ヨーロッパ思想を学ぶ本 おすすめ6選
思索を刺激する哲学から、政治視点の歴史まで、ヨーロッパ思想を学ぶ書籍は多種多様です。古代ギリシャ時代からはじまり、中世の教会と君主国家、そして近代の民主主義、自由主義まで、ヨーロッパが舞台となっています。また、啓蒙時代の思想家による理性と感性、人間と自然の関係性を探求する本もあります。これらの書籍を読むことこそが、ヨーロッパ思想の真髄を理解する一歩だと思います。また、現代の問題を洞察した社会科学の視点からみたヨーロッパ観察も興味深いでしょう。今回おすすめする6冊は、初心者から専門家まで、幅広く楽しめる選書です。ヨーロッパ思想の旅、始めてみませんか?
『ヨーロッパ思想入門』
作者 | 岩田,靖夫,1932-2015 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2003年07月 |
『ヨーロッパ思想史 ――理性と信仰のダイナミズム (筑摩選書)』
作者 | 金子晴勇 |
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価格 | 1815円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2021年07月30日 |
『【POD】現代神学からみるヨーロッパ思想史入門』
現代神学を学んでいくと、多くの疑問と疑惑があふれてくる。
これは著者が神学校時代に受けた「初心者」ならではの感想である。
理神論、ネオロギー、自由主義神学、宗教史学派、弁証法神学など。
そこには隠された歴史や思想、何かしらの思惑が潜んでいる。
宗教史を正しく理解せずに、特定の宗教を信仰しても良いのか。
これは初心者・初学者に向けた現代プロテスタント神学の入門書である。
多角的な視点から宗教史を捉え、真に信仰すべきものを見極めて欲しい。
特定の宗教を推奨するものでも、優劣をつけるものでもない。
リアルな歴史を紐解きながら、正しい宗教観を身につけることが重要である。
現代神学や宗教史の初学者たちが受ける違和感。
それらを解決するヒントを見つけるきっかけになるかもしれない。
<登場する宗教史に関連する用語>
キリスト教、クリスチャン、聖書、旧約聖書、福音書、創世記、モーセ五書、イザヤ書、カール・マルクス、ユダヤ教、ヘレニズム文化、ローマ帝国、モナルキア主義、エビオン派、ロゴス・キリスト論、三位一体論、二神論、ネストリウス派、単性論、エウテュケス派、ペラギウス、アウグスティヌス、ローマ・カトリック教会、マルティン・ルター、フルドリッヒ・ツヴィングリ、ジャン・カルヴァン、プロテスタント教会、正統主義、スコラ主義、ウェストミンスター信仰告白、敬虔主義、フィリップ・ヤコブ・シュペーナー、リバイバル運動、啓蒙主義運動、ニコラウス・コペルニクス、クラウディオス・プトレマイオス、地動説、ビザンツ帝国、ヨハネス・ケプラー、ガリレオ・ガリレイ、ジョルダーノ・ブルーノ、アイザック・ニュートン、プリンキピア、フランシス・ベーコン、アリストテレス、演繹法、帰納法、古典物理学、無神論者、クリスティアン・ヴォルフ、イマヌエル・カント、ネオロギー、自由主義神学、ヨーハン・ゼムラー、ヘルマン・ザムエル・ライマールス、ゴットホルト・エフライム・レッシング、デイヴィッド・ヒューム、ルネ・デカルト、カール・ポパー、形而上学、フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライアマハー、ロジャー・ユージン・オルソン、ロマン主義、レオポルト・フォン・ランケ、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル、歴史主義、フェルディナント・クリスティアン・バウア、ダーフィト・フリードリヒ・シュトラウス、イエスの生涯、ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ、理神論、アルブレヒト・ベンヤミン・リッチュル、テュービンゲン学派、古自由主義神学、リッチュル学派、アルベルト・シュヴァイツァー、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ、ヨハネス・ヴァイス、史的イエス研究、ルドルフ・カール・ブルトマン、チャールズ・ロバート・ダーウィン、カール・バルト、実存哲学、アレクサンドリア学派、アンティオキア学派
作者 | 中村亮平 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 玄武書房 |
発売日 | 2023年10月29日 |
『ヨーロッパ社会思想史 新版』
古代・中世から近代、そして現代思想のダイナミックな流れを通してヨーロッパ社会の根源をとらえた名著、新組による待望の復刊。新たに本書刊行以降の社会思想の展開をまとめた「あとがき」を付し、今日のグローバルな課題に向き合うための視座を与える。
新版の読者へ
はじめに
1 古代・中世
第一章 古代ギリシアの社会思想
1 ソフィストたちの社会思想
2 ソクラテスの挑戦と死
3 プラトンの国家論
4 アリストテレスの社会思想
第二章 古代末期と中世の社会思想
1 ストア学派の倫理・法思想
2 ヘブライズムと原始キリスト教
3 アウグスチヌスの「人間–社会」論
4 トマス・アクィナスの「人間–社会」論
5 中世後期の政治思想
2 近代
第三章 政治・宗教・自然観の転換
1 ルネサンス期の政治・社会思想
2 宗教改革の諸思想
3 近代自然科学の思想
第四章 社会契約思想
1 抵抗権・主権論・国際法
2 ホッブズのリヴァイアサン思想
3 ロックのリベラリズム思想
4 十八世紀フランスのリベラリズム
5 ルソーの近代文明批判と直接民主主義思想
6 スピノザ、ライプニッツ、カントの平和思想
第五章 市民(経済・産業)社会論
1 スミスの自由主義経済思想
2 フランス革命後の社会思想
3 初期社会主義思想
4 マルクスの社会革命思想
3 現代
第六章 理性的「人間ー世界」観への挑戦
1 ダーウィニズムと社会進化論
2 ニーチェとヨーロッパのニヒリズム
3 フロイトの「人間文化」論と精神分析
第七章 社会思想の二十世紀的展開
1 マルクス主義の発展と凋落
2 大衆社会論と批判的社会理論
3 社会思想の今日的課題
「社会思想の今日的課題」その後ーーあとがきにかえて
参考文献
作者 | 山脇 直司 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 東京大学出版会 |
発売日 | 2024年01月29日 |
『「ただ一人」生きる思想 ――ヨーロッパ思想の源流から (ちくま新書)』
作者 | 八木雄二 |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2014年08月08日 |
『ヨーロッパ思想を読み解く』
作者 | 古田博司/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2014年08月01日 |
今回はヨーロッパ思想をじっくり学べる手引きとなる6冊の書籍をご紹介させていただきました。人間の哲学や思想は長い歴史の中で繰り返し紡がれ、磨かれてきました。その中には、当時の社会や生活環境を反映した経験や視点、人間性に関する深淵な洞察が散りばめられているからこそ、他人の思想に触れることはかけがえのない経験となるのです。
それぞれの本は、ヨーロッパ思想の誕生から現在に至るまでの流れを明らかにし、それによって私たちの世界がどのように形成されてきたのかを理解する助けとなります。また、これらの本を読むことで、私たちは自分自身の存在や思考まで見つめ直す契機を作り出すことができるでしょう。
本の一つ一つには、数々の学者や哲学者たちが紡いだ深遠な思想が凝縮されていますが、これらを自分の言葉で理解し表現できるようになるには、時間と努力が必要です。しかし、それは決して無駄な時間ではありません。なぜなら、その過程で自分自身を深め、それぞれの時代背景に根ざした人間の思考や歴史を学ぶことができるからです。
この一覧が、皆様の新たな知の探求の旅のお供となれば幸いです。興味を持った本があれば、ぜひ手に取って読んでみてください。きっと新たな視点と知識を得られることでしょう。そしてその知識とともに、豊かな思考の世界へと一歩踏み出してみてください。思索の旅は無限に広がり、その先に待っているものは自分次第です。心地よい読書時間と新たな発見をお祈りしています。
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