マザーがタイトルに入った本10選

マザー、あるいは「母」。その一語には、包容力や愛情、時には厳しさや悲しみも秘められています。その多種多様な"母親像"を描く様々な作品を今回、特集します。時にはしっかり者のお母さん、時にはちょっぴりドジな母親、そして自分自身が母親へと成長する物語も。また、母親像を背景に描く社会や家族、その時代背景も見逃せません。涙あり、笑いありの10作品。心が温まるものから、社会問題を織り交ぜたものまで多ジャンルに渡り、様々な"マザー"を描いた作品をぜひご堪能ください。
『マザー』

5つの短編に待ち受ける、予想外の驚愕の結末!
あなたはもう、以前の家族には戻れない。衝撃の令和の家族像。
「母という禍、家庭という地獄。
ひょっとして獄吏は自分自身なのかもしれない」
ーー中島京子(小説家)
<崩壊する家族を描く、衝撃の連作短編集!>
セメタリー
ワンピース
ビースト
エスケープ
アフェア
<書評家も絶賛>
「よくぞこの全人類にとって厄介で気になりすぎる母という存在を描き切ってくれた。不謹慎なほどの面白さ!」--マライ・メントライン
「作者がエールを送っているのは、母という名の女性たちなのだ。母親という呪縛に囚われている、すべての女性たちなのだ」--吉田伸子
母と娘の関係性はたくさん書かれているが、これは、母とかつて母だったものとの物語だ。
アニメのような三世代家族から独立して家庭を持った青年が、コロナ禍の間に立て続けに身内が亡くなった実家に久々に帰る「セメタリー」、過労によるうつ病で医師の仕事をやめて離婚した兄から、その身を案じながら亡くなった母の一周忌を前に再婚の知らせが届く「ワンピース」、娘が嫁いで一人残された高齢女性が、やがてマンション内で鞘当てが起きるほどに華やかに変貌していくさまを管理人の目から見た「アフェア」など、「母」という名に隠された一人の女性としての“本当”の姿を描き出す、直木賞作家渾身の家族小説!
作者 | 乃南 アサ |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年08月28日 |
『マザー・マーダー』

息子を溺愛し、学校や近隣でトラブルを繰り返す母親。
家から一歩も出ず、姿を見せない息子。
最愛の息子は本当に存在しているのかーー
歪んだ母性が、やがて世間を震撼せるおぞましい事件を引き起こす。
「男の子はいくつになっても、お母さんが大好きだからね」
作者 | 矢樹純 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2021年12月22日 |
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き…。(「ポイズンドーター」)母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!
作者 | 湊かなえ |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2018年08月08日 |
『マザー/コンプレックス』

作者 | 水生,大海 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2023年06月 |
『マザーパラサイト(1)』

中学生の三木涼太は、母ひとり子ひとりで仲むつましく見えていたが、いつも母は息子の一挙手一投足に怯えていた。一方、クラスメイトの笠井薫は過保護な親に辟易し、自分がイジめられるのは母親が悪いと考えていた。そんなある日、イジメを助けたことがきっかけで、ふたりははじめて会話をするが…!? 究極の母性に取り憑かれた少年のサイコ・サスペンス!
作者 | 佐藤洋寿 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | コアミックス |
発売日 | 2021年03月18日 |
『マザー (ビームコミックス)』

作者 | 江戸川 治 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年02月12日 |
『マザーグール 1』

豪華客船が難破した。その船に乗っていたのは、修学旅行へ向かう途中だったお嬢様学校の生徒達だった…。
桐島朔也は、無人島の砂浜で目覚めた。そこで彼女を介抱していたのは、学内で落ちこぼれといわれている楓子・なつの・すずの3人。他の生徒たちと合流するため、島のジャングルの中を歩く彼女たちが見たのは、人間を狙う、人間に似たパーツを持った、異形の化け物だった…!
作者 | 菅原キク |
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価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2017年02月13日 |
『マザーテレサ』

作者 | SánchezVegara,MaríaIsabel Rosenberg,NataschaS ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | ほるぷ出版 |
発売日 | 2020年12月 |
『ダンシング・マザー』

作者 | 内田,春菊,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2021年12月 |
『キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿』

五十年間、家から一歩も出なかった老婆はいかにして毒殺された?動物園園長が残した死に際の伝言の意味は?他にも有栖川有栖氏絶賛のシリーズ中の白眉「曲がった犯罪」、レゲエ・バンドの見立て殺人「パンキー・レゲエ殺人」を収録。名探偵が実在するパラレル英国を舞台に、パンク刑事キッド・ピストルズの推理が冴える第一短編集が改訂新版で登場!
作者 | 山口雅也 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2018年09月11日 |
ここまで「マザー」がタイトルに入った作品を10選、お伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。様々なストーリーが描かれた作品を、読んでみると母性というものを改めて深く考えさせられると思います。一部の作品では、ディストピア的な世界観やスリリングな展開が描かれているものもありますが、実はその背後には、自分を犠牲にしてでも子を守ろうとする「母」の強い愛情があることに絶対に触れられるはずです。
また、これらの作品が示している「マザー」の象徴は、生命を育むだけでなく、時に厳しく、時に優しく、時には助けを求めつつも強く生き抜くことを私たちに教えてくれます。そしてそれらは時として人間が直面する困難や試練を乗り越える力にもつながります。
これらの作品を読みながら心に響く母の存在を思い出すと共に、どれも個性的な世界観と深いメッセージ性を持ち合わせており、きっと何度も繰り返し読み返したくなる魅力を持っています。日常生活の中にも、「マザー」への敬意や感謝の気持ちを忘れずに、これからも新たな視点で物事を見るきっかけに、ぜひ一冊でも手にとってみてください。
今回ご紹介した10作品は一例ですが、「マザー」をテーマにした作品は他にもたくさん存在します。それぞれの作者の視点から描かれた「マザー」像を通じて、多様な人間性や親子関係のあり方を考える素晴らしい契機になることでしょう。これを機に、「マザー」がテーマの作品に興味を持たれた方は、ぜひさらなる探求を楽しんでみてください。
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