エストニアを知る本4選
エストニアといえば、その美しい自然や由緒ある建築物が思い浮かべられるかもしれませんが、その魅力はそれだけにとどまりません。今回はエストニアの深い歴史と文化を学べる一冊から始まります。次に、現代エストニアの思考や生活を描いた作品をご紹介し、エストニアの本質を感じていただきます。さらに、エストニアの困難な時代を綴った戦慄の物語と、美しいエストニアの大自然を舞台に繰り広げられるドラマティックな物語もピックアップ。これらを通じてエストニアの奥深さや豊かさを感じ、あなたの知的好奇心を刺激することでしょう。
『エストニア紀行 : 森の苔・庭の木漏れ日・海の葦』
作者 | 梨木,香歩,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2016年06月 |
『エストニアのかわいい刺しゅうと民族衣装のはなし』
手しごとの国エストニアでは美しく可憐な伝統刺しゅうと民族衣装が、今もなお受け継がれています。日本ではまだほとんど知られていないエストニア刺しゅうは、華やかで精緻でありながら、どこか懐かしさを感じられるステッチとデザイン。手芸ファンならば心惹かれるものばかりです。本書では著者が現地に通い詰めて学んだ、各地域に伝わる基本のステッチや図案に加え、民族衣装の文化や歴史を写真つきでご紹介します。他では見ることのできない、エストニア刺しゅうの魅力を存分に味わえる貴重な1冊となっています。
*掲載地域:ムフ、リフラ、セト、ムルギ、キヒヌ
*基本のエストニア刺しゅうのステッチ&図案23種を紹介
作者 | 荒田 起久子 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 産業編集センター |
発売日 | 2023年09月13日 |
『ながいながい旅 エストニアからのがれた少女』
リンドグレーンとの名コンビで知られる画家ヴィークランドが、子ども時代の体験をもとに、生まれ故郷エストニアと第二の祖国スウェーデンへの愛をこめて描いた感動的な絵本。
作者 | イロン・ヴィークランド/ローセ・ラーゲルクランツ/石井 登志子 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2008年05月 |
『e-エストニア デジタル・ガバナンスの最前線』
電子行政で世界最先端を走り続けるIT国家の全貌が一目で理解できる公式ビジュアル・ブック。日本初上陸!
バルト海とフィンランド湾に接する人口約130万人の国家、エストニア共和国は、旧ソ連時代に培ったIT関連技術を活用して行政システムをゼロから構築し、現在では行政サービスの99%がオンラインで完結するという世界最高レベルのIT国家へと変貌をとげました。
国外に住む外国人にもインターネット経由で行政サービスを提供するe-レジデンシー制度には1万5000人以上が登録するなど、その先進的なデジタル・ガバナンス(電子行政)への取り組みは、世界中の国々から注目を集めています。
本書は、電子政府やオープンな情報社会の普及を目指して活動しているe-Governance Academy(eGA)が発行しているエストニア政府の公式ガイドブック『e-Estonia: e-Governance in Practice』の全訳で、エストニアにおけるデジタル・ガバナンスの現実を具体的かつ簡潔にまとめたビジュアルブックです。
日本でも、2018年1月に「デジタル・ガバメント実行計画」が策定され、2019年3月には「デジタル手続法案」が閣議決定されるなど、行政の電子化への動きが加速しつつありますが、具体的な施策の計画立案するうえで、本書は数多くのお手本やヒントを私たちに提示してくれます。政府や地方自治体の行政関係者のみならず、デジタル社会における課題の解決やイノベーションの創出に取り組んでいるビジネスパーソンにとっても必読書と言えるでしょう。
「デジタルファースト社会を実現するためのヒントが凝縮された一冊」(平井卓也 情報通信技術(IT)政策担当内閣府特命担当大臣)
作者 | e-Governance Academy/三菱UFJリサーチ&コンサルティング |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 日経BP |
発売日 | 2019年06月07日 |
エストニアの魅力を四冊の本を通して紹介しましたが、いかがでしたか?これらの作品はその風土、文化、歴史、そして現代社会を生き抜く人々の営みをあざやかに描き出しています。小さな北欧の国エストニアですが、その歴史は驚くほど多彩で、古い伝統と革新的な現代社会が見事に共存し、新旧が融合した独自の文化を生んでいます。
作品の登場人物たちと共にエストニアの四季を感じ、古の語り部のような作者たちの言葉を通じてその土地の生活を垣間見ることができます。美しい自然や深い歴史、豊かな食文化、そして音楽や美術にいたるまで、エストニアの幅広い魅力を堪能することができるでしょう。
だからこそ、今回紹介した作品を一冊でも手に取ってみてください。肌で感じるエストニアの風を、文字から感じ取ることができるはずです。紙の上のエストニアから、ふと見つけるであろう新しい視点や発見が、きっとあなたの知識や視野を広げてくれることでしょう。
これらの本を通して、あなた自身がエストニアの一部となり、その世界を自分の中で再創造してみるのも一興です。それが、この小さな国の大きな魅力を最も直接的に感じる方法かもしれません。どうぞ、存分にエストニア文学の世界を楽しんでください。
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