カルテの書き方の本 おすすめ5選
これから医療系の道を志す方、あるいは既にその門に入った方にピタッリの5冊をご紹介。繊細な医療現場の空気感を伝えつつ、カルテの書き方の基本を極めるのに最適な1冊。空白を残さない、丁寧なカルテの書き方を学べる実用書。患者の気持ちに寄り添いながら、医療者としての心得を綴った感動作。一方、医師たちの間でカルテ作成がどのように行われているのかを描いたドキュメンタリー風の1冊も。そして最後には、あえてカルテの書き方をミスった場合に何が起こるのか、という事例を紹介した一冊。これらを読み漁れば、カルテ作成のプロになれること間違いなしですよ。
『伝わるカルテ Before & Afterで書き方のコツがわかる』
●研修医のカルテを見てきた著者が教える、真に研修医が求める内容を凝縮。
●ちょっとしたコツと工夫でカルテは劇的によくなる。診療がうまく回る。
●指導医、他科の医師、薬剤師、看護師……相手にしっかり伝わるカルテを書こう!
系統だって教わることが少ないカルテの書き方。それだけに経験やセンスの差が出やすいものです。本書は、長年にわたり研修医に教えてきた指導医が、初診記録、経過記録、救急記録、手技記録など、種類に応じた書き方のコツをレクチャー。Before & Afterなどの豊富な事例が載っているので、実際にどう書けばよいかが具体的にわかります。電子カルテが主流のこの時代、医師だけでなく多職種が内容を理解できるカルテ作成術を身につけることができるはずです。
作者 | 牧野 英記 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | じほう |
発売日 | 2023年05月12日 |
『トラブルを未然に防ぐカルテの書き方』
カルテ記載の思わぬ落とし穴とは?医療紛争・トラブルにおいてはカルテ記載が重要となるが、時間の制限があるため、書くべき場面、書くべき内容の絞りこみが必要となる。本書では紛争・トラブルになり得るケースを多数紹介し、無用なトラブルを避けるためのポイントを押さえたカルテ記載の方法を伝授。臨床(医師)と紛争対応(弁護士)の双方の視点を押さえた先読みの記載があなたの身を守る!
作者 | 吉村 長久/山崎 祥光 |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | 医学書院 |
発売日 | 2022年02月21日 |
『「型」が身につくカルテの書き方』
「型」に沿って記載するだけで診療効率&診断推論能力がアップ!「基本の型」で、SOAP形式や問題リストなどのカルテ記載法のエッセンスを習得。「型通り」なので情報整理が速くなる。医師らしい思考過程も身につく。「応用の型」で、外来・救急などセッティング別のカルテ記載法を習得。その場に適した記載が可能に。応用の利く「型破り」な診療スタイルも身につく。
作者 | 佐藤健太 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 医学書院 |
発売日 | 2015年04月 |
『カルテはこう書け! 目からウロコ「総合プロブレム方式」』
本書で紹介する「総合プロブレム方式」は、内科医として臓器だけを対象とするのではなく、患者の主治医として機能することを真剣に考え追求する中でうまれてきた診療形式です。診療の形式は実際にはカルテの形式に反映されます。この形式は、患者の持つ複数の病気を同時に管理できるという点、混沌とした状態から能率的に診断・治療ができるという点、そして患者に関する徹底した情報収集と分析を通して、概念としての「疾患」ではなく、実在する「患者の病気」を深く理解できるという点において、極めて優れた形式です。カルテを総合プロブレム方式に従って書くことで、主治医機能をはたす診療形式を実践できます。
本書は2つの章で構成され、第1章では総合プロブレム方式を概説し、第2章では10の症例を通して総合プロブレム方式を体験していただきます。
さあ、「主治医になるための練習」をはじめましょう。
作者 | 内科学研鑽会 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 新興医学出版社 |
発売日 | 2012年12月25日 |
『訴訟・トラブルに強いカルテ・看護記録の書き方』
作者 | |
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価格 | 4117円 + 税 |
発売元 | 日総研出版 |
発売日 |
それでは、ここまでで「カルテの書き方の本 おすすめ5選」を紹介しましたが、いかがでしたか? 職業柄、毎日のようにカルテを書いている医師や看護師の方々へ、またこれから医療の世界に足を踏み入れようと考えている学生の方々へも役立つ一冊となること間違いなしです。
これらの本は、ただ単にカルテの書き方を伝授するだけでなく、どういった視点で患者さんを診るべきなのか、どのようにコミュニケーションを取るべきなのかといった、医療従事者に必要なスキルも同時に学べる内容となっています。また、実際にカルテを書く上でのコツ、難しい病名の書き方など、即使して活用できるテクニックも豊富です。
とは言え、さまざまな視点から書かれているこのジャンルの本を一読することで、新たな発見や勉強になる情報たっぷり。明日からの診察が楽しみになると思いますよ。
それぞれの本で述べられているポイントは、すぐに実践して反映させられるような実用的なものばかり。理論だけでなく、日々の臨床に活かせる情報が満載ですから、しっかりと読み込んでみてくださいね。
ちょっと一息ついて、自分の知識を更新するために、あらためてカルテの書き方やコミュニケーションスキルについて学び直す。そんな時間を持てば、それが患者さんとのより良い関係性に繋がるのではないでしょうか。これらの本で得た知識が、皆さんの医療現場に役立てることを願っています。
今回ご紹介した一冊一冊には、患者さん一人ひとりを大切にする医師たちの想いが詰まっています。疲れた時、悩んだ時に読んでみてください。その言葉たちがきっと、何かを教えてくれるはずです。これらの本が、皆さまの医療人生の一助となれば幸いです。
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