ヤングケアラーの生活を描いた作品10選

ヤングケアラーとは、身体や心に障害を持つ家族を持ちながら、そのケアを担当する若者たちのこと。彼らの知られざる闘いを描いた作品、ここに10選をご紹介します。感動的な物語の中には、自己犠牲を伴う厳しいケア生活を描いたものもあれば、家族愛と勇気を見つけ出すものもあります。また、リアルで切ない日常描写とともにユーモラスな一面も見せる作品も。本当に身近にある問題として、人間の強さや愛情を垣間見ることができます。読めば、きっと何かを感じることができるはず。でも、ただ感動するだけでなく、社会問題としてもっと見つめ直すきっかけにもなるでしょう。ぜひ、手にとってみてください。
『私だけ年を取っているみたいだ。 : ヤングケアラーの再生日記』

作者 | 水谷,緑,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年10月 |
『ヤングケアラー みえない私』

あるべき瞬間を然るべき場所で過ごせない十代の若者、子供たち──
「私は透明に映る病なの……!?」誰の目にも留まらない私は、いま高校三年生。
愛と心理のEvangelist相葉キョウコが贈る珠玉の短編3テーマ、5話収録。
作者 | 相葉 キョウコ |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2023年09月19日 |
『リエゾン : こどものこころ診療所. 1』

作者 | 竹村,優作 ヨンチャン |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2020年06月 |
『お母さんのおむつを替えた日 : ヤングケアラーの見つけ方』

作者 | 一ノ瀬,かおる |
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価格 | 不明 |
発売元 | 竹書房 |
発売日 | 2023年08月 |
『ヤングケアラー 考えよう、だれも取りのこさない社会』

「ヤングケアラー」とは、どういうものなのか、またどのような困難を抱えているのかを様々な角度で取り上げ解説するとともに、背景にある少子高齢化の問題等広く社会問題として広げ、わかりやすく解説。ヤングケアラー問題理解の入門書。
作者 | 濱島淑惠/小池定路 |
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価格 | 4950円 + 税 |
発売元 | 文溪堂 |
発売日 | 2022年12月27日 |
『48歳で認知症になった母』

作者 | 美齊津,康弘,1973- 吉田,美紀子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年11月 |
『ヤングケアラーの歩き方 : 家族グレーゾーンの世界を理解する本』

作者 | 大庭,美代子 加藤,雅江,1967- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 風鳴舎 |
発売日 | 2023年07月 |
『かか』

うーちゃん、19歳。
母(かか)も自分も、もう抱えきれん。
選考委員・町田康、村田沙耶香、震撼。
痛みと切なさを描く20歳の才器、第56回文藝賞受賞作。
19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになった。鍵をかけたちいさなSNSの空間だけが、うーちゃんの心をなぐさめる。
脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと、血縁で繋がる家族という単位……自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。彼女はある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つーー。
未開の感性が生み出す、勢いと魅力溢れる語り。
痛切な愛と自立を描き切った、20歳のデビュー小説。
人間の気分、気持ちが恐ろしいほど正確に文章化されている。そしてそれが何度も人間存在そのものに迫って胸を衝かれる。
ーー町田康
この作者は、書くことの呪いにかかっている。それは、信頼できる、「作家」としての呪いだ。
ーー村田沙耶香
<著者略歴>
1999年、静岡県生まれ、神奈川県育ち。現在大学生。2019年、第56回文藝賞を受賞。
作者 | 宇佐見 りん |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2019年11月15日 |
『ママのうつ病をなめてたら、死にそうになりました。』

ママはうちが物心ついた頃から死ぬことばっかり考えてるーー。
精神科に通院し「死にたい」が口癖のママに、中3のキヨはいつも振り回されっぱなし。昔の自分を思い返しては落ち込み、失恋とトラブルを繰り返しては精神状態が悪化していくママ。幸せになればうつが良くなると信じ、三度目の結婚をするものの、その夫からは激しいモラハラの嵐で、さらなる闇へと落ちてゆくことに。そして、ついにーー!?
うつ病の親を持つ思春期の子供の苦労と苦悩を、当事者が振り返りながら描くヤングケアラーコミックエッセイ!
作者 | 上野りゅうじん |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | ぶんか社 |
発売日 | 2021年01月12日 |
『この雪原で君が笑っていられるように(1)』

10年後×幼なじみ ヘビーラブストーリー
しんしんと雪が降り続く、福井県の冬。
女ガキ大将だった白鹿むくは、祖母、母、自分、妹の女4人の家で、
祖父の介護を常とする「ヤングケアラー」として青春を過ごしてきた。
そんな生活が、何年も、何年も続き、
自分のやりたいことも、自分の性格さえも見失っていたある日、
電車で出会ったのは、やたら背の高く陰気でオタク喋りな男。
彼との出会いが、むくの運命を「二度」変えるーー
10年越しに出会う、幼なじみとのピュア&ヘビー・ラブストーリー!
【編集担当からのおすすめ情報】
話題のヤングケアラーのヒロインを描いた、ピュア&ヘビーラブストーリー。
愛が重い幼なじみ×ヘビーなラブストーリーにどっっっぷり浸かって、お楽しみください!
作者 | ちづ はるか |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2023年11月24日 |
みなさん、利用者を抱えるヤングケアラーだって、ちゃんと毎日を笑顔で過ごす姿を描いた作品、10冊、いかがでしたでしょうか。
実際にはヤングケアラーの苦悩や葛藤、そしてその強さや精神力は、言葉にできないほど偉大で、それはそう簡単に形にはならないもの。しかしここで紹介した作品たちは、その全てを彼ら自身の言葉で表現しようと奮闘しています。
彼らの強さと脆さ、笑顔と涙、一途さと柔軟性……それらを微細な描写で描き出している作品群は、決して現実を簡略化せず、彼らの生活をリアルに描いています。また、各作品は個々のヤングケアラーの存在を際立たせ、彼らの抱える様々な問題を客観的に見つめつつ、彼らの価値観や選択を肯定し続けます。
それぞれの作品は、ヤングケアラーたちの情熱や優しさ、強さと脆さ、そして何よりも大切な「生きる力」と「愛する力」を描いています。彼らの苦痛と困難、喜びと可能性……その全てが、読者の心に深く刻まれていくことでしょう。
読み手がヤングケアラーであろうとなかろうと、彼らが持つ視点から見つめた世界は、きっと新たな気づきや感動、そして思いやりの心を育ててくれるはずです。現実を知ること、理解すること、そしてそれに対してどう行動するか。それが、これらの作品から得られる大切なメッセージでもあります。
最後に、ヤングケアラーであるあなた、あなたがヤングケアラーではないあなた、そしてこれからヤングケアラーになるかもしれないあなたへ。あなたの頑張りと生きざまは、誰かの心を打ち、誰かの勇気を呼び起こす力があります。だから、どんな苦しみや困難があっても、あきらめずに前へ進み続けてください。そして、あなたのストーリーが新たな作品となって語られることを、私たち読者は心から願っています。
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