被差別部落について考える本10選

このリストは、被差別部落について真剣に考えたい方にピッタリの一冊をご紹介します。過去の歴史や現代社会の矛盾、人間の心情を描いた作品ばかりです。作品を通して、目に見えない壁に立ち向かう人々の姿や、その苦しみ、喜びを共有しましょう。笑える作品から泣ける作品まで、幅広く集めました。悲しみだけでなく、希望や前向きな思いも描かれています。読み手の視野を広げる、重厚で深いテーマが描かれていますよ。一冊一冊、じっくりと向き合ってみてください。
『被差別部落に生まれて : 石川一雄が語る狭山事件』
| 作者 | 黒川,みどり,1958- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2023年05月 |
『被差別部落とは何か』
| 作者 | 喜田,貞吉,1871-1939 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2019年05月 |
『被差別部落アウティング NO! 「全国部落調査」復刻版裁判の東京地裁判決をめぐって』
2021年9月27日、東京地裁で「全国部落調査」復刻版事件に関する判決が出た。各地の被差別部落に関する情報を無断でインターネット上にさらすアウティングを続けている鳥取ループ・示現舎は2016年、戦前の調査報告書で、部落の一覧表として機能する「全国部落調査」の復刻版を出版しようとし、さらに復刻版のデータや「部落解放同盟関係人物一覧」をウェブサイトに掲載した。これに対して部落解放同盟中央本部と同盟員は、2016年4月、それらの差し止めと損害賠償を求める裁判を起こした。判決は、復刻版の出版差し止め、ウェブサイト掲載情報の削除、損害賠償の支払いを命じた。基本的には解放同盟側の勝訴といえるものの、判決は、部落出身を公表するなどしている原告についてはプライバシー権侵害と損害賠償を認めず、プライバシー権侵害が認められなかった原告の都府県と原告がいない県については出版禁止やウェブ掲載削除の対象から除外しているほか、「差別されない権利」も認めなかったなどの問題点をかかえている。控訴審での闘いにむけて、原告と弁護団、研究者による判決内容の分析と裁判にかける思いをまとめた。
発刊にあたって/組坂繁之
●判決をどう評価するか
「全国部落調査」復刻版事件 裁判の経過
「全国部落調査」復刻版裁判東京地裁判決に関する原告団・弁護団声明
「全国部落調査」復刻版裁判東京地裁判決の評価と問題点/片岡明幸
「差別されない権利」を認めなかった帰結ーー東京地裁判決の論理構造/「全国部落調査」復刻版裁判弁護団
●弁護団から
裁判闘争のはじまり/中井雅人
原告本人尋問をどのように組み立てたか/河村健夫
「差別されない権利」の確立にむけた闘い/指宿昭一
控訴審にむけてーー差別の根っこを断ち切るために/山本志都
●原告の思い
結婚差別を受け、部落差別に向き合った/安永勝利
陰湿な差別行為に正義の闘いを/下吉真二
裁判官は部落差別を理解しているのか/高橋 定
差別を許さない法的な整備を/安田茂樹
「控訴審」の勝利にむけて/近藤登志一
●研究者の視点
「差別されない権利」の内実とは何かーー「全国部落調査」復刻版裁判東京地裁判決を読んで/金子匡良
差別からの解放を求めた訴えを理解したかーープライバシー権と「差別されない権利」に関する判決の認定をめぐって/金尚均
実態と判決のずれを考えるーー社会調査と相談活動の経験から/齋藤直子
包括的な差別禁止法の必要性が明らかにーー「全国部落調査」復刻版裁判判決について/内田博文
●支援団体から
鳥取ループ裁判判決に思う/足立宜了
「全国部落調査」復刻版裁判に関するコメント/柄川忠一
「全国部落調査」復刻版裁判判決へのコメント/安藤京一
●資料
「全国部落調査」復刻版裁判東京地裁判決(2021年9月27日)
不動産仮差押命令保全異議申立に対する横浜地裁相模原支部決定(2017年7月11日)(抜粋)
東京法務局長「識別情報の摘示による人権侵犯事件について(説示)」(2016年3月29日)
法務省「インターネット上の同和地区に関する識別情報の摘示事案の立件及び処理について(依命通知)」(2018年12月27日)
| 作者 | 部落解放同盟中央本部 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 解放出版社 |
| 発売日 | 2022年04月08日 |
『被差別部落の伝承と生活 信州の部落・古老聞き書き』
長野県下の五十余の被差別部落、百人を超える人々から行なった聞書集。暮らしや民俗、差別との闘い。語りに込められた人々の思いとは。解説 横田雄一
| 作者 | 柴田 道子 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2019年03月07日 |
『白山信仰の謎と被差別部落』
| 作者 | 前田,速夫,1944- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2013年09月 |
『被差別部落の真実 : 創作された「部落の仕事と文化」イメージ』
| 作者 | 小早川,明良 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | にんげん出版 |
| 発売日 | 2018年10月 |
『被差別部落一千年史 (岩波文庫 青 191-1)』
| 作者 | 高橋 貞樹/沖浦 和光 |
|---|---|
| 価格 | 1067円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 |
『東日本の被差別部落』
本書は,東日本における被差別部落の自分史を表現したものである。部落の内側から,部落の形成の歩みと現在の姿を記録したのが本書である。東日本の被差別部落を知るための恰好の入門の書。
| 作者 | 東日本部落解放研究所/編 |
|---|---|
| 価格 | 2500円 + 税 |
| 発売元 | 明石書店 |
| 発売日 | 1993年06月01日 |
『被差別部落の生活』
| 作者 | 斎藤,洋一,1950- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 同成社 |
| 発売日 | 2005年10月 |
『被差別の食卓』
| 作者 | 上原,善広,1973- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2005年06月 |
それぞれの作者が、被差別部落に対する深い思いを込めた各作品をご紹介させていただきました。実は、これらの作品を読む度に驚かされるのは、作者たちの細やかで敏感な観察の目とその繊細さです。気付かずに生きている日常の中に、そこにしか見えない世界がたくさん広がっているということを改めて教えてくれます。
さらに、人それぞれが持つ独自の文化や歴史、立場によって形成される認識の違いに、観念や先入観を超えて理解しようとする努力がなされていることにも感動しました。読むときには、たくさんの「あるある」や「それなあ」を感じることがあるかと思います。それが、作品の中で表現されている人々のリアリティなんでしょうね。
また、日本が抱える被差別部落問題の現状や深層を理解するためにも、これらの作品は貴重な資料となります。本や漫画から学ぶことで、私たちは現実世界で起きている問題への理解を深め、問題解決の一歩を踏み出せる力を得るのではないでしょうか。
最後に、これらの作品を手に取ることで、被差別部落の問題に対する理解だけでなく、一人ひとりが人間としてどのように生きるべきか、という普遍的なテーマについて考える機会にもなります。それぞれの立場から、人間とは何か、社会とは何かを問いかける作品たちは、私たちに対話と理解の大切さを教えてくれます。
これからも多くの人が、これらの作品を通じて知識や理解を深め、私たちの社会がより良い方向へ進んでいけることを願っています。それぞれの作品が持っている深いメッセージに、ぜひ耳を傾けてみてください。
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