孟子に関する本 おすすめ6選 古代中国の思想家

孟子と言えば、古代中国の大思想家。孔子と同じく儒教の立場から人々に影響を与えた素晴らしい人物です。その彼の哲学を紐解くためにおすすめしたい本を6冊、ピックアップしました。孟子の「仁」について深く掘り下げた作品や、彼の生涯を描いた歴史書、一見分かりにくい思想もイラスト付きでわかりやすく解説してくれる本等々、幅広く揃えました。また、孟子が思想を展開させる背景を詳細に描いた作品では、当時の中国社会についても学べますよ。気になる一冊があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『「孟子」一日一言 : 吉田松陰が選んだ「孟子」の言葉』

作者 | 孟子 吉田,松陰,1830-1859 川口,雅昭,1953- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 致知出版社 |
発売日 | 2014年01月 |
『孟子』

作者 | 加賀,栄治,1915-1998 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 清水書院 |
発売日 | 2015年09月 |
『孟子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』

四書のひとつに数えられ、人道的な教えを説く儒教の必読書である『孟子』。性善説・四端説などの人間論、王道論・井田制などの政治思想は現代にも通じ、「五十歩百歩」「私淑」ほか、故事成語の宝庫として、教科書でも親しまれてきた。多く諸侯との対話や他の思想家との議論で構成されたその内容は、巧みな弁論術も読みどころのひとつ。重要な思想を含む代表的な章を精選し、総ルビの読みやすい本文と簡潔な解説で楽しむ入門書。
はじめに
『孟子』解説
1 梁恵王上
大切なのは仁義のみ(第1章)
五十歩百歩(第3章)
王道政治の要点(第7章)
コラム 孟母
2 梁恵王下
民と共に楽しむ(第1章)
左右を顧みて他を言う(第6章)
民の声を聞く(第7章)
暴君は殺してよい(第8章)
コラム 「革命」と「revolution」
3 公孫丑上
人に四端有り(第6章)
職業ごとの徳性(第7章)
コラム 性善説と性悪説
4 公孫丑下
天の時・地の利・人の和(第1章)
あなたも同じだ(第4章)
孟子斉を去らんとす(第10章)
コラム 稷下の学
5 滕文公上
井田制(第3章)
農本主義と分業(第4章)
コラム 遊説家の境遇
6 滕文公下
善は急げ(第8章)
弁論を用いる理由(第9章)
7 離婁上
自己反省のすすめ(第4章)
道は邇きに在り(第11章)
臨機応変の対応(第17章)
人の病(第23章)
最大の親不孝(第26章)
8 離婁下
臣下の忠は君主しだい(第3章)
親孝行は亡き親にも(第13章)
水なるかな(第18章)
私淑(第22章)
人を見抜く(第24章)
コラム イ
9 万章上
舜、父母を慕う(第1章)
舜が無断で結婚したわけ(第2章)
天意は民意(第5章)
コラム 孝子としての舜
10 万章下
仕官の理由(第5章)
古人を友とする(第8章)
君主を退位させる臣下(第9章)
11 告子上
人間の本性とは(第1章)
人間の本性は善か(第2章)
仁義の内外(第4章)
悪の発生因(第8章)
天爵と人爵(第16章)
12 告子下
比較の仕方(第1章)
それぞれの罪人(第7章)
天が試練を与える者(第15章)
コラム 春秋の五覇
13 尽心上
性善説の根拠(第1章)
正しい運命(第2章)
良知と良能(第15章)
三つの楽しみ(第20章)
楊子と墨子(第26章)
14 尽心下
春秋に義戦無し(第2章)
書物妄信の戒め(第3章)
民は貴く君は軽し(第14章)
本性と天命との関係(第24章)
心の修養法(第35章)
孔子を継ぐもの(第38章)
コラム 五覇の故事
『孟子』から生まれたことば
『孟子』解説
作者 | 佐野 大介 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2015年02月25日 |
『孟子』

作者 | 貝塚,茂樹,1904-1987 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2004年09月 |
『全文完全対照版 孟子コンプリート 本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文』

なぜ、吉田松陰が心酔したのか?
「性善説」そして「王道政治」。
「仁」「義」「礼」「智」の神髄とは何か。
孔子の正統な後継者といわれる孟子が唱えた儒教の思想書。
日本では朱子学が幕府公認の学問とされた江戸時代に広く浸透した。
孟子の基本思想は2つ。
1つは性善説。天から与えられた「仁」「義」「礼」「智」などの徳性を発揮するため、絶えざる修養が必要とする。
いま1つは王道政治。「仁」と「義」を尊び、力づくでなく徳をもって人々の生活を最優先する政治である。
リーダーの心得として親しまれているが、深い人間理解に基づく人付き合い、処世を説いた賢者の書である。
本書では全文の現代語訳、書き下し文、原文に加え、【一文超訳】を掲載。
テーマは何か、主旨は何かが一目で把握でき、格言のように心に刻まれるので、「孟子」の理解が飛躍的に向上する。
また、主要な人名や語句には懇切丁寧な注釈を入れた、現代の完全版である。
■目次
梁恵王(上)
梁恵王(下)
公孫丑(上)
公孫丑(下)
滕文公(上)
滕文公(下)
離婁(上)
離婁(下)
万章(上)
万章(下)
告子(上)
告子(下)
尽心(上)
尽心(下)
解説
参考文献
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梁恵王(上)
梁恵王(下)
公孫丑(上)
公孫丑(下)
滕文公(上)
滕文公(下)
離婁(上)
離婁(下)
万章(上)
万章(下)
告子(上)
告子(下)
尽心(上)
尽心(下)
解説
参考文献
作者 | 野中 根太郎 |
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価格 | 4400円 + 税 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2021年07月12日 |
『孟子のことば』

作者 | 加藤,道理,1925- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 明徳出版社 |
発売日 | 2002年01月 |
今回は、古代中国の思想家、孟子について解説した6作品をご紹介しました。どの作品も様々な角度から孟子の思想を描いており、一冊ずつ読んでいくことで、その深淵な思索に触れることができるのではないでしょうか。
孟子の思想は、その人間性や倫理観に深い洞察を与えてくれます。長い歴史を経てなお、私たちの心を揺さぶる彼の言葉たちは、世代を超えて引き継がれる普遍的なメッセージを伝えているということを再認識させてくれるものばかりです。
この6作品を読むことによって孟子の思想に対する理解はもちろん、古代中国の世界観やその歴史についても深く理解を深めることができるでしょう。またそれらの知識は今日の私たちの生活にも応用することができます。
それぞれの作品には、孟子の思想を解釈し、それを私たちの日常生活にどう適用するかのヒントが詰まっています。まだ孟子のことをよく知らないという方も、紹介したどれか一冊から手にとってみてください。孟子のあたたかくも深い思想に触れ、日々の生活に活かすことによって、きっと新たな発見や驚きがあるはずです。
最後に、孟子の名言「至誠にして動かざる者未だ有らざる」を引用して、この記事を締めくくりたいと思います。至誠、つまり真心をもってことにあたれば必ず結果が出るというこの言葉を胸に、読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。
私たちが忘れがちな大切な何かを、孟子と共に思い出せますよう、心から祈っています。
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