宗田智おすすめ小説⑧
今回は、実にドラマチックな物語をおすすめします。この物語は時の流れとともに描かれる、深く温かい人間模様と、そこに絡む複雑な愛と憎悪の関係が見どころ。人間の感情を巧みに表現し、読んでいるこっちまで感動が伝わってくるんです。また、出てくるキャラクターたちが一人ひとり独特で、そこには作者独自の深い洞察がうかがえます。それぞれのキャラクターが抱える葛藤や成長、変化を描いたそのストーリーテリングは見事と言えるでしょう。途中で挫折しそうになる場面もありますが、それがまたこの物語の魅力のひとつ。ぜひ、一冊手にとってみてください。
『ずっと一年生!? トラブル解決大作戦』
私立の生生学園は、自由な学校として有名で、ここには、信じられない生徒・倉地麻美がいる。あだ名はマミー。去年も一昨年も、一年生!? 休み時間には、自分で作ったお菓子を販売し、生徒にも先生にも大人気。マミーの料理は超うまい! ところが、マミーの学校は、トラブルもいっぱい! 校長の高価なツボを割ったり、迷惑な先生に仕返しをしたり、運のない受験生を助けたり……!? おもしろい事件や、コミカルなイベント、いたずらの連続!!! トラブルメーカー&トラブル解決人のマミー! 先生よりもえらい一年生が大活躍!『ぼくらの七日間戦争』宗田理による大爆笑の1冊!
目次
1 テンサイは忘れたころにやってくる
2 ツボにはまった
3 いつもトイレはピカピカ
4 チカンをつかまえろ
5 十人十色
6 マミーの鉄人レース
7 天敵がやってきた
8 『人間くんせいハウス』へようこそ
9 マミー焼きの秘密
10 スマホは拾うな
11 サンタがお寺にやってきた!
12 運がない受験生のおみくじ
13 節分×バレンタイン=?
14 マミーよ永遠に
あとがき
| 作者 | 宗田 理/YUME |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2021年03月12日 |
『ぼくが見た太平洋戦争』
ベストセラー『ぼくらの七日間戦争』の著者が、本当の戦争体験を子どもたちに向けて語り、戦争の愚かさ、悲惨さを伝えます。▼終戦から来年で70年。戦争体験者のほとんどが、70代後半から80代以上となり、子どもたちの親や祖父母の多くが戦争を知りません。「ぼくらシリーズ」が子どもたちに人気の宗田先生は今年86歳。8歳のとき父が亡くなり、祖父に引き取られたため、中高時代を戦時下の愛知県三河ですごしました。▼学徒勤労動員で学校に行かず鉄工所で働いたこと、広島と長崎の原爆投下のはざまで起こった中高生450名以上が犠牲になった豊川海軍工廠付近への空襲、戦争末期で救助も来ず2000人以上が亡くなった三河の大地震、空腹とダニやノミ・シラミとの闘い、マンガのような「タコツボ特攻作戦」や「吹き矢作戦」を真面目に練習したこと、B29の機銃掃射……。▼当時、中高生だった宗田先生が語り継ぐ、戦時下の切ない青春と本当の戦争体験記です。
| 作者 | 宗田理 |
|---|---|
| 価格 | 1265円 + 税 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 2014年08月11日 |
『ぼくらのアラビアン・ナイト アリ・ババと四十人の盗賊 シンドバッドの冒険』
「開け、ゴマ!」アリ・ババの魔法の呪文? 船乗りシンドバッドの海から海への大航海! 山のような金貨、宝石、ダイヤモンドは…?! 「ぼくら」シリーズ宗田理の想像を超える大冒険物語!
| 作者 | 宗田 理/はしもと しん |
|---|---|
| 価格 | 814円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2010年06月18日 |
それにしても、あっという間にこのシリーズも8回目。私の推薦した作品の中であなたが新たなお気に入りを見つけてくれたなら、これ以上の幸せはありません。新たな物語と出会う喜び、その感動を共有したいという思いが得意という職業、ライターを選んだ理由ですからね。未知の世界に足を踏み入れる勇気を持ってくれたあなたに感謝します。
また、毎回様々な作品を選び抜く作業は、私自身も新たな発見があって非常に楽しいです。一人で読むのも良いですが、多くの人と共有することで、さらに作品の魅力は広がると思います。自分一人では気づけない視点や解釈に出会えるのが、皆さんとの意見交換の醍醐味だと感じています。
次回もおすすめの作品を探して発信していきますので、よろしければまたお付き合いいただけると幸いです。もしご意見、ご感想がありましたら、遠慮なくお寄せください。雑誌やウェブサイト、SNSなどで行っている読者の皆さんとのコミュニケーションも大切にしています。私自身もより成長することができるよう、皆様の貴重な意見を聞かせていただきたいと思います。
最後になりましたが、本当にありがとうございました。少しでも本の楽しさを感じていただきたくて、紹介しています。だからこそ、どんな一冊でも思い切って手に取ってみてください。あなたの心に深く響く作品に出会えるといいですね。それではまた次回、新たな素晴らしい作品の世界でお会いしましょう。
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