相続について考えさせられる小説5選

何かを相続するという独特な状況は、人間関係に様々なドラマをもたらしますよね。物語の中では財産を巡る争いや深まる家族の絆、さらには自身の人生観まで見直すことになることがあります。ここでは、そんな相続について考えさせられる小説を5つ紹介します。
物語の中心には大きな家族の秘密があり、主人公は相続の途中でそれを知ることになる作品、遺産の分け方をめぐって兄弟が争い合う作品、また、亡き父の遺産を巡り一族内で混乱が生じる作品など、バラエティに富んでいます。
さらに、一見幸運に見える遺産が、実は主人公にとって重荷となる作品や、相続が発端で奮闘する女性の生き様を描く作品もピックアップ。相続を通して登場人物の成長や家族の絆、人間の本質を垣間見ることができますよ。
『相続人はいっしょに暮らしてください (祥伝社文庫)』

作者 | 桜井美奈 |
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価格 | 809円 + 税 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2022年10月13日 |
『相続始末記』

会社員のフクミは、姉の舞子から父が心臓発作で入院したとの報せを受ける。入院直後はいつも通りに振る舞っていた父だったが、突然亡くなってしまう。相続の手続きを進めるために戸籍謄本を確認していると、父に離婚歴があり母違いの兄弟が二人いることを知る。父の遺産相続権をもつ兄弟に直接会いに行くため、姉妹の二人旅が始まるーー。父の死をきっかけに、今まで知らなかった家族の顔が見えてくる波瀾の相続エンタメ!
作者 | 堀川 アサコ |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年09月24日 |
『真壁家の相続』

大学生の真壁りんに届いた、祖父の死の知らせ。急いで葬儀会場へ向かうと一人の青年が現れる。彼が祖父の「隠し子」と名乗ったことを皮切りに、相続の話し合いは揉めに揉めることに。マイペース、しっかり者、自由人、冗談好き、ゴシップ通…。一人一人はいい人なのに、火種が次々と浮上し家族は崩壊寸前。解決に奔走するりんだったが……。笑って泣けるホームドラマの傑作。
作者 | 朱野 帰子 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2019年10月10日 |
『この会社、後継者不在につき』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 |
『親の家が空き家になりました』

50代の主婦・佐々木瞳は兵庫県のマンションで夫の一郎と二人で暮らしていたが、2018年に母の京子が階段を踏み外して入院したことをきっかけに、一緒に暮らすことを提案。京子は新しい環境にも慣れ、充実した暮らしを送っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中を襲う。緊急事態宣言が発出され、友人たちと会えなくなった京子は精神的に不安定になり、失禁をすることも増えていた。そんなある日、瞳と一郎が母のことで言い合いになるのを母に聞かれてしまう。その翌日、京子が急死。母が残した自筆の遺言状の内容は、きょうだい3人の中で瞳に多く相続させるものだった。そのことをきっかけに、兄の真司と姉の陽子は瞳を責めるような態度をとる。瞳は空き家となった実家の整理や売却に向けての準備を進めつつ、中学の同級生で自称“空き家ウォッチャー”の和江とともに空き家が活用されている事例などに触れていくーー。
作者 | 葉山 由季 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 潮出版社 |
発売日 | 2024年09月05日 |
それでは、5つの作品についてお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。相続というと、一見すると難しそうなテーマかもしれませんが、しっかりと物語の中に織り込まれていますと、ぐっと身近に感じられると思います。素敵な作品達は読者を助け、見方を探る指針となってくれます。
文学の力は、そういった難しい問題を私たちに理解させ、感じ取らせる力があるのですよね。そしてそれぞれの作品が描く相続というテーマは、個々の人間ドラマと密接に結びついています。一見、冷たい法律の問題のように思える相続も、実は人間の情緒や愛情、家族の絆と深く結びついているのを、これらの作品群から感じ取ることができます。
ある作品では、家族の絆が試され、結果として固い信頼関係が生まれます。ある作品では、相続を巡る争いが家族の間に深い割れ目を生んでしまいます。また、ある作品では、その逆に意外な形で家族が再結集するきっかけにもなります。
これらの作品を通して、相続というテーマを多角的に捉えることができると思います。どの作品も、相続という一見難解なテーマを、人間の心情や人間関係という視点から描き出しています。その結果、相続は個々のキャラクター、そして家族全体の成長や変化を促す重要な要素となっています。
そして、何よりも忘れてはならないのは、読む人それぞれが異なる解釈や感想を持つことができる、という点です。読んだものから得られる感慨や学びは人それぞれ。どの作品も、その可能性を秘めています。
以上、相続について考えさせられる小説5選をご紹介しました。どの作品も深みのある内容で、読者の心を揺さぶります。もしまだ手にしたことのない作品があれば、ぜひ読んでみてください。あなたの視点が少しでも広がるきっかけになれば幸いです。それでは、また次回のおすすめ作品紹介でお会いしましょう。
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