養子縁組について知りたい人が読む本10選

あなたが気にする養子縁組。リアルに描いた小説から、ファンタジーやドキュメンタリーまで幅広くピックアップしました。成人から子どもまで、養子縁組をテーマにした話は色々。心温まるものもあれば、苦悩する姿も…。もしかすると自分たちの日常に置き換えられるかも。また、養子縁組の現実を描いたものも。制度や法律の話、葛藤や再会の瞬間まで詳しく描かれています。それぞれが様々な視点から養子縁組を考えさせてくれます。ハートフルなストーリーや現実的な描写に、きっと何かを感じてもらえるはずです。この10冊を通じて、あなたの中の養子縁組に対する理解が深まることを願っています。
『公的ケアからの養子縁組 欧米9カ国の児童保護システムから子どもの最善の利益を考える』

児童保護制度の国際比較研究を行ってきた著名な研究者らが、英国、エストニア、アイルランド、米国、オーストリア、フィンランド、ドイツ、ノルウェー、スペインにおける養子縁組の歴史を、データを用いて丹念に概説。各国のさまざまな社会状況のなかでの養子縁組の意義と課題を捉えることができる一冊。
はじめに[西郷民紗]
日本語版刊行によせて[ジュン・ソバーン]
1 公的ケアからの養子縁組という分野について[タルヤ・ポソ、マリット・スキヴェネス、ジュン・ソバーン]
第1部 リスク志向の児童保護システムにおける公的ケアからの養子縁組
2 英国における公的ケアからの養子縁組ーー経験から学ぶ[ジュン・ソバーン]
3 エストニアにおける公的ケアからの養子縁組ーーソビエト時代の遺産を克服できるか[カトレ・ルハマー、ユディット・シュトレンプル]
4 アイルランドにおける公的ケアからの養子縁組ーー誰の最善の利益なのか[ケネス・バーンズ、シモーン・マコックレン]
5 米国における公的ケアからの養子縁組ーー政策と実践[ジル・デュール・べリック]
第2部 家族サービス志向の児童保護システムにおける公的ケアからの養子縁組
6 オーストリアにおける公的ケアからの養子縁組[ジェニー・クルチナ、カトリン・クリズ]
7 フィンランドにおける公的ケアからの養子縁組ーー里親養育に代わる選択肢となりにくい現状[ピア・エリクソン、タルヤ・ポソ]
8 ドイツにおける公的ケアからの養子縁組ーー不確実な政策と不調和な実践[トーマス・メイゼン、イナ・ボヴェンシェン]
9 ノルウェーにおける公的ケアからの養子縁組[ヘーゲ・スタイン・ヘランド、マリット・スキヴェネス]
10 スペインにおける公的ケアからの養子縁組[サグラリオ・セガド、アナ・クリスティーナ・ゴメス・アパリシオ、エステル・アバド・グエラ]
第3部 人権の基本的枠組みおよび家族への帰属意識
11 公的ケアからの養子縁組を方向づける国際人権法[カトレ・ルハマー、コナー・オマホニー]
12 公的ケアからの養子縁組における「家族」を築くこと[ジェニー・クルチナ]
13 ノルウェーの公的ケアからの養子縁組決定におけるアタッチメントの理解[ヘーゲ・スタイン・ヘランド、スヴァイヌング・ヘレーセン・ニゴード]
14 養子縁組による家族親族ネットワークーー養子縁組後の生みの家族とのコンタクトをめぐる論考[ジュン・ソバーン]
15 各国の多様な状況における公的ケアからの養子縁組の意味づけ[タルヤ・ポソ、マリット・スキヴェネス、ジュン・ソバーン]
おわりに[西郷民紗]
索引
作者 | タルヤ・ポソ/マリット・スキヴェネス/ジュン・ソバーン/西郷 民紗/海野 桂 |
---|---|
価格 | 4730円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2024年11月22日 |
『里親と特別養子縁組 制度と暮らし、家族のかたち』

生みの親と暮らせない子どもたちの成長を、市民が支えていく制度の意義や課題は何か。社会福祉学の専門家が事例をもとに解説する。
作者 | 林浩康 |
---|---|
価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2024年10月21日 |
『ちいさな大きなたからもの : 特別養子縁組からはじまる家族のカタチ』

作者 | 瀬奈,じゅん 千田,真司 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 方丈社 |
発売日 | 2019年12月 |
『家事裁判から戸籍まで -事例からみる手続の一体的解説と書式・記載例ー 【養子縁組・離縁 編】』

作者 | 南敏文/木村三男/青木惺 |
---|---|
価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 日本加除出版 |
発売日 | 2020年08月24日 |
『産まなくても、育てられます : 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ』

作者 | 後藤,絵里 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2016年11月 |
『小さな命の帰る家 里親・養子縁組実践中』

視界ゼロからのスタート。里親・養子縁組奮闘記。我が家にきた「やまと」はダウン症、「恵満」は難病を抱えています。私は子どもの笑顔に押されて、子どもが生きられる温かな家庭「小さな命の帰る家」を設立しました。
作者 | 松原宏樹 |
---|---|
価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 燦葉出版社 |
発売日 | 2023年11月 |
『子どものための里親委託・養子縁組の支援』

2016年の児童福祉法改正と養子縁組あっせん法の成立、2017年の新しい社会的養育ビジョンを経て、日本の家庭養護は大きな転換期を迎えている。それを受け本書では、子どもの最善の利益を図る里親制度、養子縁組とは何かを改めて議論するためのプラットホームを提供する。
作者 | 宮島清/編著 林浩康/編著 米沢普子/編著 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2017年12月01日 |
『子どもの養子縁組ガイドブック』

長年、家庭に恵まれない子どもや里親家庭を支援し続けてきた著者が、子どもの養子縁組についての法律と具体的な手続きをわかりやすく解説する。養親希望者のみならず、福祉現場の支援者、家庭裁判所や役所の実務者、法曹関係者、研究者必携の書。
作者 | 公益社団法人家庭養護促進協会大阪事務所/編集 岩﨑美枝子/監修 |
---|---|
価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2013年12月15日 |
『子どものいない夫婦のための養子縁組ガイド』

養親自身による養子縁組を望むすべての人のためのガイドブック。子どもを迎える具体的な道のりから、養子縁組の手続きや法律までをわかりやすく解説。さらに、養親の子育てをイメージできるように当事者の体験談や支援者からのメッセージを数多く収めた。
作者 | 吉田奈穂子/著 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2015年10月25日 |
『日本の養子縁組』

イギリスの政治学者と社会学者による日本の養子政策論。要保護児童のための特別養子縁組に焦点を当て、代表的民間養子縁組組織の活動、国際養子縁組の位置づけ、施設養護と家庭養護の比較検討から今後の制度改革の展望まで、実地調査と豊富な資料渉猟を元に分析する。
作者 | ピーター・ヘイズ/著 土生としえ/著・訳 津崎哲雄/監訳 |
---|---|
価格 | 3800円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2011年02月20日 |
皆さん、いかがだったでしょうか。様々な視点から描かれた養子縁組をテーマにした作品たち、それらはそれぞれが現実と理想、希望と絶望、愛と優しさと困難をはらんでいます。登場人物たちは、養子縁組を通じて新たな家族を得たり、生まれながらの家族とは違う形で家族愛を感じたり、時には困難にぶつかりながらも前に進むためのパワーを見つけたりします。
養子縁組は多くのケースで、子供たちが新たなチャンスや人生の可能性を開拓する一助になる一方で、そのプロセスは必ずしも容易ではありません。現実の中には、予測不能な困難や複雑な感情が交錯し、それを乗り越えることは難しいこともあります。
一般的に私たちは、養子縁組を語るとき、それが子供の人生を一変させる可能性があることを理解しています。しかし、それは養親にとっても同様です。何と言っても、家庭の状況、親子関係、個人の成長、それぞれの心情を大きく変える可能性のあるできごとなのですから。
これらの作品を読むことで、皆さんが新しい観点を持つことができれば嬉しいですね。実体験としてではなく、作品を通じて共感や理解を得ることで、養子縁組に対する思いや気持ち、考えが深まるといいですね。
そして何より、各作品が持つそれぞれのメッセージに心を寄せていただければと思います。創作物であっても、そこには真実があり、人間の深淵や温かさが表現されています。養子縁組というテーマを通じて、読むことで感じた何かが、皆さん自身の人生に役立つヒントや、新たな観点、理解を深めることができれば、それ以上の喜びはありません。これらの作品が、皆さんの人生と養子縁組についての理解を豊かにしてくれることを願っています。それでは、次の読書の旅が、皆さんにとって素晴らしい体験となりますように。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。