窪美澄の小説 おすすめ8選 夜に星を放つ・トリニティなど
窪美澄さんの作品は、登場人物たちの攻防や心の闇を描き、読者の心をゆさぶる描写が特長的です。誰もが一度は経験したであろう孤独感や空虚感をまさに痛みと共に感じさせてくれます。また、現実と幻想が交錯し、哲学的な視点から物事を考えさせる作品もあるため、読み終えた後も余韻が残ること間違いなし。夜空に浮かぶ星々のようにキラリと輝くその文章力は、きっとあなたの心を揺さぶることでしょう。かつての恋人との再会や、孤独なヒーロー達との共感、人間の生死を巡る問い…。窪美澄さんの作品を読むことで、これまで見過ごしてきた何かに気づかされるかもしれませんよ。
『夜に星を放つ』
作者 | 窪,美澄 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年05月 |
『トリニティ』
作者 | 窪,美澄 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年09月 |
『ふがいない僕は空を見た』
高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだがーー。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。
作者 | 窪 美澄 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2012年10月 |
『夜空に浮かぶ欠けた月たち』
作者 | 窪,美澄 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年04月 |
『晴天の迷いクジラ』
デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていたー。苛烈な生と、その果ての希望を鮮やかに描き出す長編。山田風太郎賞受賞作。
作者 | 窪 美澄 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2014年06月27日 |
『やめるときも、すこやかなるときも』
大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。
欠けた心を抱えたふたりが出会い、お互いを知らないまま、少しずつ歩み寄っていく道のり。
変化し続ける人生のなかで、他者と共に生きることの温かみに触れる長編小説。
【著者着歴】
窪美澄(くぼ・みすみ)
1965年東京生まれ。フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で女による女のためのR18文学賞大賞を受賞。受賞作を所収したデビュー作『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。他の著書に『さよならニルヴァーナ』『アカガミ』『すみなれたからだで』『トリニティ』『いるいないみらい』など。
作者 | 窪 美澄 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年11月20日 |
『じっと手を見る』
富士山を望む町で暮らす介護士の日奈と海斗
はかつての恋人同士。ある時から、ショッピ
ングモールだけが息抜きの日奈のもとに、東
京の男性デザイナーが定期的に通い始める。
町の外へ思いが募る日奈。一方、海斗は職場
の後輩と関係を深めながら、両親の生活を支
えるため町に縛りつけられる。自分の弱さ、
人生の苦さ、すべてが愛しくなる傑作小説。
作者 | 窪 美澄 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2020年04月08日 |
『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』
都心の古ぼけた団地で5歳上の姉・七海と暮らすみかげ。未来に希望が持てず「死」に惹かれる彼女の前に団地警備員を名乗る老人が現れ、日常は変わり始めていく。
作者 | 窪美澄/著 |
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価格 | 1400円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2022年12月19日 |
窪美澄さんの作品は、いつも現実と非現実がうまく混ざり合って、日常的な生活の中に微妙な色彩を与えてくれます。キャラクターたちは皆、とても深く繊細で、彼らの心情や背景が丁寧に描かれています。その一方で、非現実的な要素が作中で起こることにより、読者は自問自答を強いられ、自らの生き方や価値観を見つめ直すきっかけになります。
窪美澄さんの作品には、現代社会や人々が抱える問題を独自の視点で表現する力があります。そのため、思わず深く考えてしまうような、複雑で深遠なテーマを扱っているように感じられるかもしれません。それだけに、読んだ後の余韻も長く、心に残る作品ばかりです。
また、彼女の描くシーンは詩的で、美しい言葉で綴られたワンシーンが幾つも描かれています。それぞれのシーンは独立した美しさを放ちつつ、全体として一つの物語をつむいでいく。その独特の世界観と文体が、読者をその物語の中へと引き込んでいきます。
最後に、窪美澄さんの作品が初めての方も、すでに好きな方も、きっと表現の新たな可能性や世界観に感動し、新たな発見があるでしょう。どの作品も繊細で深遠、そして美しい。そんな窪美澄さんの作品を、多くの方に手にとっていただきたいと思います。
今回は以上の8つをご紹介しましたが、他にもまだまだ窪美澄さんの素晴らしい作品はありますので、ぜひお手に取ってご覧になってみてください。心に響く物語がきっと待っています。幅広いテーマと多彩なキャラクターが描かれている窪美澄さんの作品を、ぜひ一冊でも多くの本棚に映えるよう願っております。
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