フィレンツェが舞台の小説5選
フィレンツェの美しい街並みが生き生きと描かれる作品たちをご紹介します。躍動感あふれる中世イタリアを舞台に、陰謀と恋が織りなす群像劇が繰り広げられる一作です。次に、美術好きにはたまらない、名画とともに歴史を巡る旅が楽しめる一作もおすすめ。その他、イタリアルネサンスの夜明けを描いた、歴史好き必見の一作も。また、現代のフィレンツェを鮮やかに描いた、心温まる人間ドラマや、最後に、実在の芸術家を主人公にした、芸術愛溢れる小説もピックアップしています。それぞれがフィレンツェの魅力を五感で感じさせてくれますよ。
『ハンニバル 上巻』
作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2000年41月0日 |
『インフェルノ (上)』
目覚めたらフィレンツェだった。窓からヴェッキオ宮殿が見える。いったい、イタリアで何をしているんだ?当惑するハーヴァード大学宗教象徴学教授・ラングドンに、医師はシエナと名乗った。「ここはICU。あなたの頭の傷は、銃弾によるものです」。直後、病院に現れた暗殺者に襲われ、ほうほうの体で病院を逃げ出した二人だが、ラングドンのハリス・ツイードの上着のポケットには、見知らぬ金属製の円筒が。“生物学的有害物質(バイオハザード)”。指紋認証で開封すると、ボッティチェルリの“地獄の見取り図”が現れた。ダンテの“地獄篇”の影響を受け描かれた絵には、暗号が隠されているのか?追っ手を逃れヴェッキオ宮殿に向かった二人を次々と危機が襲う!
作者 | ダン・ブラウン/越前 敏弥 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2013年11月28日 |
『眺めのいい部屋』
1907年、まだ封建的な風潮が強かったころ、イギリスの良家の令嬢ルーシーは、従姉妹とともにイタリアのフィレンツェを訪れた。開放的な地で、繊細で情熱的な青年ジョージと出会い、とまどいながらも心惹かれる。自分の気持ちに気づかず帰国したルーシーは、求められるままに貴族の青年と婚約するが、苦悩の中で本来の自分自身を発見する。若い女性の心の成長と真実の愛を描く永遠の名作ロマンス。
作者 | エドワード・モーガン・フォースター/西崎憲 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2001年09月 |
『真夜中の訪問客』
夜明け前のフィレンツェは,森閑と闇に沈んでいた。通報をうけて現場に急行する見習い将校のバッチ憲兵は、不安を抑え、面倒な事件ではありませんようにと祈った。だがその願いもむなしく、呼びだされた先のアパートメントの部屋には中年男の死体が転がっていた…。殺人事件だった。被害者の部屋にあった身分不相応とも思える高価な美術品はどこからきたのか。そして事件当夜に被害者が待っていた訪問客とは。はじめての大事件で戸惑うばかりのバッチ憲兵は、風邪で寝込んでいる上司のグアルナッチャ准尉に相談するが、なんら手がかりも得られぬまま、第二の事件が起きた。メグレ・シリーズの巨匠シムノンが絶賛した英国女流推理作家のデビュー作、遂に登場。CWA新人賞候補作。
作者 | マグダレン・ナブ/千種堅 |
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価格 | 854円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 1990年07月01日 |
『冷静と情熱のあいだ Blu』
あのとき交わした、たわいもない約束。10年たった今、君はまだ覚えているだろうか。やりがいのある仕事と大切な人。今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。だけど、どうしても忘れられない人、あおいが、心の奥に眠っている。あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのにー。切ない愛の軌跡を男性の視点から描く、青の物語。
作者 | 辻 仁成/角川書店装丁室 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2001年09月21日 |
フィレンツェ、都市の雰囲気までもが美術品のようなこの地を舞台にした作品たちは、それぞれが見事に彩られています。詩的な情緒と繊細な人間ドラマ、鮮烈な恋愛模様から歴史的な舞台設定まで、多種多様な物語たち。全てが読者を深く引き込んで離しません。それぞれの作品が持つ、独自の視点と詩情で描かれたフィレンツェはまるで別世界。時としてリアルに、時としてファンタジーに彩られたその世界に、どっぷりと身を委ねてみてはいかがでしょうか。
おすすめの5作品をご紹介しましたが、これらはまだ氷山の一角。フィレンツェを描いた作品はこれだけにとどまりません。広大な美術史の宝庫であり、ルネッサンスの発祥地であるこの街の魅力は、幾千の芸術家たちを惹きつけ、そして今もなお私たちを魅了し続けています。
あなたもその魅力に触れてみませんか?歴史的な背景と情緒豊かな人々の物語、フィレンツェ自体が持つ壮麗さと繊細さ。それらが織りなす物語の数々を、ぜひ手に取ってみてください。
きっと、文字を読み進めるごとに、フィレンツェに足を運びたくなるはず。まるで現地で風を感じ、香りを嗅ぎ、街の音を聞くような、そんな深い体験を味わえるでしょう。もちろん、悩める恋人たちのドラマに心打たれること間違いなしです。
それでは、素晴らしい読書旅行を。新たな一冊が、あなたを待っています。
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