第二次大戦下のドイツ周辺を描いた本10選

戦争という緊張感、不安、孤独感あふれる環境下でも、人々は生き抜き、時には愛を育みます。その現実を描いた作品を10本、ご紹介します。描かれる情景は、厳しいだけじゃない。希望や絶望、愛や憎しみ、そして確かな人間ドラマが描かれているんです。軍人も民間人も、彼らがどう生き抜くか、どう選択をするか。リアルとフィクションが交錯するその現場を、あなた自身の目で確かめましょう。あなたの心に深く刻まれるであろう、これら10冊の物語。戦争を知ることで、平和な今をより深く感じることができるはずですよ。
『歌われなかった海賊へ』

作者 | 逢坂,冬馬,1985- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2023年10月 |
『ベルリンは晴れているか』

終戦直後のベルリンで恩人の不審死を知ったアウグステは彼の甥に訃報を届けに陽気な泥棒と旅立つ。歴史ミステリの傑作が遂に文庫化! 解説 酒寄進一この作家の集中力と咀嚼力には、その若さからは想像もつかないほどの馬力がある。素直に脱帽!--逢坂剛第1位 第9回Twitter文学賞(国内編)第3位 2019年本屋大賞第2位 このミステリーがすごい!2019年版(国内編)第160回直木賞候補その他各紙誌でも大絶賛!!第二次大戦直後のドイツを舞台に迫真の臨場感で描かれた歴史ミステリの傑作待望の文庫化!【内容紹介】1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が米国製の歯磨き粉に含まれた毒による不審死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、なぜか陽気な泥棒を道連れに彼の甥に訃報を伝えに旅出つーー。圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作、待望の文庫化!解説 酒寄進一
作者 | 深緑 野分 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2022年03月14日 |
『アドルフに告ぐ(1)』

第10回講談社漫画賞受賞作品ついに登場!ドイツ領事の息子のアドルフ、ユダヤ人のアドルフ、そしてアドルフ・ヒットラー。第二次大戦を期に交錯する三人のアドルフの運命は?著者後期の代表作ついに登場
作者 | 手塚 治虫 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 講談社コミッククリエイト |
発売日 | 2010年06月11日 |
『ちょっとピンぼけ』

作者 | Capa,Robert 川添/浩史 井上/清壱 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 |
『死の泉』

第二次大戦下のドイツ。私生児をみごもりナチの施設「レーベンスボルン」の産院に身をおくマルガレーテは、不老不死を研究し芸術を偏愛する医師クラウスの求婚を承諾した。が、激化する戦火のなか、次第に狂気をおびていくクラウスの言動に怯えながら、やがて、この世の地獄を見ることに…。双頭の去勢歌手、古城に眠る名画、人体実験など、さまざまな題材が織りなす美と悪と愛の黙示録。吉川英治文学賞受賞の奇跡の大作。
作者 | 皆川博子 |
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価格 | 1188円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2001年04月 |
『朗読者』

15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」-ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。
作者 | ベルンハルト・シュリンク |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2003年06月 |
『夜と霧[新版]』
![夜と霧[新版]の表紙](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9709/9784622039709.jpg?_ex=325x325)
〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。
世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。
私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお送りする。
作者 | ヴィクトール・E・フランクル/池田 香代子 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | みすず書房 |
発売日 | 2002年11月 |
『アンネの日記 増補新訂版』

自分用に書いた日記と、公表を期して清書した日記ー「アンネの日記」が2種類存在したことはあまりにも有名だ。その2つを編集した“完全版”に、さらに新たに発見された日記を加えた“増補新訂版”が誕生した。ナチ占領下の異常な環境の中で13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しくよみがえる。
作者 | アンネ・フランク/深町 眞理子 |
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価格 | 1122円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2003年04月 |
『戦場のコックたち』

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。コックでも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだーー料理人だった祖母の影響でコック兵となったティム。冷静沈着なリーダーのエド、陽気で気の置けないディエゴ、口の悪い衛生兵スパークなど、個性豊かな仲間たちとともに、過酷な戦場の片隅に小さな「謎」をみつけることを心の慰めとしていたが……『ベルリンは晴れているか』で話題の気鋭による初長編が待望の文庫化。直木賞・本屋大賞候補作。
*第2位『このミステリーがすごい!2016年版』国内編ベスト10
*第2位「ミステリが読みたい!2016年版」国内篇
*第3位〈週刊文春〉2015年ミステリーベスト10/国内部門
*第154回直木賞候補
作者 | 深緑 野分 |
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価格 | 1078円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2019年08月09日 |
『レッドサンブラッククロス1』

第二次世界大戦で勝利したドイツ第三帝国は、カナダで抗戦を続ける英国を追い北米に侵攻。欧州を制圧した強大な軍事力による電撃攻勢と、史上初の反応弾攻撃で合衆国を崩壊させた。ここに、日英同盟対ドイツの第三次世界大戦が勃発!
著者最大のシリーズを合本する愛蔵版。第一巻には本篇1「合衆国侵攻作戦」、本篇2「迫撃の鉄十字」、本篇3「反撃の旭日旗」を収録。
作者 | 佐藤 大輔 |
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価格 | 4180円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2020年08月21日 |
以上、戦時下のドイツを舞台にした10作品をご紹介しましたが、どれも深い人間ドラマが描かれていて、ただ過酷な状況下を描いただけではなく、人間の強さや脆さ、愛や喜び、悲しみや絶望が真実的に描かれています。これらの作品を通して、歴史という大きな流れの中で一人一人が何を感じ、何を痛感し、何を思い、どう生きていたのかを垣間見ることができるかもしれません。
それぞれの作品は、その時代背景を緻密に描いており、当時の人々の生活や心情、社会状況などをリアルに感じることができます。そして、そこには、たとえ困難な状況であっても、人間が抱く希望や愛、勇気が描かれており、読んだ後には決して忘れられない何かを感じていただける作品ばかりです。
また、これらの作品を読むことで、今、私たちが平和な時間を過ごせることへの感謝や、歴史の重みを改めて感じることができるでしょう。歴史を学ぶ上で大切なことは、事実を知ることも大切ですが、その時代を生きた人々の思いや感情に触れることもまた大切です。
それぞれの作品は、その時代の舞台を描くだけでなく、ユニークな視点から人間の心情や社会を描くことで、読者に多くの問いを投げかけます。それは、人間とは何か、愛とは何か、戦争とは何か、平和とは何かという普遍的なテーマについて、まるで自分自身に問いかけるかのようです。
今回紹介した作品たちは、どれも深く考えさせられるものばかりですので、ぜひ一冊、手に取ってみてはいかがでしょうか。そして、その中に描かれているメッセージを自分なりに解釈してみてください。きっと、新たな視点や学びを得ることができるはずです。そして、そこから何を感じ、何を想うかは、あなた次第です。
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