同性婚を考える本10選

あなたが同性婚について考えるきっかけを作りたいなら、ぜひこちらの本たちを手に取ってみてください。眩いばかりの愛の物語から苦悩と葛藤を描いた現実的なストーリーまで、同性愛をテーマにした各作品は読者の視点を広げ、心に深く響きます。理解者として、また、当事者として、それぞれの視点で「同性婚」というテーマへの理解を深めるのにぴったりの一冊です。あらゆる感情、困難、喜びが描かれています。社会状況や文化の中での同性愛の位置づけ、さらには身近な人々との関係性なども考察することで、己と他者への理解が深まるでしょう。
『同性婚法制化のためのQ&A』

作者 | 結婚の自由をすべての人に訴訟全国弁護団連絡会 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2024年02月 |
『同性婚と司法』

作者 | 千葉,勝美,1946- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2024年02月 |
『台湾同性婚法の誕生 : アジアLGBTQ+燈台への歴程』

作者 | 鈴木,賢,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本評論社 |
発売日 | 2022年03月 |
『同性婚論争 「家族」をめぐるアメリカの文化戦争』

わたしたちは「家族」になれるのか?
◎アメリカ大統領選を左右する存在のひとつ、福音派 evangelicalと呼ばれるキリスト教右派はこれまで共和党の大票田として、同性婚、人工妊娠中絶、公立学校での祈りの実践、銃規制など文化的価値観のかかわる政治決定を左右してきた。
◎本書は、アメリカを舞台に1950年代からはじまった同性愛者の権利運動が、福音派を中心とする保守から激しい反動(バックラッシュ)を受けながらも、いかに自分たちの権利向上を訴え、2015年に同性婚(婚姻の平等)を実現したのか、その半世紀以上にわたるダイナミックな歴史を辿る。
◎過去に苛烈な同性愛者差別があった保守傾向の強いアメリカで、なぜ同性婚は実現しえたのか。本書ではこの問いに対し、「家族」という価値観に焦点を当て、保守の反動の中にある同性愛への忌避と恐怖の本質を浮き彫りにしつつ、同時に、社会が同性愛者の訴訟戦略に代表される権利運動をつうじて、彼らの権利保障の重要性を認識し、社会制度、法制度を大きく変えていく過程を忠実に描き出す。
◎終章では、アメリカの歴史をふまえて、同性婚の是非をめぐる議論がはじまったばかりの日本の現状や、現在、同性カップルがどのような不利益を被っているのか具体的に明らかにし、憲法や福祉の観点から同性婚を実現すべき根拠を説得的に提示する、時宜を得た挑戦的な一冊。
作者 | 小泉 明子 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 慶應義塾大学出版会 |
発売日 | 2020年10月22日 |
『同性婚 だれもが自由に結婚する権利』

同性婚を認めないのは、憲法違反。2015年7月、同性婚の法制化を求め、455名が日弁連に人権救済を申し立てた。なぜ法制化を求めるのか、どんな生きづらさ、利益があるのかー。当事者たちの切実な声を織り交ぜながら、その実態を明らかにするとともに、婚姻制度にかかわる憲法や民法の論点、世界の動きなども解説。同性婚を憲法上の権利として確立したアメリカ最高裁判決の日本語訳も収載。
作者 | 同性婚人権救済弁護団 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2016年10月 |
『台湾ホモナショナリズム 「誇らしい」同性婚と「よいクィア」をめぐる22人の語り』

台湾は本当に「LGBTユートピア」なのか?
22人のマイノリティの語りに向き合い読み解かれる、
揺れ動く台湾の実相と、いくつもの〈性/生〉の「現在地」
「台湾のホモナショナリズムとは、共同体としての異性愛規範は維持しつつ、台湾をアジアにおいて例外的に「同性愛に寛容」な場とし、(…)国家・文化的な優位性を特徴付ける形で、同性愛者を国家に内包する言説」であると同時に「「台湾という存在自体」を維持することに寄与している」--(本書「おわりに」より)
序章 「台湾=LGBTユートピア」像の広がり
第1章 ホモナショナリズムはどのように語られてきたか
第2章 反婚視座をめぐるアンビバレンス
第3章 ナショナルプライドをめぐるアンビバレンス
第4章 「われわれ台湾」vs.「かれら中国」で見えなくなること
第5章 国際同性婚における「一國四制」と理想的移民像
終章 名もなき運動や声と共に
あとがき
作者 | 松田 英亮 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 花伝社 |
発売日 | 2023年12月21日 |
『フランスの同性婚と親子関係』

本書は、新しいジェンダー・アプローチから、フランスで同性婚が認められるまでの法的・社会的な歴史を紐解くとともに、男女平等の時代における生殖補助医療・親子関係の法的矛盾を明らかにすることで、家族法の抜本的改正のための議論の枠組みを提示する。
作者 | イレーヌ・テリー/著 石田久仁子/訳 井上たか子/訳 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2019年01月25日 |
『同性婚のリアル』

作者 | 東,小雪,1985- 増原,裕子,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2016年02月 |
『パートナーシップ・生活と制度 : 結婚、事実婚、同性婚』

作者 | 杉浦,郁子 野宮,亜紀 大江,千束 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 緑風出版 |
発売日 | 2007年01月 |
『内縁・事実婚・同性婚の実務相談~多様な生き方を支える法律,社会保障・税金~』

作者 | 小島 妙子 |
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価格 | 3190円 + 税 |
発売元 | 日本加除出版 |
発売日 |
いかがでしたか?さまざまな角度から描かれた同性婚に触れる作品たち。ユーモラスなものやシリアスなもの、切なくて心が締め付けられるもの、あたたかい気持ちになるもの……。それぞれが思う「結婚」や「家族」の形は人それぞれですよね。それぞれの作品を読み進めるなかで、視野が広がる体験ができたのではないでしょうか。
描かれているのは同性婚だけれども、それはただの一部分。結婚という視点から人間関係のすべて、人生そのものが描かれています。恋人との喜び、ときには悲しみや痛み、そして家族や友人との関わり方、社会とのつきあい方。そうしたことを考えさせてくれる作品ばかりです。
特に、同性婚について直接的には考えたことがないという方にも、ぜひ手に取ってほしい作品群です。どの作品も、物語を通じて考え方や感じ方の幅を広げてくれます。異なる生き方や考え方、そして感じ方を知ることは、私たちの視野を広げ、新たな風を生み出すことにつながるのではないでしょうか。
それぞれの作品には、それぞれの作者が込めた思いや願いがあります。それらと向き合ってみる価値があります。作品を通じて、自分自身の考えを深めるきっかけになれば嬉しいです。それがもし同性婚についてだとすれば、さらに嬉しいことですね。
あなたの手元に、あなたが感じたことや考えたことを大切に、次の一歩へと進んでください。読書を通じた多様性への理解と、ひいては社会全体への理解が広がることを願っています。
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