ブラームスを知る本 おすすめ6選 19世紀のドイツの作曲家

19世紀のドイツ出身の天才作曲家、ブラームスの魅力を知りたい方には、こちらの6冊をぜひおすすめします。感情豊かに揺れ動く彼の音楽を生み出した背景には、どんなエピソードがあったのでしょうか?彼の人間性や魂の葛藤、音楽への情熱が描かれたノンフィクションから、彼が登場する歴史小説まで…ファンなら絶対に読んでおきたい本ばかりです。さらにブラームスの音楽がどのように19世紀ドイツの社会情勢に影響を与えたのか、彼の功績と影響力を知ることができる一冊もピックアップ。あなたのブラームス像が深まること間違いなしですよ。
『ヨハネス・ブラームス』

ブラームスは「地味」で「渋い」のか? このムックを読めば、ブラームスのイメージが変わるかもしれない――。
J.S.バッハ、ベートーヴェンと並び、「3大B」と称されるヨハネス・ブラームスのすべてがわかるムック。交響曲、協奏曲、室内楽曲、器楽曲、声楽曲……各ジャンルにまんべんなく、しかも精度の高い作品を残したブラームス。シューマン夫妻やJ.シュトラウス、ワーグナー、ドヴォルジャーク、ヨアヒム他、19世紀を代表する音楽家たちとの交流にも注目しながらその人となり、作品を掘り下げる。併せてその作品の演奏史も追いながら、おすすめディスクも紹介。『音楽の友』『レコード芸術』編ならではの、演奏家への取材記事や、音楽学者のブラームス論など情報満載。
作者 | 音楽の友/編集 レコード芸術/編集 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 株式会社音楽之友社 |
発売日 | 2021年11月18日 |
『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 ブラームス』

貧民街に生まれ、その出自ゆえに故郷に拒絶され、自由と孤独のうちに晩年を過ごしたブラームス。
いまなお色あせない交響曲・協奏曲をはじめとする大曲の数々を生み出した、巨匠の素顔が見えてきます。
【音楽家の伝記シリーズ】
10歳から読めて、大人にも本物の感動を。
歴史上の偉大な音楽家たちの生涯を、物語のように読みやすく。
10歳から読めるクラシック音楽入門書。音楽が試聴できるQRコード付き!
●小学校5年生以上で習う漢字には、すべてルビをふっています。
●本の中に出てくる楽曲を、その場で試聴できるQRコード付き。
●音楽家の関連地図、人生年表などの付属資料も充実。
●図版も多数掲載。
●著者が選ぶ、おすすめの楽曲リスト「はじめにきく1曲」を紹介。
カバーイラスト:北澤平祐
シリーズデザイン:山田和寛(nipponia)
[目次]
プロローグ
第1章 「新しい道」
第2章 雨のライン河
第3章 永遠の女性
第4章 エンデニヒの別れ
第5章 《ドイツ・レクイエム》
第6章 リヒテンタール十四番地
第7章 ウィーン楽友協会
第8章 四つの交響曲
第9章 たそがれのトゥーン湖
第10章 人はみな草のごとく
注釈・参考文献
あとがき
ブラームスの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲
“--奇跡だ! 奇跡だ! こんなに美しい演奏はかつてきいたことがない! おお、神よ、あなたに感謝します。この意欲をいつまでも保たせてください!
クララの頬は美しく上気して、目は興奮に輝いていた。
それを見るブラームスの瞳も、感動にうるんでいた。
演奏後、ふたりはただ向き合って座り、長いこと感動の余韻にひたった。”
(本文より)
■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『星の国のアリア』(講談社)、『総統のストラディヴァリ』(マガジンハウス)、『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)。原案・監修に「学研 音楽まんがシリーズ」などがある。
作者 | ひの まどか |
---|---|
価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス |
発売日 | 2024年01月26日 |
『ブラームス』

短調作品が多く、古典派形式を重視し、第三交響曲では、四楽章の全部がPかPPで終わるという交響曲の全歴史上類のない作曲法。激情と憂愁の人の作品の秘密を楽理からも裏付ける。シューリヒト、ヴァント、バックハウス、ワッツ、クレーメル、ウゴルスキ…演奏家論も充実の、ブラームス鑑賞の決定版。
作者 | 吉田 秀和 |
---|---|
価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2019年12月06日 |
『ヨハネス・ブラームスの思い出』

20歳のブラームス、演奏旅行でのブラームス、レッスンをするブラームス、ピアニスト・ブラームス、厳しい作曲の師匠ブラームス、「赤いはりねずみ」で毒舌をはくブラームス、クララ・シューマンを、ワーグナーを語るブラームスー代表的なブラームス回想録を全三巻にまとめた世界初企画!!!第一巻では、若きブラームスの友ディートリヒへの手紙、陽気で気のおけない実力派歌手ヘンシェルに明かす歌曲への考え方、クララ・シューマンの弟子たちにブラームスが直に教えたピアノ演奏法、マスター・クラス実況中継“ピアノ三重奏曲ハ短調”他はかりしれない歴史的価値をもつ資料満載。
作者 | ディートリヒ/ヘンシェル/天崎 浩二 |
---|---|
価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 音楽之友社 |
発売日 | 2004年02月 |
『ブラームス』

人物像とともに,作品について深く考察する
作者 | 西原 稔 |
---|---|
価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 音楽之友社 |
発売日 | 2006年07月 |
『ブラームスを演奏する』

ブラームスが意図したのはどのような演奏だったのか――ブラームスの同時代に活躍し、直接に関わりのあった弦楽器奏者、ピアニストの残した文献・録音・手紙から、この問いに迫る。ピアノ演奏での「ずらし」やアルペッジョ奏法、弦楽器演奏でのヴィブラートやボウイングのニュアンス、そして強弱記号に込められた意図や柔軟なリズムなど、ブラームス演奏の本質に近づいていく。ブラームスの室内楽作品の演奏法について、一次資料をもとに最新の研究成果を盛り込んで説き明かした一冊。実際に入手可能なブラームスと同時代の奏者の音源情報も豊富に紹介。ブラームスを演奏する全てのピアニスト・弦楽器奏者にとっての必読書である。
作者 | クライヴ・ブラウン/著 ニール・ペレス・ダ・コスタ/著 ケイト・ベネット・ウォズワース/著 ほか |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 株式会社音楽之友社 |
発売日 | 2020年10月27日 |
ブラームスという作曲家の素顔を覗き見て、少しでも彼の全容を知ることができたでしょうか。彼の生涯や音楽について深く理解するためには、やはり彼について書かれた本を手に取ることが一番です。今回、紹介した6冊の本の中には、音楽的な解説から彼が歩んだ人生の軌跡、そして彼の心情や思想を描いたものまで、多角的に彼のことを知ることができる作品ばかりです。
音楽というのは、理論だけではなくて、その背景にある作曲家の人生や思い、時代背景などを理解することで、さらに深く味わうことができます。ブラームスの音楽を聴くたびに、彼の人間性や想いが感じられ、音楽に新たな面白さを見出すためのステップになるはずです。
特に、ブラームスと同じ19世紀のドイツという時代背景を理解することで、彼がどのような苦悩や喜びを感じ、どのような思考を巡らせながら音楽を創り上げていったのか、想像力が掻き立てられます。
6冊とも、それぞれの視点からブラームスを描いていますが、どの本も彼の深遠な内面や音楽性を掘り下げてくれます。その中からお気に入りを見つけて、彼という作曲家と心の中で対話し、また彼の音楽を深く感じてみてください。ブラームスという作曲家が描く世界を堪能するための、大切な時間となることを願います。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。