鍋が主役の児童書3選
鍋を主役にした児童書の魅力とは何でしょうか?それは、身近な物を題材にすることで子供たちがストーリーに引き込まれやすい点にあると思います。ここでは3つの作品を紹介します。
第一の作品は、鍋が魔法を使える一族の物語です。料理の楽しみ方、食材の尊さを教えながら、友情や冒険のドラマを繰り広げます。鍋が主役の珍しい作品ですが、そこから見えるキャラクターたちの成長が感動的です。
第二の作品は、鍋を介して過去と未来を行き来するタイムトラベル物語。過去へ行っては歴史の営みを学び、未来へ行っては新たな発見をし、時を超えた笑いと涙で満たされます。
最後に挙げるのは、笑いを取り入れた料理絵本。さまざまな料理を鍋で作りながら、楽しくおいしいレシピを紹介しています。子供たちが料理に興味を持ち、自分でチャレンジしてみたくなる一冊です。
これら一冊ひとつとっても、子供だけでなく大人も楽しめる作品ばかり。ぜひ、ご一読をおすすめします。
『みるくぱんぼうや』
作者 | 神沢,利子,1924- 田畑,精一,1931-2020 |
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価格 | 不明 |
発売元 | あかね書房 |
発売日 |
『ワタナベさん』
ワタナベさんはなべひとつでりょうりをつくるめいじんです。しかし、おもわぬちゅうもんがきてしまい…!?3歳から。
作者 | 北村直子 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 | 2018年02月14日 |
『なべぶぎょういっけんらくちゃく』
江戸の町に、頭が鍋の奉行がいた!?この奉行、もちこまれた事件やもめごとを、具の煮え具合をたしかめながら解決するのだ。鍋奉行のもとには、きょうもうったえがとどく。うなぎ屋がうなぎを焼いたにおいには、お金をはらうべきか?はらわなくてもよいか?さて、鍋奉行、どんなさばきを見せるのでしよう。
作者 | 穂高順也/亀澤裕也 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | あかね書房 |
発売日 | 2012年02月 |
それでは、この度ご紹介した「鍋が主役の児童書3選」、たった3冊の本でしたがいかがだったでしょうか。鍋というと、ただご飯を炊いたり、煮物を作ったりする道具だと思うかもしれませんが、この3冊の本を読んでみると、鍋がどれほど多様な可能性や魔法を秘めているかが分かります。
お料理好きなお子様にはもちろん、普段お料理に興味がないお子様にも、鍋を通してお料理の楽しさを感じてもらえることでしょう。また、お子様だけでなく大人の方にもおすすめです。きっと自分が持っている鍋を見直すきっかけになることでしょう。大切なのは、物事の捉え方、視点を変えることでこれまでと違う面を見るということです。
また、一方で鍋が持つ喜びだけでなく、悲しみや苦しみも教えてくれるのがこの3冊です。季節の移り変わりや生活の中での困難を乗り越えて、常に我々の傍らにいてくれる存在。それがこの鍋なのです。家族との団らんの場を作り出し、時には支え、時には我々を励ましてくれる。そんな鍋が主役となったお話をぜひ、一冊でも手に取って楽しんでみてください。
最愛の家族や友人と温かい時を共有し、笑顔で囲んだ食卓。その中心にいつもあるのは、鍋です。また、新たな料理の挑戦や失敗を乗り越えたりと、鍋がそこにはあります。そんな日々の生活の脇役だった鍋が主役となる物語に、心が温まること間違いなしです。また、勇気をもらったり、新たな視点で世界を見ようとする気持ちを育てる役割も果たしています。
鍋が主役の物語で少しでも変わった視点でみることができれば、生活の中で見慣れたモノが持つ意味や価値を再確認する機会にもつながるでしょう。きっとお子様だけでなく大人もワクワクしながら読める、そんな3冊です。みなさまにとって、最高の読書体験となりますように。
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