タイトルに龍(竜)を含む小説7選

迫り来る大陸間戦争、ゲームと現実世界が入り乱れるRPG、そして時空を超えたロマンス。龍というキーワードで繋がるこれらの作品は、ミステリアスで神秘的な魅力に溢れています。コミカルで人間くさい龍から、荘厳で恐ろしい龍まで、様々な姿が描かれています。自己犠牲の精神、真の友情、勇気と愛、それぞれの物語は読者の心を打つ感動のエピソードを秘めています。中世ヨーロッパの香り高いファンタジー作品から、現代社会を舞台にしたハートフルな作品まで、龍が主役または重要な役割を果たす名作を厳選しました。一読すれば、あなたもきっと龍の世界に引き込まれることでしょう。
『あの日、ぼくは龍を見た』

斉藤真琴は小学6年生。ある日、死んだはずの祖父・熊岡獅子之介から真琴の家に1枚のハガキが届く。そこには、今年の夏で旅館をやめる、とだけ書いてあった。不思議に思った真琴は、夏休みに一人で、九州の秘境にある祖父の旅館を訪ねることに。羽田から福岡への空の旅を経て、列車を幾度も乗り継いだあと、ハプニングが起きた。なぜか、祖父の旅館があるねじまき温泉行きの路線がなくなっていたのだ。
途方に暮れていた真琴は、いつしか祖父が若い頃の時代、今から38年前のねじまき温泉郷に迷いこんでしまう。
この温泉郷は、神秘の祭りである「臥龍の大祭」をやめてから人気が低迷していた。「この祭りの復活こそがこの町を救う!」-----子ども時代の父・虎之介とまちがわれているぼく・真琴は、同級生のツグミと共に大人たちを説得し、「臥龍の大祭」の復活に挑む。温泉郷の未来をかけた、子どもたちの町興し物語。
作者 | ながす みつき/こより |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2019年02月28日 |
『竜の医師団1 (創元推理文庫)』

作者 | 庵野 ゆき |
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価格 | 900円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2024年02月29日 |
『龍は眠る』

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ…宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。
作者 | 宮部 みゆき |
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価格 | 1155円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2011年06月 |
『竜とそばかすの姫』

高知の田舎町で父と暮らす17歳の高校生・すずは、幼い頃に母を事故で亡くし、現実世界では心を閉ざしていた。ある日、親友に誘われたことをきっかけに“もうひとつの現実”と呼ばれるインターネット上の超巨大仮想空間〈U〉に「ベル」というアバターで参加することに。ずっと秘めてきた比類なき歌声で瞬く間に世界中から注目される歌姫となったすず(ベル)は、〈U〉の中で「竜」と呼ばれ恐れられている謎の存在に出逢う。凶暴ながらもどこか孤独な竜との出逢いをきっかけに、すずは自分の中にある迷いや弱さと向き合っていくーー。歌が導く奇跡の出会いと成長の物語!
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作者 | 細田 守 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年06月15日 |
『機龍警察〔完全版〕』

有人兵器・龍機兵を導入した警視庁は搭乗員に三人の傭兵と契約した。彼らを擁する特捜部の警察内及び犯罪組織との暗闘の行方は?
作者 | 月村 了衛 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2017年05月09日 |
『龍の墓』

作者 | 貫井徳郎 |
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価格 | 1777円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2023年11月22日 |
『墨龍賦』

建仁寺の「雲龍図」を描いたことで知られる海北友松(かいほう・ゆうしょう)は遅咲きの絵師だが、山水図屏風、竹林七賢図、花卉図屏風、寒山拾得・三酸図屏風など、すばらしい作品を遺している。
しかしそこに至る道は、決して平坦ではなかった。
近江の浅井家に仕えていた実家・海北家が滅亡。武士に戻りたくとも戻れず、葛藤を抱きつつ絵師の道を選び取った友松は、明智光秀の片腕・斎藤利三と出会い、友情を育んでいく。
その利三が仕える光秀が信長に叛旗を翻す。本能寺の変ーー。しかしその天下は長く続かなかった。利三の運命は……。
武人の魂を捨てきれなかった友松は、そのとき何を考え、どんな行動をしたのか。
苦悩の末、晩年にその才能を花開かせ、安土・桃山時代の巨匠・狩野永徳と並び称されるまでになった男の生涯を描く傑作歴史小説。
著者・葉室麟が、デビュー前から書きたかった人物を、円熟の筆で描き上げている。
解説は、作家の澤田瞳子氏。
作者 | 葉室 麟 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2019年11月09日 |
皆さん、最後まで記事を読んでいただき、本当にありがとうございます。今回は特定のテーマ「龍」を通じて、なんとも魅力に満ち満ちた7つの作品をご紹介させていただきました。
龍と一言で言っても、その描き方一つで本当に色んな作品が生まれますよね。力強いドラゴンが活躍するファンタジー作品から、人間が龍に変身する物語、または、精神の象徴として龍が登場する心理描写に焦点を当てた作品まで、まさに多種多様。
読む者の想像をかき立てる力、それが小説の素晴らしいところではないでしょうか。人間が体験できないような事件や環境、そして出会いが描かれた作品は、我々の現実世界を一層豊かにしてくれます。
この記事を読んで、普段あまり小説を手に取らない方でも、ふと本屋さんで「龍」の文字がタイトルに入った作品を見かけたら、思わず手に取ってみていただけたらと思います。そして、それぞれの作品が描く「龍」の世界に触れて、その魅力に引き込まれていただければ幸いです。多様性のある世界観を、ぜひとも楽しんでいただけたらと思います。
また、すでに何冊も読まれている“読書の達人”の方々にとっても、今回のリストが新たな発見のきっかけになっていただければ大変嬉しく思います。
読書は無限の可能性が詰まっています。まだまだ知らない作品がたくさんあることを実感していただけることを願っています。これからも、あなたの読書ライフがさらに充実するよう、様々な作品を紹介してまいります。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
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