短編小説集オススメ3選
皆さん、短編小説集って読んだことありますか? あっという間に読めるけど、その中に濃密な世界が詰まっているんですよ。一つ目に紹介するのは、風変わりな人間関係がきらめく、洗練された文体の短編集です。次にオススメなのは、笑いあり涙ありの人間ドラマがたっぷり詰まった一冊。最後にご紹介するのは、SF好きにはたまらない、アイデア溢れるストーリーが楽しめる短編集です。それぞれ全然違うテイストなので、気分や時間に合わせて手に取ってみてくださいね。この短編集たちと出会えば、きっとあなたの日常に新たな刺激をもたらしてくれるはずです。
『パパの電話を待ちながら』
作者 | Rodari,Gianni,1920-1980 内田,洋子,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2014年02月 |
『いろいろのはなし』
閉園後の遊園地で、メリーゴーランドの7頭の馬たちは今夜も園長さんにお話をねだる。知っている話をぜんぶ話してしまった園長さんは、「最後のお話」を語りはじめるのだが、ただ静かに話を聞いている馬たちではなかった。いつしかお話は42話にまでふくれあがり…。片づけが大の苦手な詩人パンプーシキン、不良ヤギのマトヴェイに一目ぼれして駆け落ちする乙女羊ビャーシャ、電気頭脳をもったバイクと抜群の推理力で悪者を追いつめる警官イワン、いろんなものに間違えられながら逃げまわる猫のアクシーニャなどーおちゃめな登場人物や動物たちであふれかえる。
作者 | グリゴリー・オステル/毛利公美 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 東宣出版 |
発売日 | 2013年01月 |
『掌の小説』
両親を早くに失った私は、幼い頃から祖父を一人で介護していた。私が十六歳の時に祖父が亡くなり、火葬され…。自伝的な「骨拾い」のほか、「伊豆の踊子」の原形をなす「指環」、謎めいた高貴な少女が馬車を追いかける「夏の靴」、砕け散ってしまった観音像を巡る「弱き器」など、四十年以上にわたり書き続けられた豊穣なる掌編小説122編。神秘、幻想、美的感受性等、川端文学の粋が凝縮されている。
作者 | 川端 康成 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年03月28日 |
以上、私のおすすめする短編小説集を3つ紹介させていただきました。短編小説というのは、長編小説とは一味違った魅力が詰まっていますよね。たとえば、短い範囲でいかに物語を濃厚に描き上げるか、あるいはどうキャラクタを鮮やかに描き出していくかなど、登場人物やストーリーテリングの技術が問われます。
それぞれの作家が、短いながらも深遠な世界を描き出しているのが短編小説の魅力です。それは一見小さな物語でも、その中にはたくさんの要素が詰まっていて、読み解く楽しさが待っていると思います。
また、短編小説は読む時間も少なくて済みますから、ちょっとした空き時間に読むこともできますし、気軽に読めるという点でも非常に魅力的だと思います。休憩時間や移動時間など、ほんの少しの時間でも、それぞれの作品があなたの心に優しく寄り添ってくれることでしょう。
皆さんがこれらの作品を手に取ることで、短編小説の奥深さやその魅力を感じていただければ幸いです。そして、あなたのお気に入りの一冊が見つかれば、それはとても嬉しいことです。是非、色々な作品を読んでみて、あなたの中で一番印象深い作品を見つけてみてください。
それでは、これから短編小説の世界に足を踏み入れる皆さんにとって、素敵な読書体験となることを祈っています。各作家の世界観と一緒に、一冊一冊の小説を心の中に優しく刻んでいっていただければと思います。よい読書時間を!
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