被差別部落について考える本10選

このリストは、被差別部落について真剣に考えたい方にピッタリの一冊をご紹介します。過去の歴史や現代社会の矛盾、人間の心情を描いた作品ばかりです。作品を通して、目に見えない壁に立ち向かう人々の姿や、その苦しみ、喜びを共有しましょう。笑える作品から泣ける作品まで、幅広く集めました。悲しみだけでなく、希望や前向きな思いも描かれています。読み手の視野を広げる、重厚で深いテーマが描かれていますよ。一冊一冊、じっくりと向き合ってみてください。
『被差別部落に生まれて : 石川一雄が語る狭山事件』

作者 | 黒川,みどり,1958- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2023年05月 |
『被差別部落とは何か』

歴史学・民俗学者で被差別部落研究の泰斗、喜田貞吉の個人誌『民族と歴史』第2巻1号“特殊部落研究号”の喜田執筆部分を、初刊刊行後一〇〇年、新字新仮名遣いで完全復刻初文庫化。賎民の誕生と、被差別部落の成立過程を考察し、その後の歴史及び現在の部落問題研究にも欠かせない、記念碑的金字塔。
作者 | 喜田 貞吉 |
---|---|
価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2019年05月08日 |
『被差別部落アウティング NO!』

2021年9月27日、東京地裁で「全国部落調査」復刻版事件に関する判決が出た。各地の被差別部落に関する情報を無断でインターネット上にさらすアウティングを続けている鳥取ループ・示現舎は2016年、戦前の調査報告書で、部落の一覧表として機能する「全国部落調査」の復刻版を出版しようとし、さらに復刻版のデータや「部落解放同盟関係人物一覧」をウェブサイトに掲載した。これに対して部落解放同盟中央本部と同盟員は、2016年4月、それらの差し止めと損害賠償を求める裁判を起こした。判決は、復刻版の出版差し止め、ウェブサイト掲載情報の削除、損害賠償の支払いを命じた。基本的には解放同盟側の勝訴といえるものの、判決は、部落出身を公表するなどしている原告についてはプライバシー権侵害と損害賠償を認めず、プライバシー権侵害が認められなかった原告の都府県と原告がいない県については出版禁止やウェブ掲載削除の対象から除外しているほか、「差別されない権利」も認めなかったなどの問題点をかかえている。控訴審での闘いにむけて、原告と弁護団、研究者による判決内容の分析と裁判にかける思いをまとめた。
作者 | 部落解放同盟中央本部/編集 |
---|---|
価格 | 1600円 + 税 |
発売元 | 解放出版社 |
発売日 | 2022年04月08日 |
『被差別部落の伝承と生活』

長野県下の五十余の被差別部落、百人を超える人々から行なった聞書集。暮らしや民俗、差別との闘い。語りに込められた人々の思いとは。解説 横田雄一
作者 | 柴田道子/著 |
---|---|
価格 | 1000円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2019年03月07日 |
『白山信仰の謎と被差別部落』

ケガレから生まれ清まりへ。なぜ被差別部落に白山神社が多いのか?白山信仰がその一大中心地・北陸で、一向一揆に駆逐され、時宗との対立・融合をみながら、近世に入って蘇った姿を追う。民俗学永遠の謎に挑む、著者畢生のライフワークをまとめる述志の書。
作者 | 前田 速夫 |
---|---|
価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2013年09月 |
『被差別部落の真実 : 創作された「部落の仕事と文化」イメージ』

作者 | 小早川,明良 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | にんげん出版 |
発売日 | 2018年10月 |
『被差別部落一千年史』

作者 | 高橋 貞樹/沖浦 和光 |
---|---|
価格 | 946円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 1992年12月 |
『東日本の被差別部落』

本書は,東日本における被差別部落の自分史を表現したものである。部落の内側から,部落の形成の歩みと現在の姿を記録したのが本書である。東日本の被差別部落を知るための恰好の入門の書。
作者 | 東日本部落解放研究所/編 |
---|---|
価格 | 2500円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 1993年06月01日 |
『被差別部落の生活』

作者 | 斎藤,洋一,1950- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 同成社 |
発売日 | 2005年10月 |
『被差別の食卓』

作者 | 上原,善広,1973- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2005年06月 |
それぞれの作者が、被差別部落に対する深い思いを込めた各作品をご紹介させていただきました。実は、これらの作品を読む度に驚かされるのは、作者たちの細やかで敏感な観察の目とその繊細さです。気付かずに生きている日常の中に、そこにしか見えない世界がたくさん広がっているということを改めて教えてくれます。
さらに、人それぞれが持つ独自の文化や歴史、立場によって形成される認識の違いに、観念や先入観を超えて理解しようとする努力がなされていることにも感動しました。読むときには、たくさんの「あるある」や「それなあ」を感じることがあるかと思います。それが、作品の中で表現されている人々のリアリティなんでしょうね。
また、日本が抱える被差別部落問題の現状や深層を理解するためにも、これらの作品は貴重な資料となります。本や漫画から学ぶことで、私たちは現実世界で起きている問題への理解を深め、問題解決の一歩を踏み出せる力を得るのではないでしょうか。
最後に、これらの作品を手に取ることで、被差別部落の問題に対する理解だけでなく、一人ひとりが人間としてどのように生きるべきか、という普遍的なテーマについて考える機会にもなります。それぞれの立場から、人間とは何か、社会とは何かを問いかける作品たちは、私たちに対話と理解の大切さを教えてくれます。
これからも多くの人が、これらの作品を通じて知識や理解を深め、私たちの社会がより良い方向へ進んでいけることを願っています。それぞれの作品が持っている深いメッセージに、ぜひ耳を傾けてみてください。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。