南フランスの文化を学べる本4選

まず始めに、異国文化に触れられる旅行エッセイのような小説はいかがでしょうか。南フランスの地方都市を巡り、様々な人々と交流しながら、現地色豊かな風景や田舎暮らしの楽しさを描いた一冊です。次に、力強い女性の生き様や人間関係を描いた社会派小説。主人公の生きざまから南フランスの社会状況や風土を学べます。また、心温まる人間ドラマと美しいパステルアートが見どころのグラフィックノベルもオススメ。物語の舞台は南フランスの田舎町で、町の人々とその生活の様子がリアルに描かれています。最後に、南フランス地方の神秘的な伝説に基づいて描かれたファンタジー小説。その舞台設定やストーリーにより地元の神話や伝説が分かりやすく紹介されています。
『季節で綴る南フランス213 : 南仏の美しい田舎町としあわせ暮らし』

作者 | 町田,陽子,pub.2017 |
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価格 | 不明 |
発売元 | イカロス出版 |
発売日 | 2024年01月 |
『南フランス 猫と旅する美しい村』

カブルスピーヌ村は、南仏にある人口100人ほどの小さな村。カフェもなければスーパーもパン屋もない。何にもないけど、雄大な自然とたくさんの猫に出会える美しいところ。そんな村を愛猫クミンとともに訪問してみた。
築1000年の石造り古民家に滞在しながら、羊肉料理やカスレ、朝どれのさやいんげんサラダなど、新鮮な素材を使った絶品料理に舌鼓を打ち、地元の人々や近所の猫と触れ合い、自然豊かな田舎を満喫…。
料理家・平野由希子の3週間に及ぶ南仏滞在記。ペットとともに飛行機旅をするためのTipsも多数掲載。
第1章 旅の決意 〜猫と一緒にできる旅を考える
第2章 経由地イスタンブール
第3章 猫旅の準備
第4章 南仏の美しい村 カブルスピーヌ
第5章 カブルスピーヌの猫たち
第6章 猫との旅の終わりに
おわりに クミンとカブルスピーヌ村 旅の思い出レシピ 帰国後のクミン
作者 | 平野 由希子 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 産業編集センター |
発売日 | 2025年02月14日 |
『南フランスの文化・地域社会と産業 太陽と健康のテロワール』

美しい村々、黄土色と柿色の街並み、石灰岩の山肌、地中海の青い海と空、ラベンダーの紫色、照り付ける太陽、色とりどりのマルシェ、プロヴァンス風オードブル、村からただよう暖炉の蒔のにおい、陽気な人たち… 強烈な個性を持つ南仏プロヴァンス地方とラングドック地方。こんな南フランスの地域社会・文化・産業についての体験的随筆集。
1997年から1998年にかけてエクス・アン・プロヴァンスに家族と一緒に留学以来、南仏に魅了され、現在まで南仏探訪50回の筆者による南フランスについての本。おなじみの名所から、あまり知られていない南仏の名所、リュベロンの小村、ロック・ダンテロン国際ピアノフェス、世界最古の映画館エデン、マルセイユーカシ20K絶景マラソン、南仏ゆかりの作家カミュとサン・テグジュペリ、マルセイユで創業したリーディング・カンパニー、フランスでは無名の昆虫学者ファーブル、ギガルやドマス・ガサックなど南仏ワイン、アニアーヌ村とモンダヴィ事件、ラングドック地方のヴェニスたるセート…まで。
本書は、現地で撮影した手作りの動画や写真と、筆者のYoutubeチャンネルやブログを通じて、連動しています。その一部をご覧ください。そして本書を手に取って下さい。
2002年 ラベンダー畑 ビュウックス村 動画1分
https://youtu.be/BtNUpFpo5wc
2007年 ガレージセール リュベロン地方 ビュウックス村 動画1分
https://youtu.be/83hfB24ugnE
1998年リュベロン地方、ビユウックス村〜ラベンダー蒸留所にてエッセンシャル・オイルができるまで。 動画 1分半
https://youtu.be/R9jxh5bLj1Y
1998年12月 サントン人形市 サントン・フック エクス・アン・プロヴァンス 動画7分
https://youtu.be/o8piX9FR86M
1998年12月 第1回トリュフ市 リュベロン地方 メネルブ村 動画1分
https://youtu.be/sC2n1yRoj9s
南フランスの写真集 『南フランスの文化・地域社会と産業 -太陽と健康のテロワールー』(亀井克之著 関西大学出版部 2025年)
https://dojikame.cocolog-nifty.com/montpellier/2024/11/post-79f092.html
写真 ルールマラン村のマルシェ Marche, Lourmarin
https://dojikame.cocolog-nifty.com/montpellier/2025/01/post-d6f32d.html
写真 サントン・フックの写真 2002年 Santon Fouque
https://dojikame.cocolog-nifty.com/montpellier/2025/01/post-0c0ee0.html
作者 | 亀井 克之 |
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価格 | 2970円 + 税 |
発売元 | 関西大学出版部 |
発売日 | 2025年04月14日 |
『ニースっ子の南仏だより12カ月』

毎日の暮らしの中にこそ、とっておきの旅がある。
地元っ子のステファニーが案内する
南フランス12カ月の「暮らし」「行事」「観光」「レシピ」
コート・ダジュールを拠点に日本語観光専門会社を営むニース生まれの著者が、南フランスの日々の暮らしと街歩きの楽しみ方を案内する12カ月のフォトエッセイ。1月から12月までの1年12カ月、合計60のエピソードを収録。興味のある月やテーマを選んで気軽に読めるので、ちょっとした空き時間を使って太陽の光あふれる南仏を旅した気持ちになれる一冊です。
【南フランス在住の一家4世代に伝わる家庭料理のレシピも収録】
作者 | ルモアンヌ・ステファニー |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 東海教育研究所 |
発売日 | 2023年02月27日 |
そして以上、南フランスの文化を紐解きながら楽しめる4冊の作品をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。南フランスは、農業と海洋、そして城塞都市やピレネー山脈に囲まれた美しい風景と共に、独特な暮らしや歴史が息づいています。それらが作品の中でどのように描かれ、どんな物語と絡み合うのか、実際に読み進めてみるとその醍醐味がきっと感じられることでしょう。
その昔、アーティストたちがその美しさに惹かれて集まり、彼ら自身が生み出す芸術と共に、この地域がさらに魅力を増していきました。そして今もその文化は受け継がれ、多くの作品に影響を与えています。今回ご紹介した作品もまた、その一部です。
また、地元の方々が大切に育んできた料理やワインといったグルメ文化も見逃せません。これらは作品を通して間接的にではありますが味わうことができ、まるで自分がその場にいるかのような体験ができます。南フランス料理を楽しみながら読むのも一興、ぜひ時間を見つけては如何でしょうか。
これらの作品を手に取ることで、いつもとは違った視点から南フランスの文化を考えるきっかけになればと思います。この素晴らしい地方の魅力を多角的に感じることができれば、きっとあなたの世界が広がり、新しい発見があることでしょう。旅行で訪れるのもいいですが、まずは一冊の本から南フランスへの旅を始めてみてはいかがでしょう。
これからもたくさんの素敵な作品とともに、読者の皆様が感じることのできる多様な文化や風景を紹介してまいります。次回もお楽しみに。また、とても読み応えのある本たちはあなたの暮らしを一層豊かに彩ること間違いなしです。今回ご紹介した作品だけでなく、ぜひ南フランス文化を取り扱った多くの作品に触れてみてくださいね。
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