画家 セザンヌに関する本 おすすめ6選 生涯や作品など

セザンヌ、その名前を知らない人はいないでしょう。画家としての彼の生涯を描いた一冊は、まるで彼の絵画を見ているような気持ちにさせてくれます。また別の一冊は、時代背景と共に彼の作品を詳細に解説。芸術的な視点だけでなく、社会的な側面から見たセザンヌを理解できます。セザンヌの思想や哲学が詰まったエッセイ集も見逃せません。そしてセザンヌに影響を受けたアーティストたちが彼について語るインタビュー集も必読。彼の後世への影響力が伺えます。どれもセザンヌの深遠な世界に触れるのにふさわしい一冊ですよ。
『セザンヌ-近代絵画の父、とは何か? = Cézanne,le père de l'art moderne?』

作者 | 永井,隆則,1956- Cahn,Isabelle,1954- 浅野,春男,1950- ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 三元社 |
発売日 | 2019年07月 |
『もっと知りたいセザンヌ : 生涯と作品』

作者 | 永井,隆則,1956- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2012年03月 |
『セザンヌ絶対の探求者』

作者 | ポ-ル・セザンヌ/山梨俊夫 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 二玄社 |
発売日 | 1997年12月 |
『図説 セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」の世界』

孤高の画家が描き続けた故郷の象徴、
「サント=ヴィクトワール山」の
軌跡をたどる。
故郷のプロヴァンスと芸術の中心地パリーー
“近代絵画の父”セザンヌは、
なぜフランスの南北を往復し続け、
繰り返し「サント=ヴィクトワール山」を描いたのか?
「描かれた場所」からその全貌を解説する初の一冊。
知られざる水彩画を含む
すべての「サント=ヴィクトワール山」と
その関連作を集めた、永久保存版資料。
〈全83点、完全収録!〉
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セザンヌは私の、
唯一無二の師だったのです!
私が彼の絵画にまなざしを向けたのを
よく考えてみてください。
セザンヌの絵画を研究するのに
私は何年もかけました。
セザンヌ! 彼は、
私たち皆の父のようでした。
私たちを守ったのは、彼なのです。
ーーパブロ・ピカソ
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私の人生を通じて
彼の素晴らしい模範がもたらした
道徳的な力と励ましのすべてを、
あなたがご存知でしたら!
暗中模索の時期、
いまだに私が自分を探していたときに、
自らの発見にしばしばたじろぎを感じて、
こう考えたものです。
「もし、セザンヌが正しいなら、
私は正しい」と。
セザンヌが間違えなかったことが、
私にはわかっていたのです。
ーーアンリ・マティス
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【本書の特長】
◆「サント=ヴィクトワール山」の歩みと
制作の背景、見どころを徹底解説。
◆活動拠点となったパリと
プロヴァンスの風景画も数多くクローズアップ。
◆水彩画を含む「サント=ヴィクトワール山」
全83点を収録した永久保存的資料。
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【シリーズ好評既刊!】
『図説 モネ「睡蓮」の世界』安井裕雄 著
すべての「睡蓮」を集めた永久保存版資料。
〈全308作品、完全収録!〉
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Chapitre I パリ
ーー画家になることを夢見て、芸術の都へ
Chapitre II プロヴァンス
ーー強烈な陽光の下に生まれた新たな創造性
Chapitre III サント=ヴィクトワール山
ーー郷土を象徴する「聖なる勝利の山」
(コラム)
川を描く
湖を描く
海を描く
岩を描く
ガスケの見たセザンヌ
セザンヌとルノワール
ドニとルーセルの見たセザンヌ
想像のサント=ヴィクトワール山
セザンヌをめぐる画家たちの言葉
……ほか
作者 | 工藤 弘二 |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | 創元社 |
発売日 | 2022年08月26日 |
『セザンヌ』

作者 | Danchev,Alex 二見,史郎,1928- 蜂巣,泉,1948- 辻井,忠男,1944-2014 |
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価格 | 不明 |
発売元 | みすず書房 |
発売日 | 2015年11月 |
『セザンヌ : 孤高の先駆者』

作者 | Hoog,Michel 高階,秀爾,1932- 村上,尚子,1951- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 創元社 |
発売日 | 2000年10月 |
それでは、セザンヌについてのおすすめ本6選をご紹介いたしました。私たちが日常的に見ている風景でも、セザンヌの絵画を通して見るとまるで新たな視点で、鮮やかな色彩に満ち溢れて見えてきます。特に、セザンヌの静物画は、一見するとただの果物や花瓶に見えますが、彼の視点から見るとそれらはそれぞれが個性とエネルギーに溢れた存在になります。
彼が生涯を通じて追求した芸術とはなんだったのか、それが果たしてどのように彼自身の生活や人間関係に影響を与えていったのか、そしてそれがどのように彼の作品に反映されていったのか。それらを詳細に迫った作品もありますので、彼の人間像や彼が視覚芸術に対する深い思索を具体的に具現化した作品とともに、ぜひ深く理解していただきたいと思います。
また、セザンヌがどのようにそれぞれの作品を創造していったのか、彼の内側で進行していた葛藤や戦い、情熱や哀しみなどといった感情がどのように彼の作品に表現されていったのかを解説した作品もあります。それらを通じて、セザンヌが果たしてどのように芸術を考え、どのように芸術を創造していったのかを深く理解することで、きっと彼の作品に対する見方が深化することでしょう。
セザンヌの持つ独自の色彩感覚と微細な形状の認識、そして深い内省と独創性は、私たちに多くの影響を与えました。これらを理解することで、さらなる美的体験が楽しめるようになるはずです。そしてこうした体験は、美術館やギャラリーで彼の作品に直接触れることでより深まります。
今回ご紹介した本達を通じて、あなたがこれまで知らなかったセザンヌの世界に触れたり、すでに好きだったセザンヌのさらなる魅力を発見できたりすることがあれば、私としても大変うれしいです。そして、これを機会にセザンヌの作品を実際に見に行くことが増えれば、それはそれは素敵な体験となることでしょう。美術というのは感じること、体感することが何よりも大切ですからね。
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