独自の視点に考えさせられる短編集10選

これは独自の視点に考えさせられる短編集10選です。日常の何気ない風景が、一瞬で変わる衝撃的な展開や、想像を絶するような世界観に引き込まれますよ。そこに登場するのは、常識を超えたキャラクターたち。馴染み深い日常と、それを震わせる彼らとの対比が、別格の面白さを生んでいます。登場人物たちの行動や思考は、読者を「もし自分だったら?」と考えさせてくれます。一部は笑えるお話もあれば、涙腺を刺激するものまで、感情の幅も広いですよ。まさに手に汗握るものばかり。思わず「え、なにこれ?」と叫びたくなるような、常識をひっくり返す短編集を、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『心臓』

『ぷらせぼくらぶ』の奥田亜紀子、六年ぶり単行本!デビュー作から最新短編まで。心の一番深いところが震えて涙する珠玉の作品集。
作者 | 奥田亜紀子 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | リイド社 |
発売日 | 2019年07月24日 |
『近所の最果て : 澤江ポンプ短編集』

作者 | 澤江,ポンプ |
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価格 | 不明 |
発売元 | リイド社 |
発売日 | 2020年02月 |
『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』

期待の新鋭、大白小蟹(おおしろこがに)・初単行本。生活から生まれた絵とことばが織りなす、珠玉の7篇。
俵 万智
「小蟹さんの澄んだ心の目。そのまなざしを借りて私たちは、忘れそうなほど小さくて、でもとても大切な何かを見つめなおす。たしかに降ってきたけれど、とっておけない雪のように。」
雪のように静か。冬の朝のように新鮮。
自分の気持ちに触れることができるのは、こんな時かもしれない。
[収録作品]
●「うみべのストーブ」
運命のように出会ったえっちゃんとスミオにも、ある日訪れた別れ。傷心のスミオを海に連れ出したのは、隣で彼を見守り続けていたストーブだった…。
「ふたりが…お互いに、好きだったこと 私はちゃんと覚えてる 何度だって思い出すよ」
連載時のカラーを再現し、2色刷で収録。
●「雪子の夏」
トラックドライバーの千夏が雪の日に出会った、雪女の雪子。夏のあいだは消えてしまうという雪子に夏を見せてあげたい。忘れられない夏の物語。
「誰もあたしのことを 思い出してくれなくなったら こんなぼんやりしたまま 永遠に消えちゃうの? 」
●「きみが透明になる前に」
ある日事故で透明になってしまった夫。彼の姿が見えないことにほっとしている自分はもう、彼を愛していないのだろうか…。見えないものに触れる、夫婦の絆のかたち。
「ねえ泉 ありがとう 僕を見つけてくれて」
●「雪を抱く」
パートナーとの間の妊娠を知り、複雑な気持ちの若葉。大雪で家に帰れなくなったある日、偶然出会ったコウコと朝までの時間を過ごす。女性の身体をめぐる物語。
「わたしの身体が わたしひとりだけのものだったことなど 一度でもあっただろうか」
●「海の底から」
仕事で忙しい毎日を送る深谷桃は、かつてのように小説を書くことができない。いまの自分はまるで海の底から上を見上げているようで…。創作に向き合うことができないでいる生活者の苦悩の物語。
「悔しい 書かなくても幸せでいられるのが」
●「雪の街」
はなれていた親友の突然の死をきっかけに訪れた、昔住んでいた町。思い出のファミレスで出会った森田という男と、死んでしまったスーちゃんのことを思い出しながら、雪道を歩いていく。
夜の黒さと雪の白さは、彼らの弔いを静かに描き出す。
「鈴木さんがどこかで 元気でいてくれるといいなって ずっと思ってました」
●「たいせつなしごと」
単調な仕事に明け暮れる毎日のなかで、いつのまにか自分の心は動かなくなっていた。いつかどこかのゲートが開いて、別の世界へ行けたなら…。暮らしのなかにある光を見つける小さな物語。
「何かを きれいだと思ったのは いつぶりだろう」
作者 | 大白小蟹 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | リイド社 |
発売日 | 2022年11月25日 |
『20光年』

作者 | INA |
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価格 | 不明 |
発売元 | リイド社 |
発売日 |
『不老不死にならなくちゃ (トーチコミックス)』

作者 | やうやうと |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | リイド社 |
発売日 | 2025年02月21日 |
『惑わせる女たち (HARTA COMIX)』

作者 | ハルタ編集部 |
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価格 | 851円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年06月15日 |
『裸足で、空を掴むように : 梅田阿比短編集』

作者 | 梅田,阿比 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 秋田書店 |
発売日 | 2017年09月 |
『泣き笑い短編集 1巻』

作者 | ウタクニ |
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価格 | 512円 + 税 |
発売元 | |
発売日 | 2024年05月04日 |
『伊咲ウタ 短編集 (アフタヌーンコミックス)』

作者 | 伊咲ウタ |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年03月20日 |
『ナナナバニ・ガーデン : 須藤真澄短編集』

作者 | 須藤,真澄,1964- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2010年10月 |
さて、今回は「独自の視点に考えさせられる短編集10選」をご紹介しましたが、皆さんの中には終わりを迎えていくと、新たな未知の可能性に目を向けたくなる空模様の中に、動揺しつつも自分の視点を少しずつ変えていこうと感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここに挙げた作品たちは、かかる読者の意識そのものを鋭く切り裂き、外界からの常識や順序を一概に信じることなく、新たな個の在り方を探ることを促しています。そして、それぞれが物語の最後に残る余韻から湧き上がる様々な感情や考えを凝縮しています。
扱われるテーマや設定の違いから、短編集ならではの個々の力強さと、束ねられた全体像の豊かさを感じられるでしょう。一つ一つを語らうごとに新たな発見がある、そんな短編の可能性を存分に味わっていただければと思います。
皆さんがこれらの作品を読むことで、これまでにない新鮮な視点から物事を見ることができればと願っています。さらに、新たな視点への一歩を踏み出せるきっかけを与えてくれることでしょう。それはそれぞれの短編が秘めた、「普段の生活の中で見落としがちな独自の視点をまじまじと見つめ直せ」というメッセージにも通じます。
私自身も、これらの短編集に希望や混乱、そして驚きを見つけ、それぞれが拓く視点に心を奪われました。皆様もきっと、この10作品が持つ独自の世界観と、それが問い掛ける視点に出会うことで、あるいは、小さな革命が訪れる日々に触れることができるでしょう。広がる可能性、未知から未知へと導く短編集の世界を、どうぞお楽しみください。
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