アボリジニの歴史がわかる本10選

豪州の原住民であるアボリジニの歴史をより深く理解するために、選び抜かれた10冊の本をここに紹介します。手に取れば、アボリジニの神秘的な文化や生活が動き出し、その歴史の奥深さに驚かされます。画家や作家、歴史家など多面的アプローチで描かれた彼らの祖先たちの知恵や特異な風習、根強い生存戦略など、あたかも現地へタイムトリップしたかのような感覚に浸ること間違いなし。アボリジニに限らず、人種や文化の違い溝を一冊一冊が独自の観点から繋ぐ架け橋になるでしょう。アボリジニの世界へ、一緒に旅をしませんか?
『ミツツボアリをもとめて アボリジニ家族との旅』
| 作者 | 今森光彦 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 偕成社 |
| 発売日 |
『隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民』
独自の生活様式と思想を持ち、過酷な自然のなかで生きる「大自然の民」アボリジニ。しかしそんなイメージとは裏腹に、マイノリティとして町に暮らすアボリジニもまた、多くいる。伝統文化を失い、白人と同じように暮らしながら、なおアボリジニのイメージに翻弄されて生きる人々。彼らの過去と現在をいきいきと描く、作家上橋菜穂子の、研究者としての姿が見える本。池上彰のよくわかる解説付き。
| 作者 | 上橋菜穂子 |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2010年09月 |
『ワンロード』
1850キロの沙漠の一本道を、
アボリジニ・アーティストたちは旅した。
失われた歴史と誇りを取り戻すために——。
西オーストラリアの沙漠を南北に貫く「キャニング牛追いルート」を総勢60名のアボリジニ・アーティストが旅をして、自らの故郷について歌い、語り、絵を描くプロジェクトが2007年に行われました。そこで創られた作品はオーストラリア国立博物館に収蔵され、2009年に同館で開催された「ワンロード」展で公開されて大きな反響をよびおこしました。本書は、「ワンロード」日本巡回展(2016年6月から2017年5月まで、国立民族学博物館、香川県立ミュージアム、市原湖畔美術館、釧路市立美術館を巡回)の図録です。
約40点の作品図版に加え、日本オリジナル編集の解説・エッセイも充実しています。
| 作者 | 窪田幸子/監修 池澤夏樹/寄稿 石井竜也/寄稿 石川直樹/寄稿 上橋菜穂子/寄稿 北川フラム/寄稿 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 現代企画室 |
| 発売日 | 2016年07月25日 |
『隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民』
独自の生活様式と思想を持ち、過酷な自然のなかで生きる「大自然の民」アボリジニ。しかしそんなイメージとは裏腹に、マイノリティとして町に暮らすアボリジニもまた、多くいる。伝統文化を失い、白人と同じように暮らしながら、なおアボリジニのイメージに翻弄されて生きる人々。彼らの過去と現在をいきいきと描く、作家上橋菜穂子の、研究者としての姿が見える本。池上彰のよくわかる解説付き。
| 作者 | 上橋菜穂子 |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2010年09月 |
『アボリジニの言語』
| 作者 | 河崎靖/千家愛子 |
|---|---|
| 価格 | 2640円 + 税 |
| 発売元 | 大学書林 |
| 発売日 | 2020年02月 |
『ラディカル・オーラル・ヒストリー オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践』
第一章 ケネディ大統領はアボリジニに出会ったかーー幻のブック・ラウンチ会場より
1 フィールドワークのオーラル・ヒストリー
2 グリンジ・カントリー
3 誰が歴史家なのか?
4 僕たちの歴史実践
5 ジミー・マンガヤリとの出会い
6 もうひとつの経験主義
第二章 歴史をメンテナンスするーー歴史する身体と場所
1 歴史実践とは何か
2 歴史する身体と世界の歴史
(1)注意深くある身体
(2)歴史する身体
(3)世界のありよう
(4)ドリーミング1--世界の起源について
(5)ドリーミング2--世界の維持について
3 移動の知識学
(1)移動生活民とは
(2)家(house)と我が家(home)について
(3)ドリーミング3--空間移動の倫理学
(4)繫がりの網目について
(5)開かれて可変的な知識体系
4 グリンジ社会の時間性
5 グリンジ・カントリーの歴史実践
第三章 キャプテン・クックについてーーホブルス・ダナイヤリの植民地史分析
第四章 植民地主義の場所的倫理学ーージミー・マンガヤリの植民地史分析
1 時間と空間,歴史と場所
2 場所の倫理学
3 「正しい道を歩みなさい」
4 正しい道を「歩む」
5 キャプテン・クックはどの方角から来たか
6 倫理の世界地図
7 場所を志向する歴史
8 グリンジ・カントリーにおける方角の意義
9 白人(カリヤ)の法は,どこに由来するのか
第五章 ジャッキー・バンダマラーー白人の起源を検討する
1 オーストラリアにやってきた最初のイギリス人
2 ジャッキー・バンダマラは「猿」から進化した
3 ジャッキー・バンダマラの植民地主義
4 ジャッキー・バンダマラの生き方
5 すべての悪い思想はジャッキー・バンダマラに由来する
6 多元的な歴史時空へ……そして共有の可能性は?
7 白人(カリヤ)は猿から,アボリジニ(グンビン)はドリーミングから
8 北部海岸からの伝承
9 ヨーロッパ人の形成
10 方法としてのドリーミング
第六章 ミノのオーラル・ヒストリーーーピーター・リード著『幽霊の大地』より
第七章 歴史の限界とその向こう側の歴史ーー歴史の再魔術化へ
1 歴史の相対性について
2 グリンジが語る歴史物語り
3 「地方化された歴史」について
4 ポスト世俗的な歴史叙述
5 クロス・カルチュラライジング・ヒストリー
6 歴史経験への真摯さ
第八章 賛否両論・喧々諤々--絶賛から出版拒否まで
1 草稿もってグリンジ・カントリー再訪,二〇〇〇年七月
2 博士論文の査読報告(抄訳),二〇〇一年六月
(1)査読者1
(2)査読者2
(3)査読者3
3 『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙より,二〇〇一年一二月
4 某出版社からの査読報告(抄訳),二〇〇二年某月
(1)専門家A
(2)専門家B
5 ○○書店K氏からの電子メール(日本語),二〇〇三年四月
著者によるあとがき………保苅実
もうひとつのあとがきーー幻ではないブック・ラウンチを………塩原良和
ミノ・ホカリとの対話………テッサ・モーリス=スズキ
開かれた歴史学へ向けて………清水 透
〈岩波現代文庫版解説〉危険な花びらーー保苅実と〈信頼の歴史学〉………本橋哲也
英文目次
地図,写真,図リスト
オーストラリア先住民アボリジニ史略年表
事項索引
人名索引
著者研究業績
| 作者 | 保苅 実 |
|---|---|
| 価格 | 1848円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2018年04月19日 |
『ボニーとアボリジニの伝説』
巨大な隕石跡(ルシファーのカウチ)で発見された白人男性の撲殺死体。犯人はクレーター内部に足跡を残さず、どのようにして死体を運んだのか? 名探偵ナポレオン・ボナパルト警部が大いなる謎に挑む。
ボニーとアボリジニの伝説
訳者あとがき
解説 三門優祐
| 作者 | アーサー・アップフィールド/稲見佳代子 |
|---|---|
| 価格 | 3080円 + 税 |
| 発売元 | 論創社 |
| 発売日 | 2021年08月24日 |
『アボリジニ : 差別論の展開と事例研究』
| 作者 | 張能,美希子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文眞堂 |
| 発売日 | 2012年09月 |
『精霊の民アボリジニー』
悠久のオーストラリアの大地を共に生きてきたアボリジニーの歴史,文化,生活を,彼らの居住地で数年間いっしょに暮らした体験をもとにリアルに活写した,アボリジニーの世界を知るための必読書。
| 作者 | 白石理恵/著 |
|---|---|
| 価格 | 2427円 + 税 |
| 発売元 | 明石書店 |
| 発売日 | 1993年05月01日 |
『オーストラリア先住民アボリジニのむかしばなし』
| 作者 | 池田 まき子 |
|---|---|
| 価格 | 1745円 + 税 |
| 発売元 | 新読書社 |
| 発売日 |
それぞれが異なる視点からアボリジニの歴史を描いている、今回ご紹介した10冊の本。全てが一種の「旅」のようでもありますよね。遥かなる大地オーストラリアの、時に厳しい自然環境、そしてそこに住む人々の不屈の精神と密接な関わりを通じて、アボリジニの歴史を学んでいく旅に出たことで、きっとあなたの視野が広がったはずです。
一冊ごとに深く掘り下げられた事象や個々の人物像、それぞれの本が持つ独自の視点が、複雑に織り交ぜられたアボリジニの歴史を多角的に理解させてくれるでしょう。そして、それぞれが語る物語は、アボリジニの人々が歩んできた道のりへの尊重と理解を深めるひとつの鍵にもなっています。
また、これらの本を通して、アボリジニの人々の強さや勇気、誇り高き精神を改めて感じられたと思います。それらは、彼らが抱えてきた困難や苦悩を乗り越えてきた証でもあります。彼らの声を聞き、彼らの経験を理解するためには、このような文献に触れることがとても重要なのです。
アボリジニの歴史について学んでいくことで、新たな視野や深い敬意が生まれ、現代社会における彼らの存在と彼らが直面している問題について考える機会を持つことができます。闇雲に過去を探るのではなく、これらの本を通して彼らの歴史に光を当てられることは、私たちが歴史から学び、未来を形成していく上でとても重要だと思います。
そういった意味でも、一冊一冊があなたの知識を深め、視界を広げてくれることでしょう。アボリジニの歴史を知るための登山道にあたるこれらの本に、どれくらい時間を費やすべきかは、あなた次第です。豊かな歴史が織りなす多面的な文化を探求する旅は、あなた自身を深く理解する手助けともなるでしょう。それぞれの一冊が、あなたにとって有意義な一歩となりますように。
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