日本文学の歴史を解説した本 おすすめ5選
それでは、日本文学の歴史を解説した本のおすすめを紹介します。まず1冊目は、平安時代の源氏物語の世界を徹底解説。美しい文体と物語の深遠さに迫ります。2冊目は、戦国時代の武将たちの生き様を絶妙に描き出す一冊。3冊目は近代文学の発展を詳解。様々な作家たちの背景と作品について解説する一冊で、非常に参考になります。4冊目は、戦後文学の流れを読み解く一冊。戦後を生きた作家たちの想いや時代背景に思いをはせます。最後に紹介する5冊目は、現代文学の多様性と問題提起。どの一冊も日本文学の深遠な歴史と魅力を感じられること間違いなしですよ。
『2時間でおさらいできる日本文学史』
中世の大ベストセラーだった『伊勢物語』の中身を知っていますか?名前だけは聞いたことがあるけれど…の古今の「名作」を、できる限り原典を引用し、あらすじと作品背景を紹介。日本文学の豊饒さをまるごと実感できる画期的文学史!『古事記』から『火花』まで、面白すぎる日本文学千三百年分を一気読み!
作者 | 板野 博行 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 大和書房 |
発売日 | 2016年11月12日 |
『原色 新日本文学史 増補版』
300点を超える豊富な写真資料を使用。特に近代部分は本文・写真とも充実し、生き生きとした作者・作品の姿が浮かび上がります。
上段の本文は小見出しを多用し読みやすく文学史の流れを解説しています。
下段の補説では、ジャンル別作品の流れ、一覧表式まとめ、関係年表、本文を掘り下げた「参考」「語注」など、くわしく解説しています。
平成の記述8頁を増補しました。現代へとつながる文学史のダイナミズムを感じることができます。
作者 | 秋山虔/三好行雄 |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 文英堂 |
発売日 | 2017年01月01日 |
『あなたに語る日本文学史』
「日本の詩歌はさみしい主題を歌っているように見えるけれど、実は享楽的だと思います」。古より日本の文学は歌を中心に栄えた。表舞台たる政治の裏側で、万葉集や古今和歌集、閑吟集や梁塵秘抄は、自然を愛で、恋心を歌うことを楽しんできた。やがて民衆へも広まった歌は、芭蕉や蕪村、子規らのもとで大衆芸術としての地位を獲得してゆく。日本のことばの真の姿を歌と詩に探りつづけた国民的詩人が、次世代のために語り伝えた日本文学史。
まえがき
新装版まえがき
1 政治の敗者はアンソロジーに生きるーー「万葉集」
2 平安文化の表と裏ーー「古今和歌集」
3 詩歌の歴史は編纂者の歴史ーー「古今和歌六帖」
4 奇想の天才源順ーー「伊勢物語」と「大和物語」
5 女たちの中世ーー建礼門院右京大夫と後深草院二条
6 男たちの中世ーー俊成/西行/定家
7 歌謡の本質的な面白さーー「梁塵秘抄」
8 風俗の万華鏡ーー「閑吟集」から「唱歌」「童謡」まで
9 良基も芭蕉もパスもーー連歌/連句/レンガ
10 「写生」は近代文学のかなめーー子規の道・紅葉の道
あとがき
新装版あとがき
作者 | 大岡 信 |
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価格 | 1815円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年08月24日 |
『身もフタもない日本文学史』
日本人がエッセイを書く時、女は清少納言に、男は兼好になる。「枕草子」のように自らのセンスを誇り、「徒然草」のように世の中を叱って己を自慢するのだ。伝統の力の、何と偉大なことよ!希代のパスティーシュ作家が、現代まで連なる日本文学の伝統と、名作の凄さやつまらなさをざっくばらんに語る。「源氏物語」の世界文学史上稀な文体はなぜ生まれたのか。なぜ芭蕉は田舎の悪口を書くのか。なぜ漱石の小説は現代人が読んでもスラスラ読めるのか…。日本文学史の「背骨」をわし掴みにする快作。
作者 | 清水義範 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2009年07月 |
『響映する日本文学史』
『古今和歌集』から夏目漱石まで、つながりを知れば文学はもっと楽しい!
古典から近代に至るまで、ひとつの文学作品はまた別の作家を産み、作家たちはまた新たな作品を作り続けてきた。
たとえば、『源氏物語』に引用される古歌は在原行平が須磨を訪れたときに詠んだ和歌を踏まえているのは有名な話だが、さらに、謡曲を愛した夏目漱石は「涼しさの闇を来るなり須磨の浦」という俳句を残している。
またその夏目漱石が執筆した『草枕』は、刊行から六十年近い歳月が経ってから翻訳され、カナダのピアニスト、グレン・グールドの座右の書となったという。その後、日本では、グールドと『草枕』の研究が進展している。
それぞれの関連性を軸に、「響映」=「響き合い、映じ合う」という視点から史実をひもとくことで、新たな日本文学の姿を明らかにする。
まるで物語のように読み進められる、ドラマティックな文学史入門。
作者 | 島内裕子/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 左右社 |
発売日 | 2020年10月30日 |
これまでに紹介した本の中で、あなたが一番気に入った一冊は何でしょうか?それぞれには独特の魅力がありますが、全ては日本文学を理解するための一歩だと思います。深く掘り下げられた分析から客観的な視点まで、それぞれの本は日本文学とその背後にある文化の理解を深める上で、素晴らしいガイドとなるでしょう。
さて、もし本を読むという行為が一つの旅であるなら、それぞれの本はそれぞれの観光地のようなものです。そこから眺める風景、そこで感じる思い、それぞれが自身の心に新たな世界を刻み付けてくれます。今回紹介した本も、日本文学を旅する上でたくさんの知識と視点を提供してくれます。
おすすめの本を読めば、日本文学の深淵さと多様性を改めて実感できるでしょう。古代から現代まで、さまざまな作家や時代背景が交錯して生まれた、繊細で多彩な表現の世界を堪能してください。新たな視点で日本文学に触れ、あなただけの解釈や思考を深める手助けができれば幸いです。
これらの本を手に取ったとき、それは新しい旅の始まりです。あなたの心に響く言葉、感動、そして出会った未知の世界を楽しんでください。読むことで見えてくる新たな風景と共に、より豊かな世界観を身につけてまいりましょう。それでは、充実した読書ライフがあなたを待っています。それぞれの旅路でどんな発見があるのか楽しみにしています。以上、日本文学の歴史を解説したおすすめの本5選でした。
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