丸山眞男に関する本 おすすめ6選 昭和を代表する思想家

昭和初期から活躍した丸山眞男。彼の生涯や思想に触れたいなら、以下の6冊がおすすめです。一部は直接彼が書いたもの、一部は丸山眞男研究の第一人者が描いたもので、多角的に彼を理解できます。読むと、昭和の荒波を乗り越えながら日本国家と対話した人物像が浮かびあがります。当時の情勢とともに彼の思考の深層を探る冒険が待っています。さまざまな角度から丸山眞男を理解することで、現代を生きる私たちにも有益な示唆が得られますよ。どれもページをめくるたびに新たな発見がある、知的好奇心をくすぐる一冊ばかりです。
『評伝 丸山眞男』
丸山眞男――戦後日本における最大の思想家とされながら、果たして彼の思想は正しく理解されてきたのだろうか。近代主義者とされる丸山は、実は現実の近代への徹底的批判者であり、精神構造としての天皇制がこの社会に深く根を張っていることに対して最後まで変革を訴え続けた。本書は、従来の国民国家批判やポストモダニズムの立場などからの丸山批判を乗り越え、思想史の原点に立ち返り、その思想を論理的・内在的に読み解いていく。個人と個人の横のつながりによる「開かれた社会」のもとでの普遍的人権を希求していった丸山の思想が現代社会に訴えかけるものとは何か。
| 作者 | 黒川みどり/著 |
|---|---|
| 価格 | 3200円 + 税 |
| 発売元 | 有志舎 |
| 発売日 | 2024年03月11日 |
『今よみがえる丸山眞男 : 「開かれた社会」への政治思想入門』
| 作者 | 富田,宏治,1959- 北畑,淳也 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | あけび書房 |
| 発売日 | 2021年12月 |
『丸山眞男 : リベラリストの肖像』
| 作者 | 苅部,直,1965- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2006年05月 |
『丸山眞男の憂鬱』
| 作者 | 橋爪,大三郎,1948- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2017年09月 |
『《日本の思想》講義』
破滅する政治、蔓延する無責任、加速するイメージ支配……
そして、"なんでも"「2.0」でいいのか?
戦後の古典を、今一度紐解き、なぜ、この国では、「熟議」「公共性」「自由」「正義」
「民主主義」などが、本当の“意味”で根付かないのか?を徹底分析、〈思想する〉ことを鍛える集中授業!
〈対立している二つの陣営が、それぞれどういう内的原理に基づいて価値判断しているのかはっきりしないまま〝論争〟し、何となく終わるので、政治哲学的に深まっていくことがない。少し異なったテーマになると、どこかで見た様なパターンの対立が――それまでの議論の成果を踏まえて深化することがないまま――何となく繰り返される。/それが、丸山が『日本の思想』で「思想的座標軸の欠如」あるいは「無構造の伝統」と呼んでいるものである。(…)どうして「日本の思想」は全面的に西欧化せず、独自性があるのかないのか分からない曖昧な状態に留まっているのか、という丸山的問題を掘り下げて考えると、いろんなことが見えてくるような気がする。〉――本文より
【目次】
[前書き]丸山の〝お説教〟をもう一度聞く――「3・11」後、民主主義ははたして〝限界〟なのだろうか?と思う人々へ
[講義]第1回 「新しい」思想という病――「なんでも2・0」、「キャラ・立ち位置」、「人脈関係」という幻想
[講義]第2回 「國體」という呪縛――無構造性、あるいは無限責任
[講義]第3回 フィクションとしての制度――「法」や「社会契約」をベタに受けとらない
[講義]第4回 物神化、そしてナマな現実を抽象化するということ
[講義]第5回 無構造性、タコツボ、イメージ支配――ネット社会で「日本の思想」という〝病〟を考える
[講義]第6回 〈『である』ことと『する』ということ〉を深読みしてみる
[後書き]〝即効性〟の思想など、ない
◉丸山眞男と戦後日本思想を知るために、これだけは最低限読んでおいたほうがいいブックガイド
◉年表
| 作者 | 仲正昌樹/著 |
|---|---|
| 価格 | 1800円 + 税 |
| 発売元 | 作品社 |
| 発売日 | 2012年08月08日 |
『丸山眞男の時代 : 大学・知識人・ジャーナリズム』
| 作者 | 竹内,洋,1942- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2005年11月 |
今日紹介した6冊は、昭和を代表する思想家、丸山眞男氏に関する本たちです。その業績と素晴らしい洞察力とが綴られたページたちを通して、彼の深遠な思索へと導かれるでしょう。スクラップ・アンド・ビルドの時代、常に変わり続ける社会の中で、どのように自分の存在と向き合うべきか、そして自分が何者であるのか、そういった問いについて丸山氏は深く考察し続けました。
この6冊は、誰もが一度は抱くであろうそうした「自己」に対する深い疑問と向き合い、自分自身を照らすための一冊となります。誰しもが違う「自己」という存在を持つ私たちが、一人ひとりの個性と存在を尊重し、他者と交わりながら社会で生きていくためのヒントが隠されています。その1ページ1ページが、丸山眞男氏の人としての深さと広がりを伝えるとともに、読む者それぞれが自身の「自己」をめぐる旅路へと誘います。
もちろん、6冊すべてを読み終えるまでには時間がかかるでしょう。しかしその時間もまた、あなた自身との対話、自己と世界との向き合い方を考える大切な時間となることでしょう。昭和を代表する思想家、丸山眞男らしい厳しいだけでなく、ユーモラスなエピソードもちりばめられつつ、深く考えるための胆力とエネルギーをあたえてくれるはずです。
まるで思想の冒険旅行に出発するかのようにワクワクした心持ちで、ぜひ手に取ってみてください。真剣に向き合ってみれば、きっと新たな自分の視点が開かれ、あなた自身が新たな魅力を発見することでしょう。丸山眞男という一人の思想家が見つめ続けた人間の生き方に、あなたは何を見つけるでしょうか。その旅はきっと、貴重で有意義なものになることでしょう。
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