信仰を問う切支丹弾圧がテーマの本10選

切支丹弾圧とは、遠い過去に生まれ、現代にまで息づくエピソードのひとつです。その歴史を描いた本は非常に深く、人間の信念や信仰心を揺るがすものが多くあります。その中から10冊を選び、宗教を超えた普遍的なメッセージを見つけてほしいと思います。荒削りながらも力強い表現で、巧妙に隠された信仰への困難を描いた作品もあります。また、宗教的な観点だけでなく、人間の弱さや強さ、そして何より彼らがどのように生き抜いてきたかを見ることができます。小説だからこそ描き出せる人間の内面、信仰への切なさや葛藤を体験してみてください。それが、これからのあなた自身の生き方に、ちょっとしたヒントになるかもしれませんよ。
『甦る「豊後切支丹史料」 : バチカン図書館所蔵マレガ氏収集文書より』

作者 | 松井,洋子,1957- 佐藤,孝之,1954- 松澤,克行 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 勉誠出版 |
発売日 | 2020年02月 |
『切支丹信仰と佐賀藩武士道 : 筝曲「六段」の歴史的展開』

作者 | 伊藤,和雅,1943- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 清文堂出版 |
発売日 | 2019年02月 |
『切支丹時代: 殉教と棄教の歴史 (小学館ライブラリー 20)』

作者 | 遠藤 周作 |
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価格 | 33円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 |
『かくれキリシタン : 長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅』

作者 | 後藤,真樹,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2018年04月 |
『四郎の城 : キリシタン戦記』

作者 | 袴田康子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 |
『消された信仰 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々』

世界遺産から黙殺された島の「祈りの記録」
250年以上も続いたキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた「かくれキリシタン」たち。その歴史に光を当てようとしたのが、2018年に日本で22番目の世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。
ところが、PRのために長崎県が作ったパンフレットからは、「最後のかくれキリシタンが暮らす島」の存在がこっそり消されていた。
その島の名は「生月島(いきつきしま)」。
今も島に残る信仰の姿は、独特だ。音だけを頼りに伝承されてきた「オラショ」という祈り、西洋画と全く違う筆致の「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画……取材を進める中で、著者はこの信仰がカトリックの主流派からタブー視されてきたことを知る。一体、なぜーー。
第24回小学館ノンフィクション大賞受賞作。
文庫版解説・島田裕巳氏(宗教学者)
【編集担当からのおすすめ情報】
「かくれキリシタン」を描いた作品では、作家・遠藤周作氏の小説『沈黙』があまりに有名です。
“弱き転び者”に寄り添う作品を世に送り出した遠藤氏は、生月島で信仰を守り続ける人たちをどう見ていたのか。この点についても、著者は意外な事実を明らかにしていきます
序章 ちょんまげの洗礼者ヨハネ
第一章 蔑ろにされた「聖地」
第二章 長い祈り
第三章 受け継がれる儀式
第四章 「かくれキリシタン」か「カクレキリシタン」か
第五章 壊し合いの歴史
第六章 「復活」を選ばなかった理由
第七章 バチカンからの目線
終章 信じ続ける意味は
作者 | 広野 真嗣 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2021年05月07日 |
『宣教師とキリシタン 霊性と聖像のかたちを辿って』

大航海時代,多くの宣教師たちがヨーロッパからアジアを目指して海を渡った。
16世紀,イエズス会は日本においてもカトリック神学の教育を実践しその霊性を伝えたが,その宣教活動では聖像画(キリストや聖母子の聖像)が重要な役割を果たした。その後,禁教下にキリシタンによって継承された聖像は一様ではなく,各地域固有の信仰のかたちをうつしだしている。
日本にもたらされたキリスト教の霊性と聖像のかたちを辿り,この地に息づく日本のキリスト教信仰を見つめる。
ご挨拶[西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
開催概要/凡例
第1部 キリスト教の東方伝道
第1章 東方を目指した宣教師たち
【コラム】東方伝道の先駆者たち[西南学院大学博物館教員 下園知弥]
第2章 イエズス会:その霊性と教育
【コラム】イエズス会による南島原における布教,教育活動
[南島原市教育委員会世界遺産推進室学芸員 中山和子]
第2部 聖像の伝来と変容
第1章 東方伝道と聖像の伝播
【コラム】《聖霊降臨》(ヘロニモ・ナダル『福音書についての註解と瞑想』より)
─霊の満ちる時[西南学院史資料センターアーキビスト・学芸員 宮川由衣]
第2章 かくれキリシタンの聖像
【コラム】キリシタンとドソンのオラショ
[大浦天主堂キリシタン博物館学芸員 島 由季]
第3部 再布教 パリ外国宣教会の訪れ
【コラム】大浦天主堂附属神学校の歴史と役割
[大浦天主堂キリシタン博物館学芸員 内島美奈子]
論文集
イエズス会の霊性と教育[筑波大学名誉教授 桑原直己]
天草の潜伏キリシタンの信仰対象の特質と転化
[熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授 安高啓明]
かくれキリシタンの聖像:「マリア観音」と「お掛け絵」をめぐって
[西南学院史資料センターアーキビスト・学芸員 宮川由衣]
主要参考文献/出品目録
作者 | 下園 知弥/宮川 由衣 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 西南学院大学博物館 |
発売日 | 2021年11月17日 |
『踏絵を踏んだキリシタン』

作者 | 安高,啓明 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2018年07月 |
『潜伏キリシタンの真実 サンエイ新書』

作者 | 時空旅人編集部 |
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価格 | 99円 + 税 |
発売元 | 三栄 |
発売日 | 2018年12月12日 |
『キリシタン教会と本能寺の変』

作者 | 浅見,雅一 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年05月 |
それぞれの作品が、私たちにさまざまな視点から信仰とは何か、人間とは何かを問いかけてくれます。抑圧のなかで生き抜く信者たちの姿は、決して後退しない強い信念と感動的な人間ドラマが描かれていて、読む者の心を深く揺さぶります。読み終えた後、現代社会で私たち自身が何を信じ、どのように生きて行くべきかを問い直すきっかけとなるでしょう。そして、時代背景や地域の違いを越えて、人間が直面する普遍的なテーマが見事に描かれているため、その深みに触れることで何か新しい気づきを得ることができると思います。
また、同じテーマを題材にしながらも、あくまで異なる視点からそれぞれが描かれているため、読み手の感じ方も十人十色だと思います。これから取り組む方には、一気読みもいいですが、一冊ずつゆっくりと時間をかけて読むことで、その世界に深く浸ることができると思います。
さまざまな人々が苦難を乗り越えて信仰を持ち続ける様子は、信仰心がない人にとっても勇気づけられる部分が多々あります。無宗教の方にとっても、人間の強さや思考の深みを感じられる素晴らしい作品ばかりなので、ぜひ手に取って読んでみてください。
きっと、あなたの人生観や人間観を大きく広げることができるでしょう。それぞれが持つ訴えかける力、それぞれが描き出す信仰の世界に、あなた自身が感じ、考え、そして大切にしたい何かを見つけてください。
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