台湾の鉄道の歴史本4選
台湾が誇る鉄道の歴史に興味津々ですか?惜しげもなく蒸気機関車を導入し、日本統治時代の名残を色濃く残す台湾鉄道は、まるでタイムマシンに乗ったような感動を味わえます。その魅力を伝える4冊の本をご紹介します。一冊目は近代鉄道の発展に焦点をあて、社会との関係性を解説。二冊目は物語風に鉄道と人々の生活を描いています。三冊目は機関車や駅舎のデザインに注目、四冊目は未来の鉄道像を想像させてくれる一冊です。ぜひ、これらを通じて台湾の鉄道への愛を感じてみてください。
『南の島の新幹線 : 鉄道エンジニアの台湾技術協力奮戦記』
作者 | 田中,宏昌,1939- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ウェッジ |
発売日 | 2018年02月 |
『台湾と日本を結ぶ鉄道史 日台鉄道交流の100年』
近年、日本と台湾の鉄道会社の提携が盛んとなっていますが、その根底には日本が台湾を統治していた100年以上前から脈々と受け継がれた歴史が流れています。同じ機関車や外観の似た駅舎など様々な接点から提携・交流が進みますが、その接点自体がかつての関係に由来しており、そのような点から日本と台湾の鉄道の関わりの歴史について探求します。日本と台湾の鉄道史とあわせ、現代の日台鉄道交流を感じることができる1冊です。
作者 | 結解喜幸 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 交通新聞社 |
発売日 | 2017年04月15日 |
『台湾に残る日本鉄道遺産 今も息づく日本統治時代の遺構』
台湾の鉄道の大半が日本統治時代に整備されたことは現地でも広く知られている。最近では、民主化と経済発展の進行で、かつてはタブー視されていた郷土研究も花開き、鉄道文化についての関心も日本と同様に高まってきた。本書では、台湾在住の著者による徹底した現地取材で、日本統治時代に建設されたターミナル建築や木造駅舎などの「鉄道遺産」をクローズアップした。巻末付録に「台湾の鉄道遺産一覧」。
作者 | 片倉佳史 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 交通新聞社 |
発売日 | 2012年02月 |
『台湾の鉄道 麗しの島の浪漫鉄路』
作者 | 徳田耕一 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | JTBパブリッシング |
発売日 | 1996年08月 |
今回紹介した4冊の本たち、皆さんいかがだったでしょうか?台湾の鉄道の歴史という、一見、難しそうなテーマですが、それぞれが豊富な写真や分かりやすい解説、地元の人々のエピソードにより、一冊一冊があたかも一つの物語のように心地よい読み心地になっています。あたかも台湾の地に足を踏み入れ、そこから見える町並み、人々、そしてそこを通る雄大な鉄道の風景を堪能するような、そんな体験ができるのではないかと思います。
そして何より、これらの本を通して感じることができるのは、ただ単に台湾の鉄道の歴史や進化を把握するだけでなく、台湾の歴史そのものを知ること、そして人々の暮らしや文化、思いに触れることです。鉄道はあくまで土地と人々をつなぐ手段。その手段を通じて、台湾という国の人々の生活や考え、歴史の一部を垣間見ることができるのです。
これらの本を読んだことで、台湾への興味を持って頂けたり、また一度訪れてみたいと思う方が増えたら嬉しいです。そして、その旅行の際にはぜひとも台湾の鉄道を利用して、その魅力を自分の目で確かめてみてください。その鉄道の車窓から見る風景が、きっとあなたの旅をより豊かなものにしてくれることでしょう。
読書とは新たな未知の世界を開く鍵です。今回の4冊が、あなたの新たな世界への一歩となることを心から願っています。また、台湾だけではなく、世界中の様々な国や文化に触れてみることで、あなた自身の視野や認識が広がることを期待しております。どうぞ次回も、あなたの読書のお供になれるような、気になる一冊を紹介できればと思います。
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