選ぶか
病気や障害があっても受け入れる覚悟
家庭調査、そして待機へ
マッチングはどのように
1回目の打診
初夏に産まれてくる男の子
私の世界が変わった
僕たちが救われた
出産おめでとうございます
赤ちゃん、通りますから
第5章 子育ては楽しい
待ち構えていた家族
ママがいない日は眠れない
ブランシュとの最期の日々
『早春賦』の子守歌
叱り方を考えた
観察することが大切
行政や裁判所の訪問
隠さなくてはいけない?
審判確定で苗字も同じに
産みのお母さんのこと
本当のお母さんって?
実親の情報をどこまで共有するか
初めてのディズニーランドに大興奮
第6章 &family・・
特別養子縁組を公表した理由
公表すると子どもがかわいそう?
特別養子縁組の歴史を知る
「&family・・」を立ち上げる
覚悟をするということ
家庭で育つ子どもを増やす
ルールが統一されていれば
これからのこと
幸せなのは僕たち
作者 | 瀬奈じゅん/千田真司 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 方丈社 |
発売日 | 2019年12月03日 |
『家事裁判から戸籍まで : 事例からみる手続の一体的解説と書式・記載例 養子縁組・離縁編』

作者 | 南,敏文,1947- 木村,三男,1931- 青木,惺,1947- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本加除出版 |
発売日 | 2020年08月 |
『産まなくても、育てられます 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ』

血のつながらない子どもを特別養子縁組で迎え、わが子として育てている夫婦のほとんどが不妊治療の経験者です。つまり、「子どもがほしい」と考えたとき、不妊治療以外にも方法はあるのです。ただ、「養子を迎えたいと思うけれど、不安なことがある……」という人も多いでしょう。本書では、子どもを迎えた夫婦の体験談から特別養子縁組に必要な知識と手続きまで、「親」になるために知っておきたいことのすべてをまとめました。
「子どもがほしい」をかなえるもうひとつの方法、それが「特別養子縁組」ですーー。
じつは、血のつながらない子どもを特別養子縁組で迎え、わが子として育てている夫婦のほとんどが不妊治療の経験者です。
つまり、「子どもがほしい」と考えたとき、不妊治療以外にも選択肢はあるということを知っていれば、
もし、治療がうまくいかなかったとしても、子どもをあきらめなくてすむのです。
ただ、「養子を迎えたいと思うけれど、不安なことがある……」という人も多いでしょう。
本書では、子どもを迎えた夫婦の体験談から特別養子縁組に必要な知識と手続きまで、「親」になるために知っておきたいことのすべてをまとめました。
【迷いや悩みを乗り越えて、特別養子縁組という決断にたどりついた、この本に登場する女性たち】
・不妊治療の末、産むことへのこだわりを捨てたマユミさん
・不妊治療から特別養子縁組へなかなか踏み出せなかったユキさん
・「育て親の年齢制限」という壁にぶつかったミサコさん
・2度の流産の後、特別養子縁組を決断したアヤさん
・共働き、年齢の壁……一度は養子もあきらめかけたチエコさん ほか
序章 つながる不妊治療と特別養子縁組
第1部 養子を迎えるということ 〜「気持ちの壁」の乗り越え方
第1章 私たちが特別養子縁組を決断するまで
第2章 「親子」への道のり
第2部 特別養子縁組の基礎知識 〜「法的な壁」の乗り越え方
第3章 特別養子縁組のしくみ
第4章 特別養子縁組の申し立てから成立まで
作者 | 後藤 絵里 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2016年11月23日 |
『小さな命の帰る家』

作者 | 松原宏樹/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 燦葉出版社 |
発売日 | 2023年11月 |
『子どものための里親委託・養子縁組の支援』

2016年の児童福祉法改正と養子縁組あっせん法の成立、2017年の新しい社会的養育ビジョンを経て、日本の家庭養護は大きな転換期を迎えている。それを受け本書では、子どもの最善の利益を図る里親制度、養子縁組とは何かを改めて議論するためのプラットホームを提供する。
作者 | 宮島清/編著 林浩康/編著 米沢普子/編著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2017年12月01日 |
『子どもの養子縁組ガイドブック』

長年、家庭に恵まれない子どもや里親家庭を支援し続けてきた著者が、子どもの養子縁組についての法律と具体的な手続きをわかりやすく解説する。養親希望者のみならず、福祉現場の支援者、家庭裁判所や役所の実務者、法曹関係者、研究者必携の書。
作者 | 公益社団法人家庭養護促進協会大阪事務所/編集 岩﨑美枝子/監修 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2013年12月15日 |
『子どものいない夫婦のための養子縁組ガイド』

養親自身による養子縁組を望むすべての人のためのガイドブック。子どもを迎える具体的な道のりから、養子縁組の手続きや法律までをわかりやすく解説。さらに、養親の子育てをイメージできるように当事者の体験談や支援者からのメッセージを数多く収めた。
作者 | 吉田奈穂子/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2015年10月25日 |
『日本の養子縁組 社会的養護施策の位置づけと展望』

作者 | ピーター・ヘイズ/土生としえ |
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価格 | 4180円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2011年02月 |
皆さん、いかがだったでしょうか。様々な視点から描かれた養子縁組をテーマにした作品たち、それらはそれぞれが現実と理想、希望と絶望、愛と優しさと困難をはらんでいます。登場人物たちは、養子縁組を通じて新たな家族を得たり、生まれながらの家族とは違う形で家族愛を感じたり、時には困難にぶつかりながらも前に進むためのパワーを見つけたりします。
養子縁組は多くのケースで、子供たちが新たなチャンスや人生の可能性を開拓する一助になる一方で、そのプロセスは必ずしも容易ではありません。現実の中には、予測不能な困難や複雑な感情が交錯し、それを乗り越えることは難しいこともあります。
一般的に私たちは、養子縁組を語るとき、それが子供の人生を一変させる可能性があることを理解しています。しかし、それは養親にとっても同様です。何と言っても、家庭の状況、親子関係、個人の成長、それぞれの心情を大きく変える可能性のあるできごとなのですから。
これらの作品を読むことで、皆さんが新しい観点を持つことができれば嬉しいですね。実体験としてではなく、作品を通じて共感や理解を得ることで、養子縁組に対する思いや気持ち、考えが深まるといいですね。
そして何より、各作品が持つそれぞれのメッセージに心を寄せていただければと思います。創作物であっても、そこには真実があり、人間の深淵や温かさが表現されています。養子縁組というテーマを通じて、読むことで感じた何かが、皆さん自身の人生に役立つヒントや、新たな観点、理解を深めることができれば、それ以上の喜びはありません。これらの作品が、皆さんの人生と養子縁組についての理解を豊かにしてくれることを願っています。それでは、次の読書の旅が、皆さんにとって素晴らしい体験となりますように。
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