チャーチルに関する本 おすすめ6選 20世紀のイギリスの首相

イギリス史を彩った名首相、ウィンストン・チャーチルの魅力に迫る書籍をピックアップしました。スピーチの名手として信念を貫き通した彼の生き様を詳細に描いた伝記から、火を噴くような政治戦争を描いたドキュメンタリーまで、様々な角度からチャーチルを追体験できます。また彼の知識欲や、繊細な感性を描いた小説もここにて紹介します。彼が築いた名言の数々を紡ぎ出した背景も見えてきますよ。それぞれから見えてくる彼の人間像やリーダーとしての本質に迫りたい方におすすめです。魅惑の一冊を、ぜひ手に取ってみてください。
『チャーチル増補版 イギリス現代史を転換させた一人の政治家』

植民地での従軍・観戦に、福祉政策の着手に、第一次大戦の作戦指揮に、時には反革命に情熱を傾け、歴史を書くことで政治家としての背骨を作ってきたチャーチル。彼は1940年、ただ一国でナチ・ドイツに対峙する祖国を率いて立つ。イギリスの過去と現在を一身に体現した彼は、帝国没落の暗黒の時を、輝ける一ページに書き変えた。資料を博捜し、貴重な見聞を混えて描く巨人の伝記に、あらたに「チャーチルと日本」の一章を増補した。
作者 | 河合秀和 |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 1998年01月25日 |
『英国の危機を救った男チャーチル なぜ不屈のリーダーシップを発揮できたのか』

ヨーロッパの命運を握った指導者の強烈なリーダーシップと知られざる人間像を描いたノンフィクション
ナチス・ドイツに徹底抗戦し、ヨーロッパの命運を握ったチャーチルは、ワシントン、モスクワ、カサブランカ、ケベック、カイロ、テヘラン、ヤルタ、ポツダムと、連続する首脳会談実現のためエネルギッシュに東奔西走した。
ルーズベルトとスターリンの動きを詳しく描き、さらには東條英機とも比較して、非常時に求められるリーダー像に迫る。
今春公開の映画「ウィンストン・チャーチルーヒトラーから世界を救った男」で再び注目を集めている20世紀を代表する政治家の不屈のリーダーシップから何が学べるのか?
“決して屈するな! 決して、決して、決して!”
“成功が上がりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは続ける勇気である” (チャーチル名言集より)
第1章 チャーチルの人間像
チャーチルとはどんな人物だったのか/ありのままのチャーチル/チャーチルと東條英機のリーダー資質の違い
第2章 乱世の政治家チャーチル
第一次大戦でのチャーチル/第一次大戦後の政界とチャーチル/ドイツに参戦、第二次大戦の勃発/戦時内閣の首相に
第3章 強力なリーダーシップで戦争指導
第一次大戦時のロイド・ジョージに学ぶ/国防相を兼務、強力な軍指導体制に/チャーチルと軍首脳との軋轢/視野の広い戦略観による戦争指導/地下壕の戦争指導室
第4章 東奔西走するチャーチル
首相就任以前からルーズベルトとは親密な関係/フランクリン・ルーズベルトとはどんな人物か/ルーズベルトの特使ホプキンスとロンドンで会談/チャーチルとルーズベルトの初会談(大西洋会談)/真珠湾攻撃、マレー沖海戦の衝撃/チャーチル、アメリカに向かう/英米首脳による第一回ワシントン会談/米軍統合参謀長会議とは/欧州戦線重視の英国と対日戦重視の米国/米国の太平洋戦略ーキング戦略とマッカーサー戦略/再びアメリカへー第二回ワシントン会談
第5章 ソ連との共闘を模索するチャーチル
対独戦をめぐる英ソの思惑/スターリンの人物像/スターリンに対する米英両首脳の考えの相違/チャーチル、モスクワでスターリンと会談
第6章 連合国首脳会談に奔走するチャーチル
カサブランカでの英米首脳会談/第三回ワシントン会談でルーズベルトと直談判/フランスへの反攻作戦を決めた第一回ケベック会談/英米首脳によるカイロ会談/初の英米ソ首脳会談ーテヘラン会談/極東戦線が議題になった第二回ケベック会談/戦後欧州体制を議論した第二回モスクワ会談/ドイツ降伏とソ連の対日参戦を決めたヤルタ会談/英国が格下げされたポツダム会談
第7章 あまりにもお粗末な日本のリーダーシップ
明治憲法下では強いリーダーは生まれない/東條英機は宰相の器ではなかった/明治憲法と英国憲法の違い/陸海軍間の戦略・作戦の統一問題/指導力のない軍首脳部
チャーチル年表/参考文献
作者 | 谷光 太郎 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 芙蓉書房出版 |
発売日 | 2018年06月18日 |
『チャーチル : イギリス帝国と歩んだ男』

作者 | 木畑,洋一,1946- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 山川出版社 |
発売日 | 2016年02月 |
『「泣き虫」チャーチル 大英帝国を救った男の物語』

「チャーチルには、それが弱点なのか強味なのか、よく分からないクセがある。……泣き虫。感きわまると目をうるませて涙を浮かべる。人前であろうとおかまいなし。弱味を見せてしまうなどとはまったく考えない」
チャーチル生誕150年(2024年)!
これまでに描かれたチャーチル像を覆す、著者渾身の評伝。
※※目次より※※
第1章 血と汗と涙と苦汁
学校ぎらい/「ギヴイン」か? 「ギヴアップ」か?/「神の名のもとに告げる!」見え見えの《罠》
第2章 血を流して戦う国民
フランスの悲鳴/"ホーリーフォックス"/感涙にむせぶ/チャーチルVSケインズ/ヒトラーを使用人と間違えた男/謎の「進撃停止命令」/閣議室バトル/ダンケルクのヒトラー/毒ガスには毒ガスで!/ケネディ駐英大使の「最後」/"チャーチル謀略説"を検証する/初めて「母の地」アメリカへ
第3章 ヒトラーVS地獄の悪魔
《十字架上の日本》/日独伊三国同盟/「イギリス帝国主義野郎」/「日本は戦争を仕掛けてくる」/老政治家の熱涙/日ソ中立条約の舞台裏/ヒトラーが地獄に侵攻するなら/世界中を驚かせたチャーチル演説
第4章 大統領という愛人
独裁者の本音/「なんと無礼な!」/"愛人"の気まぐれ/マジック情報/ふたりの日本大使/「アメリカは参戦すべきでしょう!」/幻の日米トップ会談/「ハル・ノート」/タイムオーバーした《最後通告》/"卑劣な攻撃"に涙する/それぞれの「その後」
第5章「敗北と不名誉とはわけが違う」
主治医モーラン卿/史上初の東京空爆/運命のミッドウェー海戦/ルーズヴェルトに激怒/ロボットのようなモロトフ/マンハッタン計画/まさかのときの友こそ、真の友である
第6章「ロンメル!ロンメル!ロンメル!ロンメル!」
チャーチルもはまった落とし穴/内閣不信任案/エジプトへ飛ぶ/「この陰気で邪悪なボルシェヴィキ国」/"食えない相手"同士/エンド・オブ・ザ・ビギニング/オーバーロード作戦/イタリア降伏/テヘランのビッグ・スリー/チャーチルの帝国主義ショー
第7章「ディス・イズ・ユア・ヴィクトリー!」
ロバート・キャパ/ベヴィンという男/副首相の苦言/ヤルタ会談/アイゼンハワー元帥/「戦友」との涙の別れ/ゲシュタポ・スピーチ/史上最大のサプライズ
※※著者略歴※※
広谷直路(ひろたに なおみち)
1942年生まれ。ノンフィクションエディター。東京外国語大学卒。集英社グループの元編集者。『PLAYBOY日本版』編集長、翻訳書編集長、集英社新書編集部長、綜合社代表などを経験。
作者 | 広谷 直路 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 集英社インターナショナル |
発売日 | 2023年12月05日 |
『チャーチル』

圧倒的不利な戦況にあっても、一瞬たりとも祖国の勝利を疑わず、ドイツ軍の空襲の下、国民の心を一つにし、アメリカの参戦を実現させ、ついには連合国に勝利をもたらした最大の功労者、「英国版 鉄の宰相」は、いかにして生まれたか。
作者 | ソフィー・ドゥデ/神田順子 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2015年09月02日 |
『人間チャーチルからのメッセージ 不安な豊かさの時代に生きる私たちへ』

作者 | 松本 正 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 小学館スクウェア |
発売日 |
今回おすすめしました6冊の作品を通して、ウィンストン・チャーチルの人格や政治哲学、また彼が生き抜いた時代の舞台裏など、様々な角度から彼の人生を知ることができます。ビッグな存在感を持つ「獅子」チャーチルを描いたこれらの作品は、彼のエネルギーに満ちた話すスキルやリーダーシップ、そして困難な時代を乗り越える強さを私たちに教えてくれます。
あなたが歴史学者であろうと、歴史にはあまり興味がないという方でも、これらの本はあなたを飽きさせません。根深い情熱を湛えたスピーチの数々、戦時の重要な意思決定、そしてその人生の軌跡の中には、私たち自身の人生にも照らし合わせて考えることができる要素がたくさん詰まっています。
そして、これらの本を読めば、チャーチルが単なる政治家ではなく、画家でもあり、作家でもあり、そしてときには優れた詩人でさえあったことに気づくでしょう。彼の多才な才能や彼を形成したエピソードの数々は、私たちが人生のさまざまな局面でどのように行動するべきか、あるいは人生の意義とはなにか、といったテーマについて思いを馳せるきっかけを提供してくれます。
チャーチルの物語は、政治の舞台だけでなく、人間生活の様々な面を通して語られる、一人の人間の生きざまそのものです。これらの本の中には、それぞれ違った視点から、彼の生涯を描き出すための様々な素材が散りばめられています。一冊でも手に取ってみて、ウィンストン・チャーチルの世界へ足を踏み入れてみてください。きっと、あなたの視界が広がり、考え方が深まるきっかけになるはずです。
今お伝えした6冊の中から、あなたの興味や好みに合った一冊を見つけてみてください。みなさまの読書ライフが、新しい発見と感動に満ち溢れるものになることを心から願っています。そして最後に、言わせていただきたい。本を通じて学び、考え、感じる幸せを、どうか大切にしてくださいね。
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