高森美由紀おすすめ小説⑦

いつも生々しい人間描写に魅了される、高森美由紀さんの作品。直接の表現を避け、微細な心の動きを丁寧に描くその作風は、どの作品を読んでも感動的です。今回ご紹介する作品も、おなじみの彼女の魅力がたっぷり詰まっています。日常の中に潜む深淵を、さらりと軽やかに示す巧妙なストーリーテリングに、読者は確実に引き込まれます。登場人物たちの悲哀と希望が交錯する、この小説をぜひご賞味ください。東洋と西洋、現代と古代が融合した彼女の世界観に引き込まれること間違いなしですよ。
『ちょいこわちょびっとこわーいはなし 9』
| 作者 | いとう,みつる 髙森,美由紀,1980- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 岩崎書店 |
| 発売日 | 2021年02月 |
『おひさまジャム果風堂』
東北地方の片田舎。地元の遊園地で戦隊もののスーツアクターをしている拓真(27歳)と、拓真に引き取られた無表情な小学生・昌(8歳)が織りなす、涙あり笑いありのハートフル・ストーリー。
| 作者 | 高森美由紀 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 産業編集センター |
| 発売日 | 2015年08月 |
『ペットシッターちいさなあしあと』
ペットの死の瞬間を正確に予知し、
最期を看取る不思議なペットシッター
「ちいさなあしあと」。
「ペットシッターちいさなあしあと」は岩手県盛岡市にある、ペットの看取りを行う会社だ。
社長の陽太(25歳)は、においで生き物の死期が分かる。
社員には、動物の言葉が分かる薫(26歳)と、動物に深い愛情を抱く柚子川(31歳)がいる。
ある秋の日、海外から帰国した父親と久しぶりに対面した陽太は、
彼から漂うそのにおいに気づいた……。
「死」を通じて明らかになる、それぞれの人生。
粗末にしてかまわない「生」などひとつもないことが静かに語られる。
切なくも温かい命の物語。
第一章 貴婦人の秘密
第二章 起点
第三章 可愛いあたし
第四章 そういうこと
| 作者 | 高森 美由紀/げみ |
|---|---|
| 価格 | 1430円 + 税 |
| 発売元 | 産業編集センター |
| 発売日 | 2018年08月20日 |
以上、高森美由紀先生の山のように重なる素晴らしい作品の中から、私たちが特におすすめしたい7つの作品を紹介させていただきました。先生の作品に愛される方々の数は、年齢を問わず、国境を越えて、まさに無限大です。それは先生の作品が持つ圧倒的なストーリーテリング、鋭い感情の描写、そして決して褪せることのない人間の本質を如実にとらえた見事な描写力があるからでしょう。
だからこそ、今日ご紹介した作品に限らず、高森美由紀先生の作品を読んでみたいと思った方は、ぜひ書店や図書館に足を運んでください。その中にはきっと、自分がこれまで気づけなかった世界や、自己理解につながるカギが隠されていることでしょう。
なお、今回は比較的新しい作品を中心に取り上げましたが、先生の初期の作品も非常に魅力的であり、読む価値があることは確かです。毎回新たな発見がある、それが高森美由紀先生の作品の魅力であり、読み続けたくなる理由でもあります。
皆さまがこれらの作品に触れることで、自分自身の新たな一面に気づくきっかけになったり、新たな楽しみを見つけたりすることができたら、何より嬉しく思います。それでは、次回の紹介まで、お待ちしております。
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