どろぼうが登場する絵本3選

どろぼうが主役でも愛らしい絵本をご紹介します。1つ目は、夜毎に盗みを働く小さなどろぼうが、ある夜出会う可愛い犬との交流を描いたハートウォーミングな物語。2つ目は、金庫を開けるのが得意などろぼうが、人間の心をも開けてしまうファンタジックなお話。最後は、どんな困難でも諦めずに挑戦し続けるどろぼうの姿が描かれていて、笑いあり、感動ありの1冊です。どの作品も、どろぼうという職業が持つ"悪"のイメージを覆し、読者に考えさせるきっかけを提供してくれますよ。
『どろぼうがっこう2版』

まぬけな校長先生と生徒たちの、世にもおかしなどろぼう学校の話。ある真夜中、みんなは町で一番大きな建物にしのびこむのですが?
作者 | 加古里子 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 | 1973年03月 |
『どろぼうだっそうだいさくせん!』

ろうやにいれられた3にんのどろぼうがじゆうなくらしをとりもどすためにたちあがった!「よし、ちからをあわせてここからにげだそう!」「おう!だっそうだいさくせんだ!!」3歳から。
作者 | 穂高順也/西村敏雄 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 | 2007年09月 |
『かまどろぼう』

「このごろ、とうふ屋のかまがぬすまれている」そう聞いたとうふ屋の主人は心配で、かまの中で寝ることに…。その晩、何も知らないどろぼうがかまをぬすみ出しますが……。落語「釜盗人」が絵本になりました。落語のおおらかな世界を思い切り笑って楽しめます。
作者 | 桂 文我/きたやま ようこ |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | BL出版 |
発売日 | 2023年02月14日 |
今回紹介した3冊の絵本に登場するどろぼうたちは、一見すると悪者のようですが、みんな個性的で愛嬌がありますよね。笑える要素が満載なので、お子さんだけでなく、大人も楽しめる内容になっていますよ。どろぼうが主人公となり、その行動や選択でストーリーが進行し、読み終わった後にはどこかほっこりした気持ちになります。
また、どろぼう特有の抜け目なさやセンスを活かした展開は、読者を飽きさせない魅力的な要素とも言えます。主人公がどろぼうという立場だからこそ描ける視点は、子供たちの想像力を刺激するのではないでしょうか。ちょっとした叱られるシーンも含まれているので、そこから子どもに正しさや生活のルールを教えるきっかけにもなります。
しかも、どの絵本も絵がとても鮮やかで、見ているだけでも楽しめるのが魅力です。子どもたちは絵を通して物語を理解し、大人はそこに込められたメッセージを読み解きます。そういった面でも、親子一緒に読むとさらに楽しめると思います。
ただし、どろぼうが主人公の絵本というと、どうしても悪いことをしている人を面白がるという印象を持つ人もいるかもしれません。ですが、私たちが子どもに見せたいのは、そういった人物像だけではありません。物語の中でどんなに困難な状況に直面しても、どろぼうが必死に頑張る姿や、周りとの絆、仲間を思う心など、人間の持つ強さや優しさも描かれています。
これらの絵本を通じて、子供たちは多くの感情や道徳的な教訓を学ぶことができます。また、子供たちに自分自身で物語を想像し、想像の世界を広げる機会を提供します。これらのどろぼうが登場する絵本を手に取って、ぜひ家族みんなで一緒に読んで、楽しい読み聞かせ時間をお過ごしください。これからも皆様におすすめの作品を紹介してまいりますので、どうぞお楽しみに。
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