読者を取り込むメタトリック炸裂な本10選

本当に面白い作品は、どこまで読んでも飽きしない、思わずついて行ってしまう魅力がありますよね。なかでも、メタトリックというストーリーテクニックを駆使して、エンタメの最高峰を極めた10冊をピックアップしました。時と空間を超え、現実と虚構が交錯する世界を描く作品、読者自身が事件の謎を解き明かす豪華絢爛な推理小説、笑いと涙、感動が交差するヒューマンドラマ。一方で、キャラクターの内面を深掘りし実存的な問いに挑む作品や、社会の矛盾を鋭く描く作品も。眩暈を覚えるような展開で読者を引き込み、私たちに新たな視点を提供してくれる。どれもページをめくる手が止まらないこと間違いなしですよ。
『いけない』
| 作者 | 道尾,秀介 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2022年08月 |
『』
| 作者 | |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | |
| 発売日 |
『あかずめの匣』
| 作者 | 滝川,さり,1992- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2025年03月 |
『かわいそ笑』
「死んだ人のことはちゃんと可哀想にしてあげなきゃ駄目でしょう。」
一度読んだら引き返せない、怪異が侵食する恐怖のネット怪談。
雨穴氏(『変な家』著) 推薦!!
インターネット上に伝わる多くの怪談。
その中に何故か特定の「あの子」が被害にあう奇妙な怪談が出回っていた。
とある掲示板のQRコード、インタビューの書き起こし、出典不明な心霊写真、匿名のメールデータ。
筆者がこれまでに収集した情報をもとに怪談を読み解く、読者参加型のホラーモキュメンタリー。
一見バラバラに見える情報から、浮かび上がってくる「ネット怪談の裏側の物語」とは。
【雨穴氏コメント】
この本を読み終えたあと、まったく読み終えた気がしませんでした。
かつてその場に自分が居合わせたのではないかと錯覚するほどリアルで気味の悪い映像が
文章を通じて、目の数センチ先に突き付けられるような不快感。
確実に何かが繋がっているのに、完全には説明されないもやもや。
まるで奇書を読んでいる気分でした。
ただ同時に、この感覚に懐かしさを覚えました。
ある時点で気づきました。子供の頃に、インターネットを見ていたときの気分と同じなのです。
閉鎖的で、情報が少なくて、画像と文字と粗末な動画しかなかった昔のインターネット。
私は、個人の書き込んだ体験談や創作、とりとめのない雑談などを読み漁っていました。
それらは、書き手の呼吸が聞こえそうなほど身近に感じられ、しかし、書かれている以上のことは何も分からない。
それ以上を知ろうとすれば、ディスプレイの向こう側を想像するしかない。この本の読み心地は、まさにそれに近いものがありました。
「ネットを読み終える」などということが不可能なように、きっとこの本を読み終えることは、一生できないのでしょう。
私は近いうちにまた、読み返そうと思います。そして、想像します。
この本が日本全国に出回れば、手に取った人の数だけ想像が生まれるでしょう。
そして『あの子』は……。
ーー「もうやり直せないよ 残念でした」
第一話 これは横次鈴という人が体験した怪談です.docx
第二話 behead-コピー
第三話 受信トレイ(15)
第四話 ##name1##
第五話 0x00000109
| 作者 | 梨 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | イースト・プレス |
| 発売日 | 2022年08月09日 |
『その怪異はまだ読まれていません』
| 作者 | |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年10月 |
『近畿地方のある場所について(1)』
近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。
| 作者 | 背筋 |
|---|---|
| 価格 | 1430円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2023年08月30日 |
『映画篇』
青春を共にし別々の道を歩んだ友人。謎の死を遂げた夫。守りたいと初めて思った女性ーー。「太陽がいっぱい」「愛の泉」など名作映画をモチーフに、悲しみを抱えた人々が前を向き歩み出す姿を描く全5篇。
| 作者 | 金城 一紀 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2020年09月24日 |
『小説』
| 作者 | 野崎まど |
|---|---|
| 価格 | 2035円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2024年11月19日 |
『イデアの再臨』
| 作者 | 五条,紀夫 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2024年05月 |
『小説の小説』
本格ミステリ界にその名を轟かせる似鳥鶏の新境地は、“メタ・フィクション”!
私たちの知る「小説」は、様々な「決まりごと」の上に成り立っている。
無意識下の常識を逆手に取った、ルール無用の超次元小説!
▼各話紹介▼
「立体的な藪」……いつものように殺人に出くわしてしまった名探偵。華麗な活躍で事件が解決したはずだったそのとき、思わぬ“伏兵”が推理を始めーー!?
「文化が違う」……異世界転生し、チート能力で無双する。誰もが夢見るシチュエーションで、最大の敵は、言葉の“イメージ”だった!!
「無小説」……「小説」とは何か、「書く」とは何か。創作の限界に挑む、禁断の×××小説!
「曰本最後の小説」……新法が成立し、検閲が合法化された「曰本」。表現の自由が脅かされる中、小説家の渦良は、あらゆる手を尽くして作品を書き続ける。
※紙書籍版カバー裏には、特別書き下ろし短篇「かみつき小説」を収録。
※電子書籍版巻末には、特別書き下ろし短篇「夫の日記帳」を収録。
まえがき
「立体的な藪」
「文化が違う」
「無小説」
「曰本最後の小説」
あとがき
| 作者 | 似鳥 鶏 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2022年09月02日 |
それでは、今回ご紹介した10作品について、皆さんの中には既に読み終えた作品もあるかもしれませんね。そんな方々にも、ぜひ再度手にとってみていただきたいと思います。新たな視点から見ることで、見逃していた魅力を再発見できるかもしれませんよ。
また、これらの作品はメタトリックの技巧を駆使することで物語の可能性をどこまでも広げている素晴らしい作品ばかりです。作品の中に巧妙に散りばめられた手がかりを探す楽しみ、何度も見返したくなる切り返しなど、一度読んだだけではとても味わい尽くせないほどです。
これらの作品は皆さんの読書の幅を広げてくれること間違いないでしょう。何度でも読み返したくなるような、そんな深みのある作品ばかりを集めました。また、各作品が表現する独自の世界観や価値観を体感することで、きっと新たな視野が開けるでしょう。
また、すべての作品が一筋縄ではいかない展開や、見事なまでのストーリーテリングによって読者を引き込みます。そんな想像を超えた展開に驚き、そこから学ぶことができるのも読書の醍醐味ですよね。
まだまだ未読の作品がある方は、ぜひこの機会に挑戦してみてください。そして、一度読んだことがある作品でも、再度手にとり新たな発見を楽しんでください。これらの作品が、皆さまの読書生活をより一層豊かに彩ることを願っています。
今回ご紹介した作品が皆さんの心に残り、さらに高まる読書の楽しみとなることを心から願います。「読者を取り込むメタトリック炸裂な本10選」、どの作品も見逃せない作品ばかりですので、お時間のある時にぜひ読んでみてくださいね。
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