歌川広重の実像に迫る本10選

あなたがもし歌川広重の世界に足を踏み入れたいと思ったら、この選書を見逃さないでください!一流の研究者や美術評論家、作家たちが描き出す広重の生涯は、まるで時を超えて浮世絵の世界を体酧行くよう。肖像画のない広重だからこそ、彼の作品や手紙から読み解かれる人物像に感動します。また時代背景や浮世絵の技法について詳しく解説されているものから、一気に広重の魅力に引き込まれるでしょう。初心者からマニアまで、広重愛好者なら一度は手に取ってみて欲しい本ばかりです。
『もっと知りたい歌川広重 : 生涯と作品』

作者 | 内藤,正人,1963- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2024年02月 |
『北斎と広重 : 冨嶽三十六景への挑戦』

作者 | 葛飾,北斎,1760-1849 歌川,広重1世,1797-1858 小山,周子,1976- ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2024年04月 |
『広重TOKYO 名所江戸百景』

最高の初摺で楽しむ江戸の名所
歌川広重の最晩年の代表作ー名所江戸百景ーを、描かれた地域別にまとめた一冊。
掲載するのは、彫り・摺りともに国内外トップクラスの「原安三郎コレクション」。全てが初摺で、保存状態も極めて優れているので、広重が表現しようとした形や色を鑑賞することができる。
描かれた場所の現地取材を行い、作品全てに現在の写真と地図を掲載しているので、江戸名所めぐりにも役立つ。
日本橋・霞が関界隈
両国・浅草・上野界隈
佃島・深川・向島界隈
品川・大森・目黒・新宿界隈
江戸川・隅田川上流・王子界隈
作者 | 小池 満紀子/池田 芙美 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年05月31日 |
『歌川広重作品集』

まるで広重と同じ場所でその風景を見ているかのような豊かな情趣性と高いリアリティをもつ作品、約150点を掲載。本書ではさらに、類まれな自然観照力、構図の妙、配色の効果など多面的に分析し、広重が描く作品の魅力に迫る。
作者 | 大久保純一 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2024年07月16日 |
『広重ぶるう』

作者 | 梶,よう子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2024年02月 |
『広重と歩こう 東海道五十三次』

広重の傑作『東海道五十三次』を鑑賞しながら東海道全宿場をご案内。
お江戸日本橋から京都三条大橋まで、広重の傑作版画『東海道五十三次』の55枚すべてをご紹介します。版画一枚一枚について、描き方や構図といった美術的な解説はもちろん、絵の背景となっている江戸後期の生活・風俗なども細かくテーマを設けて解説しています。また、今の東海道を歩けるように、それぞれの宿場の様子・見どころを詳細にガイドしてありますので、この本を手に広重の絵の登場人物になった気分で歩くことができます。『五十三次』の全55枚の版画を手軽に全部見られる本がまったくないといってよい今、美術的に、歴史的に、また現代のガイドブックとして、広重の版画を三通りに楽しめる画期的な鑑賞案内の本です。
作者 | 岩崎 均史/安村 敏信 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2000年04月20日 |
『広重TOKYO 名所江戸百景』

最高の初摺で楽しむ江戸の名所
歌川広重の最晩年の代表作ー名所江戸百景ーを、描かれた地域別にまとめた一冊。
掲載するのは、彫り・摺りともに国内外トップクラスの「原安三郎コレクション」。全てが初摺で、保存状態も極めて優れているので、広重が表現しようとした形や色を鑑賞することができる。
描かれた場所の現地取材を行い、作品全てに現在の写真と地図を掲載しているので、江戸名所めぐりにも役立つ。
日本橋・霞が関界隈
両国・浅草・上野界隈
佃島・深川・向島界隈
品川・大森・目黒・新宿界隈
江戸川・隅田川上流・王子界隈
作者 | 小池 満紀子/池田 芙美 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年05月31日 |
『歌川広重の声を聴く 風景への眼差しと願い』

江戸時代後期、社会が成熟し「開国」への胎動を感じる時期にあって、風景は大きく変わろうとしていた。現代にも通じるその時代に、北斎や広重といった風景画家が活躍したのは偶然ではない。中でも歌川広重は、絵だけでなく、自身の言葉を付した作品を残した。その『絵本江戸土産』に記された広重の言葉から、彼独特の風景観を炙り出す。広重が絵本を通じて訴えたかったことは何なのか?--そこには明るい江戸での生活だけではなく、日々の暮らしの中で見過ごされ、社会変動の中で急速に人々の手からこぼれ落ちる、「風景」をめぐる現実があった。
作者 | 阿部 美香 |
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価格 | 3740円 + 税 |
発売元 | 京都大学学術出版会 |
発売日 | 2018年04月11日 |
『恋々彩々 歌川広重江戸近郊八景』

池上本門寺のそばに縄暖簾を提げる女将と、わざわざ八丁堀から通ってくる定町廻り同心。相惚れのふたりを襲った、思いもよらぬ災難に、浮世絵師は…(『おふじ池上晩鐘』)。可憐にして必死、婀娜っぽく一途ー己の目の前を通り過ぎていく、恋に患う娘や女たちに、広重は優しく墨を引き、大胆に色を塗る。四季折々の恋愛模様を、花鳥風月を醸し出す、情緒あふれる筆致で描いた珠玉の短篇集。
作者 | 坂岡真 |
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価格 | 701円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2012年08月 |
『歌川広重 名所絵で名をはせた浮世絵師』

作者 | 西本鶏介/野村たかあき |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2012年02月 |
さて、これまでに取り上げた「歌川広重の実像に迫る本10選」について、皆さまはどの作品が自分の心に一番響いたのでしょうか?広重の美しい浮世絵と、その背後に流れる物語性、そして広重自身の人間性に触れ、切なさや喜び、驚きや感動を共有できたなら、私としてもこの上ない喜びです。
一つ一つの作品が、広重という人物の輪郭をじっくりと浮かび上がらせてくれました。彼の生き様、作風、そして時代背景による影響を縁取りながら、再びその名作たちに触れる機会が少しでも増えれば嬉しいですね。それぞれの作品が、あなたの中で新たな広重像を描き出してくれるに違いありません。
歌川広重、そして浮世絵という美術形式は、現代にも通じる普遍的な美しさと深さを秘めています。また、彼の作品を通して多くの文化、伝統、そして人間の心象風景に触れることができるのも、非常に魅力的な点です。ここで紹介させて頂いた書籍たちは、そうした広重の新たな魅力を再発見する素晴らしいガイドとなるでしょう。
本記事を通じて、皆さまの心に新たな興味や好奇心が芽生え、さらに深く、楽しく読書の世界を旅するきっかけになれば幸いです。それが、私達がこのコラムを執筆する原動力であり、また、最大の喜びでもありますから。
そして何より、これらの書籍が、歌川広重という美術家、そしてその作品たちに対する新たな敬意と愛情をもたらすことを切に願っております。それぞれのページが、皆さまの心の中に新たな風景を描き出すことを期待して、今回のコラムを締めくくらせて頂きます。
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