メディチ家とは何か?
あの名優が演じるイタリアを震撼させたメディチ家。オトコたちの野望と謀略が混交する、これぞ奇骨一族。経済力と教養を兼ね備え、文化の発展に一役買った彼らは国益を追求し、家族の栄光を重んじ、一代で名を世に轟かせた。その一挙一動が歴史を動かし、中世ヨーロッパを大きく左右した彼らの卓越性と深遠なる影響力をこの作品では一ミリも無駄にせず描かれていますよ。鮮やかな歴史描写と、家族愛や野心が交錯する複雑な人間ドラマが、あなたを15世紀のフィレンツェへと誘います。見逃せません!
『神からの借財人コジモ・デ・メディチ 十五世紀フィレンツェにおける一事業家の成功と罪』
遠隔地交易の発展と商業都市の勃興にともない、富をなす事業家、銀行家が次々に現れた中世後期ヨーロッパ。しかし、教会法はウスラ=利子をむさぼる行為を許されざる大罪とみなしていた。ウスラをめぐる聖職者達の言葉と、メディチ家の巨人コジモの生涯をたどり、そのパトロネージに秘められた贖罪の悲願を明らかにする。
はじめに
第一章 ウスラをむさぼる者を待ち受けているのは
一 永遠の死を招く大罪
二 時間を盗む者
三 ゆるされることがあるとすれば
四 キリスト教徒としての埋葬の拒否
五 地獄、その第七の圏谷
第二章 宥恕されうる利得、されえない利得
一 消費貸借、使用貸借、ソキエタス
二 ウスラをめぐるトマス・アクィナスの理解
三 返済の遅滞と逸失利益への補償
四 ソキエタスからの利益──トマス・アクィナスの理解
五 教会法学者の逡巡
六 シエナのベルナルディーヌスとフィレンツェのアントニーヌス
七 新たな生き様解放への一歩
第三章 十三、十四世紀のフィレンツェとメディチの事業の創業
一 十三、十四世紀のフィレンツェ
二 ムジェッロからフィレンツェへ
三 メディチの事業の創業──ヴィエーリ・ディ・カンビオとジョヴァンニ・デ・メディチ
第四章 コジモの追放、帰還とメディチ・レジームの形成
一 フィレンツェからの追放と帰還
二 メディチ・レジームの形成
三 〈ローディの和〉
第五章 コジモの時代のメディチの事業(I)──その概容、組織、そしてひと
一 コジモの時代のメディチの事業
二 為替手形の引き受け
三 寄託とローマの拠点
四 事業組織の統轄と総支配人
第六章 コジモの時代のメディチの事業(II)──その収益は宥恕されうるものであったか?
一 ソキエタスから分配される利益
二 〈乾燥手形〉と〈初年度献上金〉の立て替え
三 寄託と危険の共有
四 〈教皇官房付き受寄者総代〉
第七章 コジモ・デ・メディチのパトロネージ
一 大パトロンの時代
二 富者コジモ
三 コジモ・デ・メディチのパトロネージ
第八章 それはつぐないの行為であったか?
一 大度量のひとコジモ
二 返還の容易なウスラと容易でないウスラ
三 それはつぐないの行為であったか?
四 コジモの胸中に去来したもの
結びにかえて──煉獄のコジモ
一 コジモは今、どこに?
二 第三の場、煉獄
三 煉獄のコジモ?
あとがき
初出一覧
引用・参考文献
人名索引
| 作者 | 西藤洋 |
|---|---|
| 価格 | 4180円 + 税 |
| 発売元 | 法政大学出版局 |
| 発売日 | 2015年08月25日 |
『メディチ家の人びと ルネサンスの栄光と頽廃』
フィレンツェの名家・メディチ家の栄光とともにあったイタリア・ルネサンス。名主ロレンツォの黄金時代からコジモ一世の最盛期へー輝く家名とその陰の悲劇の数々は、人間の再生を謳歌する時代の繁栄と頽廃に重なりあう。世界史にその名を残す華麗なる一族の裏面史を通して人間の悪と欲望を描き出し、ルネサンス的人間像を探究する異色の長編評伝。
| 作者 | 中田耕治 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2002年07月 |
『メディチ家』
勃興期の謎、富と栄光の黄金時代、そして君主・教皇への道ーールネサンスを演出した名族500年の興亡!
メディチ家の紋章の由来ーーメディチの紋章(金地に数個の赤い球を配する)の由来については、2つの説がある。ひとつは、「メディチ」(Medici)の家名そのものが示すように、彼らの祖先は医師(単数medico/複数medici)ないし薬種商であり、赤い球は丸薬、あるいは吸い玉(血を吸いだすために用いる丸いガラス玉)を表しているという説である。
もうひとつは、メディチ家をフィレンツェ随一の大富豪にした当の職業、すなわち銀行業(両替商)にちなんで、貨幣、あるいは両替商の秤の分銅を表しているという説である。
家名の本来の意味を考えれば、医師・薬種商の出身で、丸薬を意匠化したと見るのが自然であるが、13世紀以降の医師・薬種商組合の史料にメディチの一族が登録していた形跡はない。
しかし、一方、貨幣ないし秤の分銅を意匠化したと考えることは、銀行組合(両替商組合)の紋章と比較すると疑問が生ずる。なぜなら、銀行組合の小円板のモティーフは明らかに貨幣を意匠化したものだが、そこでは小円板はコイン状の平板な形状を示しているのにたいし、メディチの紋章では、当初からヴォリユームゆたかな半球状の球(パツラ)が並べられているからだ。--本書より
●メディチ一族の形成
●メディチ銀行の台頭
●メディチ家の覇権確立ーーコジモ・イル・ヴェッキオの時代
●メディチ家の「黄金時代」--ロレンツォ・イル・マニフィコの時代
●メディチ家の追放と復権
●君主としてのメディチーーフィレンツェ公からトスカーナ大公へ
●メディチ家の衰退と滅亡
| 作者 | 森田 義之 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 1999年03月19日 |
そんなわけで、メディチ家のキャラクターや歴史を描いた作品、一体どうでしたか?彼らの生きざま、特にパトロンとして芸術や科学を支え、ルネッサンスを牽引したその姿勢には、現代の私たちにも参考になる要素がたくさん詰まっていますよね。
古代ローマの豪族や中世の諸侯、そして現代のエリートたちがある意味で共有しているのは、「権力」にまつわるドラマだと思います。あの手この手で権力を得ようとし、時には家族を裏切ることすら厭わない。でもその一方で、自分たちが得た権力をどう社会に還元するか。それがエリートの本分とも言えます。
メディチ家は、まさにこの「権力をどう使うか」をあらゆる形で表現した一族だったと思います。彼らが芸術を愛し、学問を重んじ、そしてそれらを経済や政治に活かす。これは、「権力がある者」の理想像でもありますよね。
ただ彼らも人間なので、権力争いや情熱的な恋愛、家族間の確執など、普遍的な人間ドラマもたっぷりと描かれています。それがまたこの作品の面白さを引き立てている点でもあります。
メディチ家の人々は、芸術家や科学者たちがどのように自分たちの時代を変えたのかを共感しながら見つめていました。だからこそ私たちもまた、彼らの視点から自分たちの時代を見つめ直すことができるのです。
複雑な人間関係、権力闘争、そして芸術や科学への情熱。それら全てが絶妙に織り交ぜられたこの作品は、あなた自身が歴史の一部になったかのような感覚を味わうことができるでしょう。最後に、物語を楽しみつつも、メディチ家が残した価値観や精神性に肯きながら、自分自身とどう向き合うか考えてみてはいかがでしょうか。
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