名将からビジネスの極意が学べる本7選

ビジネスの世界も戦場でもあります。ただし、残酷な血戦ではなく、戦略と知識を駆使して勝利を目指す、頭脳戦です。そこで、今回は名将たちの極意からビジネスの教訓を学べる本を7冊紹介します。名将から学べるのは、チームの組織力を高めたり、敵の心理を探る方法、時には自身の欠点を認め、克服する強さです。さらに、判断力やスピーディな行動力といった、ビジネスにも共通する要素が山ほど詰まっています。事例に学びながら、自分のビジネススキルを磨いてみませんか?名将の教えが古代から現代のビジネスの世界まで息づいていますよ。
『甲子園優勝監督の失敗学 (角川書店単行本)』

作者 | 大利 実 |
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価格 | 1833円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年07月31日 |
『聴く監督』

作者 | 吉井,理人,1965- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年03月 |
『プロ野球の監督は中間管理職である』

選手として14回のリーグ優勝・11回の日本一、そして実働29年の日本記録、監督としては5度の日本一・Aクラス6回、そして日本シリーズ12連勝と、選手としても監督として脅威の数字を残し続けた著者。常にトップを走り、人を育て続ける名将が明かす、自立型人間の育て方と常勝組織の作り方。ソフトバンク球団の常勝の秘訣だけでなく、「一軍監督=中間管理職」と位置づける工藤氏のマネジメントの秘訣を書いた一冊。
序章 プロ野球の監督は「中間管理職」である
・ 自身の「立ち位置」を見つめ直す
・「決める」ではなく「準備する」のが監督の仕事
・「とてつもなく大きな目標」を課されたときの考え方
・「悪役」を引き受ける覚悟を持つ
第1章 考える選手を育てる
・活躍する「可能性」を増やす
・「思考」を「成果」に結びつける
・結果が出ていないときこそ、「思考」を尊重する
・練習の「意味」を聞かれたら、答えられるようにしておく
第2章 常勝のためにやるべきこと
・「循環型」の組織をつくる
・チーム内で「共通認識」を持つ
・勝ち続ければ、選手の「未来」もひらける
・試合中の「想定外」を極限まで減らす
・不安は「具体的な行動」で消す
・「常勝」で生まれうるデメリット
・外国人選手の「事情」を汲む
第3章 選手との目線をそろえる
・選手を「知る」
・選手にはいつも「同じトーン」で話す
・声をかける「タイミング」に気を配る
・「噂」に流されず、自分の目で確かめる
第4章 コーチとの関係を築く
・「組織図」に忠実にコミュニケーションをとる
・「目線」は多いほうがいい
・提案は、まずやってみる
作者 | 工藤 公康 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 日本能率協会マネジメントセンター |
発売日 | 2024年06月23日 |
『「挫折」というチカラ 人は折れたら折れただけ強くなる(マガジンハウス新書)』

原監督就任から5年後の2009年に33年ぶりに箱根駅伝出場、そして2015年には初の総合優勝。そこから2018年にかけて4連覇を果たし、2022年には大会新記録を更新して優勝するなど、今や押しも押されぬトップ校の仲間入りを果たした青山学院大学陸上部。その強さを支えているのは、これまでの栄光ではなく、選手たち自身の「挫折した体験」だと原監督は言います。また原監督の人生も挫折の連続。しかしその挫折を一つ一つ乗り越えてきたから「諦めない青学」が作られてきたのです。
不確定性が高まる世の中において、「挫折」を体験したものだけが、折れない心、あきらめない姿勢、チャレンジする精神を手に入れられます。挫折こそが成功のもとなのです。
しかし今の日本社会は、失敗を許容しない風潮のため、社会全体が失敗を恐れ、挑戦することを避けてしまっているのが現状です。
『「挫折」を恐れる人間に挑戦はできません。
それにも関わらず、この社会には「挫折」が足りない。
いや、「挫折」する機会が圧倒的に足りないのです。』
そう語る原監督は、現代の「失敗させない」「失敗を避け挑戦をしない」風潮に苦言を呈します。
そこで本書では、挫折という体験の大切さと同時に、どうすればそこから再起して、さらに高みへとステップアップすることができるか、その思考法を紹介します。
原監督の哲学とともに、挫折を乗り越え、社会に出てからもたくましく成長し、結果を出している選手たちがどのように「折れない心」を作ってきたのかをインタビューし、そこに通底する考え、再起するための秘訣を考察しました。
「失敗が怖い」「自信がない」「すぐ諦めてしまう」
組織のしがらみの中、自分に失望し、次へのチャレンジに踏み出せないすべての人、人生の苦難に面している人、自分に自信がなくなっているすべての人に送る「挫折を乗り越えるヒント」です。
作者 | 原晋 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | マガジンハウス |
発売日 | 2022年11月24日 |
『常勝集団のプリンシプル = THE PRINCIPLES OF VICTORY : 自ら学び成長する人材が育つ「岩出式」心のマネジメント』

作者 | 岩出,雅之 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日経BPマーケティング |
発売日 | 2018年03月 |
『勝つ、ではなく、負けない。 結果を出せず、悩んでいるリーダーへ』

日本一7回、プロ88人排出した、青森山田高校サッカー部の名将がプロリーグへ。そして、覆したマネジメントの「常識」。
たった1年で15位だったFC町田ゼルビアをJ2優勝、さらに、2024年J1大躍進。結果を出せず悩んでいるリーダー、必読。
町田ゼルビア大躍進の裏には、アマでもプロでも通用する、黒田流の独自の原理原則があった。
サイバーエージェント藤田晋曰く、
「スポーツもビジネスも、勝てる人の共通点はあります。その”原則”をまとめた一冊、感銘です」
日本のサッカー界に旋風を巻き起こしている、FC町田ゼルビア監督・黒田剛が全てを明かす。
アマチュア指導者をはじめ、ビジネスリーダー必見の新マネジメント論。
結果を出し続けているリーダーの原則40をわかりやすく講義。
1、組織
2、チームマネジメント
3、言語化
4、育成・指導
番外編、なぜ、藤田晋は黒田剛を監督にしたのか?
作者 | 黒田 剛 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2024年09月04日 |
『監督たちの流儀 : サッカー監督にみるマネジメントの妙』

作者 | 西部,謙司,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 内外出版社 |
発売日 | 2018年01月 |
それぞれが持つ独自の理論や戦略を学べる、今回ご紹介した7作品。全て異なる視点や考え方でビジネスの世界を解き明かしています。名将たちが用いた戦術や策略は、現代のビジネスに生きる私たちにも大いに役立つ知恵を与えてくれるはずです。
ビジネスとはまさしく戦場。日々新しい課題に立ち向かい、競合と戦い、時には敵を味方に変えるといったスキルが求められます。それらを身につけるためには、歴史上の名将たちがどのように思考し、どのように行動したのかを学ぶことが非常に有益です。
ただし、辛口な意見もお伝えしておきましょう。それは名将たちに学ぶべきは「戦術」だけではないということです。確かに彼らの敵を倒すための策略や戦法は注目に値しますが、それ以上に大切なのは、部下や民衆の信頼を勝ち取り、一体感を築く立場としての「指導力」ではないでしょうか。彼らがどのように人々の心を捉えたかを学ぶことは、部下を導くマネージャーやリーダーにとっても有益な指南となるはずです。
今回ご紹介した7作品を手にとり、歴史上の名将たちから学べる「戦略」だけでなく、「人の心をつかむ力」も磨く一助となれば幸いです。日々を戦い続けるビジネスパーソンの皆さま、成功への道程に名将たちの教えが力となりますように。では、今回はこの辺で。次回もお楽しみに。
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