静かな夜に開く絵本:大人が見つける思索の時間 7選

毎日の仕事や生活に疲れた時、一人静かな夜に手に取る絵本。そこには大人だからこそ感じられる深いメッセージが込められています。子供の頃には気づかなかった、絵本の中に隠された哲学や思索への扉が開かれます。人生や自己、世界観への新たな洞察は、平穏な夜をまるで別世界へと誘い、豊かな時間と感情を呼び覚まします。表紙を開くたびに、新たな気づきや発見を与えてくれる7つの絵本を厳選。多忙な日々のなかで、大人がホッと一息つけるそんな絵本達で心を癒してみませんか。どんなに大人になっても、絵本から学ぶことは無限です。
『ぼく』

作者 | 谷川,俊太郎,1931- 合田,里美,1984- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩崎書店 |
発売日 | 2022年01月 |
『わすれていいから』

MOE絵本屋さん大賞2024 第2位
キノベス!キッズ2025 第3位
「第15回リブロ絵本大賞」入賞
第5回TSUTAYAえほん大賞 第4位
第6回 親子で読んでほしい絵本大賞 3位
第8回ブックハウスカフェ大賞 金賞
絶賛の声、続々!!
『わすれていいから』は、7歳の頃に拾った猫を実家に置いて18歳で上京した店主が自分のことのように泣きながら読んだ、少年と猫の物語。
誰も死なないのに、忘れていいと言われても忘れられない、2024年の当店Top3入り間違いなしの猫絵本。(キャッツミャウブックス店主 安村正也)
「そんなに早く大きくならないで」と時々さみしくなってしまう私に、あたたかい勇気と自信をくれた絵本です。(40代女性)
今になって、だまって見送ってくれた親の気持ちを思いだしグッときました。(30代男性)
この猫のように思える日がくるのかな…。まだ赤ちゃんの我が子を見て、もう泣けちゃっています。(20代女性)
あるひ、いえにやってきた おれ。
そこには、うまれたばかりの おまえ がいた。
ここは、おれたちのなわばり。
嬉しいときも悲しいときも、子どものそばには猫がいっしょ。
二人とも隅っこが好きで、いつもくっついていたけど、
気がついたら隅っこに おまえ がいないことが多くなってーー。
当たり前に過ごしている時間が愛しくなる、大切な人に贈りたい絵本です。
作者 | 大森 裕子 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年02月21日 |
『いつまでも、鰐』

フランスの作家レオポルド・ショヴォー作「いつまでも、鰐」(『年を歴た鰐の話』『年をとったワニの話』)を所収した『ノコギリザメとトンカチザメの話』は1923年に刊行され、挿絵は画家ピエール・ボナールによって描かれた。のち1929年にショヴォーは自作のイラストレーションを配し、テクストにも若干の修正を加えて新装版を刊行している。本書はこれを底本とし、「いつまでも、鰐」のみを抜粋したものである。この本では、原書の構成を考慮し、テクスト部分とイラストレーション部分を独立させる体裁を継承した。また、イラストレーションに対応したキャプション部分の本邦初訳を試みるとともに、ショヴォー本来の語り口を味わえるよう原文テクストも収録した。
作者 | レオポルド・ショヴォー/高丘由宇 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 文遊社 |
発売日 | 2006年08月 |
『うろんな客』

カギ鼻頭のヘンな生き物がやってきたのはヴィクトリア朝の館。とある一家の生活の中に突然入り込んできてそして、それから…。
作者 | エドワード・ゴーリー/柴田 元幸 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2010年08月03日 |
『セミ』

作者 | Tan,Shaun,1974- 岸本,佐知子,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2019年05月 |
『ヒトニツイテ』

ヒトハミル、ヒトハカンガエル、ヒトハ…
作者 | 五味太郎 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 絵本塾出版 |
発売日 | 2015年03月30日 |
『どこいったん』

くまが、大事なあかい「ぼうし」を探しています。
きつねに聞いて、かえるに聞いて、うさぎに聞いて、へびに聞いて……。あちこち探しました。
……だけど、ちょっとまって!
作者 | ジョン・クラッセン/長谷川 義史 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | クレヨンハウス |
発売日 | 2011年12月 |
さて、ここまで紹介した7作品の中に一番興味を引かれたタイトルはあったでしょうか?それぞれが異なる大人の世界を描いていますが、共通して持ち合わせているのは、読む者自身の心の世界への入口を開く力です。一日の疲れを静かな夜に解消させるだけでなく、あるいは思考を刺激し、あたらな視点を提供してくれます。
静かな時間を過ごす中で、自分自身に問いかける時間を作り出すことができるのです。読んだ直後は、物語の主人公たちの感情や行動について考えたり、作者のメッセージを読み解いたりと、読後の時間もまた楽しむことができます。この一人の時間を大切にすることで、自身の内面と向き合ったり、自身の世界観を形成することができます。
もちろん、全ての作品が全員に合うわけではありません。それぞれの作品にはその世界観やテーマがあり、それぞれが心地よく、また新鮮に感じられるパートナーとなるでしょう。今回紹介した作品があなたにとっての自己探求の一助となれば、それに越したことはありません。
どの作品も、あたたかな灯りと共に静かな夜に開く一冊にぴったりです。読み終えた後には、きっと新たな発見や感触があなたを待っています。今後も何度でも、一冊の絵本に耳を傾けてみてください。それぞれの物語から、あなただけの教訓や発見を見つけることができるでしょう。
これからも、あなたと本との素晴らしい出会いがあることを願いつつ、今回の紹介を終えさせていただきます。今夜も素敵な読書タイムをお過ごしください。
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