永井紗耶子の小説 おすすめ6選 木挽町のあだ討ちなど
永井紗耶子の温かで優しい言葉使いが際立つ作品群を、今回は6作品ピックアップ!その中でも特に印象的なのが、"木挽町のあだ討ち"という作品で、静かな町で起きた一大事件を描いています。彼女の丁寧な描写は、読者をその物語にどっぷりと引き込みます。恋愛、青春、日常生活など、幅広いジャンルを独自の視点で紡ぎ出す彼女の作品は、あらゆる読者に心地よい時間を提供します。まだ読んだことがない方も、再度読み返したい方も、是非お手に取ってみてくださいね。
『木挽町のあだ討ち』
作者 | 永井,紗耶子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2023年01月 |
『大奥づとめ』
女の道は、つとめをきわめることなりー。己を磨きたて、美しく着飾り、上様の目にとまって寵愛を受け、子を授かるー。それこそが本望とされてきた大奥。だが、「汚れたかた」と呼ばれたお手つきとは対照的に、色恋はそっちのけで、仕事に生きた「お清」がいた。着物の善し悪しもわからぬまま、衣装係を命じられた女。苦にしていた巨体を役立てる職を見つけた女。文書係から代表役へと、出世街道を目指す女。大奥に“就職”した女たちの情熱と苦楽を描く連作時代短編集。
作者 | 永井 紗耶子 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2018年07月20日 |
『女人入眼』
『商う狼』で新田次郎賞をはじめ数多くの文学賞を受賞。
大注目の作家が紡ぐ、知られざる鎌倉時代を生きた女性たちの物語。
「大仏は眼が入って初めて仏となるのです。男たちが戦で彫り上げた国の形に、玉眼を入れるのは、女人であろうと私は思うのですよ」
建久六年(1195年)。京の六条殿に仕える女房・周子は、宮中掌握の一手として、源頼朝と北条政子の娘・大姫を入内させるという命を受けて鎌倉へ入る。気鬱の病を抱え、繊細な心を持つ大姫と、大きな野望を抱き、それゆえ娘への強い圧力となる政子。二人のことを探る周子が辿り着いた、母子の間に横たわる悲しき過去とはーー。
「鎌倉幕府最大の失策」と呼ばれる謎多き事件・大姫入内。
その背後には、政治の実権をめぐる女たちの戦いと、わかり合えない母と娘の物語があった。
作者 | 永井 紗耶子 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2022年04月07日 |
『絡繰り心中<新装版>』
直木賞作家の珠玉にして衝撃のデビュー作!
旗本の息子だが、ゆえあって家を出て町に暮らし、歌舞伎・森田座の笛方見習いをしている遠山金四郎は、朝帰りの日本堤田んぼで、女の骸を見つけた。
花魁の雛菊が斬り殺されていたのだ。
昨夜、狂歌師にして、戯作者でもある大田南畝の御伴で吉原遊廓で戯れた折、金四郎の隣に座っていた稲本屋の女だ。
胸の靄が晴れぬ中、興行の手伝いに戻る金四郎だったが、急に遠国に派遣されていたはずの父・景晋に呼び出され、素行を糺される。
景晋と旧知の間柄で、金四郎を心配して顔を見せた南畝の咄嗟の機転で難を逃れるも、なぜか雛菊の下手人探しをする羽目にーー。
雛菊に妙な縁がある、森田座の役者絵を手掛ける浮世絵師・歌川国貞とともに、事の真相を探り始める金四郎。
調べるうちに、雛菊は座敷に出るたびに相手の男へ心中を持ちかけていたことが知れる。
一体何が雛菊を死へ向かわせたのか?
心中を望む事情を解き明かしたはいいが、重荷を背負った金四郎は……。
直木賞作家の珠玉にして、衝撃のデビュー作。
【編集担当からのおすすめ情報】
2010年に「第11回小学館文庫小説賞」を受賞以来、新田次郎文学賞・山本周五郎賞・直木三十五賞を立て続けに受賞した、押しも押されもせぬ実力派作家のデビュー作です。。選考した人たちは、とても応募作とは思えなかったのではないでしょうか。もちろん、『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『横濱王』もおすすめです!
作者 | 永井 紗耶子 |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2023年12月06日 |
『とわの文様』
江戸は西河岸町の呉服屋・常葉屋は、「ここにしかない品がある」と着物に五月蠅い江戸っ子たちにも評判のお店。
箱入り娘のとわは、失踪した母の代わりに店を盛り立てようと日々奮闘している。
芝居を愛する兄で若旦那の利一は、面倒事を背負い込む名人。
犬猫を拾う気軽さで、ヤクザ者に追われる女性を連れて帰ってくるが、それにより大騒動が巻き起こり……。
序
麻の葉の文様
蜘蛛の文様
更紗の文様
終話
作者 | 永井 紗耶子 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年03月22日 |
『商う狼 : 江戸商人杉本茂十郎』
作者 | 永井,紗耶子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年10月 |
今回は彼女の数ある作品群から6つをご紹介させて頂きましたが、永井紗耶子の世界はこれだけではありません。筆者の鮮烈な響きを持つ言葉の一つひとつが、読者の心に深く刻まれます。それは、物語性の向こうに広がる世界やその背景を描くペンの力だけではなく、人々の気持ちや社会への洞察を芸術的に描き出すことができる特性でもあります。
それぞれの物語は、心の奥深くにある感情、頭の中の考え、またはいつもの生活の一部と触れ合う瞬間を提供します。そして、その経験を通して我々は、語られた物語の中に共鳴し、自己を見つめ直し、世の中を違った視点で観察するきっかけを得るのです。
永井紗耶子の作品に触れることで、日常の中に隠れた美や哀しみ、孤独や喜びを感じ取ることができます。彼女の作品は単に楽しむためだけでなく、思考の刺激や感情の共有、人間理解の深化をもたらします。
これら6作品を読んだ方にとって、そこに描かれた世界は一つの旅であり、新たな視点で自己を問い続けてくれる存在だと思います。そして永井の作品を手にとったその瞬間から、その旅は始まるのです。
もしまだ永井紗耶子の作品を読んだことがないなら、ぜひこの機会に読む時間を作ってみてください。そして舞台となる人々の心の中に足を踏み入れ、自分自身の心の奥深くまで旅する時間を過ごしてみてください。その深淵の中で、あなたは何を見つけるでしょうか。未知の世界へ、一緒に旅立ちましょう。
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