ジャンヌ・ダルクがテーマの本10選
ジャンヌ・ダルク、その名は誰もが聞いたことがあるでしょう。彼女の生きざまや栄光、悲劇を描いた作品は数多く存在します。今回はその中から厳選した10冊をご紹介します。信仰と信念に燃えた彼女の姿を描く歴史小説から、異色のフィクションまで、ジャンヌ・ダルクの魅力を多角的に捉えた一冊一冊が、読者の心をゆさぶります。彼女の強さや純粋さに触れると、自分自身を見つめ直すきっかけになるかもしれません。また、彼女の時代背景を詳しく描いた作品は、歴史好きにはたまらない一冊となることでしょう。どの作品も読み応え満点ですよ。
『世界史のリテラシー 少女は、なぜフランスを救えたのか ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放』
百年戦争のさなかに現れた一人の少女。彼女は、たった2年でフランスの運命を変えた。
誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズ! 第1回配本。 百年戦争を勝利へと導いたジャンヌ・ダルク。権力者でもない、普通の農家の一人の娘が、なぜ「救国の英雄」となり、その後、火刑に処されたのか。巫女から魔女へ、魔女から聖女へーー。フランス国家統合の象徴となった奇跡を見る。
第1章 事件の全容 ジャンヌ・ダルクはいかにしてオルレアンを解放したか?
第2章 歴史的・宗教的背景 なぜ「辺境の乙女」にカリスマ性が与えられたのか?
第3章 同時代へのインパクト ジャンヌの奇跡は時の権力者たちに言い知れぬ「動揺」を与えた
第4章 後世に与えた影響 政治、宗教、文学、芸術。フランス国民の記憶に深く刻み込まれた理由
| 作者 | 池上 俊一 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | NHK出版 |
| 発売日 | 2023年05月10日 |
『ジャンヌ・ダルク : 預言者・戦士・聖女』
| 作者 | ゲルト・クルマイヒ 加藤玄 小林繁子 安酸香織 西山暁義 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | みすず書房 |
| 発売日 |
『ジャンヌ・ダルクと百年戦争 時空をこえて語り継がれる乙女』
百年戦争の最中、神の声を聴いたと信じて故郷のドンレミ村を出発したジャンヌ・ダルクの短くも鮮烈な生涯は今も人々の心をとらえている。死後何百年もたってから「民衆の英雄」「聖女」「愛国者」とたたえられるようになる彼女の歴史は、民衆の記憶と歴史叙述との弁証法的相互作用の典型である。本書では、同時代人たちが彼女に対していだいたイメージの複数性および多義性、彼女に関する長期的な記憶の形成を現代にいたるまでたどる。
| 作者 | 加藤 玄 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 山川出版社 |
| 発売日 | 2022年04月06日 |
『奇蹟の少女ジャンヌ・ダルク』
| 作者 | Pernoud,Régine,1909-1998 塚本,哲也,1929-2016 遠藤,ゆかり,1971- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 創元社 |
| 発売日 | 2002年05月 |
『ジャンヌ・ダルク』
| 作者 | Michelet,Jules,1798-1874 森井,真,1919- 田代,葆,1947- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2019年09月 |
『ジャンヌ・ダルク 超異端の聖女』
痛快で、やがて悲しいーー。ジャンヌ・ダルクの生涯を一言であらわすならば、このようになるでしょうか。
時は15世紀、英仏100年戦争の末期。フランスを二分する未曾有の国難のなか、パリを追われた失意の国王シャルル7世のもとに彗星のごとくあらわれたのが、ジャンヌ・ダルクです。甲冑を身にまとい馬上の人となった彼女は破竹の勢いで敵方を打ち破り、またたくまにシャルル7世をランスでの戴冠に導きます。しかし華々しい栄光もつかの間、ジャンヌはイギリス軍に引き渡され、異端者として生きたまま火あぶりにされてしまうのです。「声」に導かれるまま生まれ育った村を旅立ったのが16歳、火刑台に立たされたときには19歳でした。
本書は、100年戦争の政治的背景から、中世におけるお告げや聖女の系譜など、彼女が生きた当時の世界を浮かび上がらせることで、ジャンヌ・ダルクの全体像をあざやかに、しかも親しみやすい筆致で描きだします。
名もない羊飼いの娘だったジャンヌを突き動かした「声」、ついにはシャルル七世をも動かし、フランスを熱狂させたものとは、いったい何だったのでしょうか。カトリックの聖人は数多くいますが、異端者として火刑にまでなりながら、500年後に聖女として認定されたのは彼女だけです。「普通の女の子」が国を救い、国家意識を創ることを可能にしたヨーロッパ中世とは、そして彼女を「守護聖女」として今なお現役で生かしているフランス人の心性とはいったいどのようなものなのでしょうか。異端にして聖女、華やかで苛烈なジャンヌ・ダルクの世界に、あなたも飛び込んでみませんか?(原本:講談社現代新書、一九九七年)
【本書の内容】
プロローグ
序 章 ジャンヌ・ダルクとはだれか
第1章 ジャンヌ・ダルクの先駆者たちーーカリスマと聖女
第2章 神の「声」を聞いた少女
第3章 中世の政治と宗教ーー少女戦士はいかにして誕生したか
第4章 戦場の乙女
第5章 ジャンヌの最期
エピローグ
あとがき
学術文庫版あとがき
おもな参考文献
プロローグ
序 章 ジャンヌ・ダルクとはだれか
第1章 ジャンヌ・ダルクの先駆者たちーーカリスマと聖女
第2章 神の「声」を聞いた少女
第3章 中世の政治と宗教ーー少女戦士はいかにして誕生したか
第4章 戦場の乙女
第5章 ジャンヌの最期
エピローグ
あとがき
学術文庫版あとがき
おもな参考文献
| 作者 | 竹下 節子 |
|---|---|
| 価格 | 1056円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2019年06月12日 |
『ジャンヌ・ダルクの物語 : 象られた人生』
| 作者 | キャスリン・ハリソン 北代美和子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 白水社 |
| 発売日 |
『中世を生きる女性たち ジャンヌ・ダルクから王妃エレアノ-ルまで』
聖女にして戦士ジャンヌ・ダルク、仏英二つの国の王妃エレアノール、初の女性作家クリスティーヌ・ド・ピザン、幻視者ヒルデガルト・フォン・ビンゲンなど、時代を輝かしく駆け抜けた女性たちの生涯。
| 作者 | アンドレア・ホプキンズ/浅香佳子 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 原書房 |
| 発売日 | 2002年05月 |
『戦士ジャンヌ・ダルクの炎上と復活』
| 作者 | 竹下,節子,1951- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 白水社 |
| 発売日 | 2013年07月 |
『ジャンヌ=ダルクの百年戦争』
ジャンヌ=ダルクが「救国の聖女」の極印を打たれてすでに久しい。
この通貨はいまだに有効で、なにか動乱があって女性が登場すると、すぐさまジャーナリズムは「現代のジャンヌ=ダルク」をうんぬんする。
これも確かに「ひとりのジャンヌ=ダルク」ではあろうが、神格化された人々のアスピレーションのむかう対象となったジャンヌ=ダルクの陰に、「もうひとりのジャンヌ=ダルク」がいる。同時代人はジャンヌ=ダルクをヴァロワ王権の味方、教会にそむく異端の少女としか見なかった。
本書は、その時代の生身のジャンヌ=ダルクを追い求めた、ユニークなジャンヌ=ダルク伝である。
目次(内容と構成)
はじめに
1 噂の娘
2 百年戦争後半の幕あけ
3 ジャンヌ現代史
4 ルーアンのジャンヌ
おわりに
年譜
参考文献
新訂版あとがき
さくいん
| 作者 | 堀越 孝一 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 清水書院 |
| 発売日 | 2017年04月13日 |
さて、こうして様々なジャンヌ・ダルクを描いた作品を10冊紹介させていただく機会があり、本当に有難いと仰天しています。中には歴史の知識を深めるもの、ファンタジーやSFの視点から描かれたもの、魔法使いとなった彼女を主人公にしたもの、さらには恋愛ものまで、本当に多種多様な表現がなされていますよね。それこそが、ジャンヌ・ダルクの人間力と普遍性、そして我々が彼女に感じる深い感動と敬意を物語っているのかもしれません。
もしかしたら、これらの作品を通じてジャンヌ・ダルクに興味を持ち、実際の歴史について深く学んでみようと思う人もいるかもしれませんし、逆に彼女の実像を知ってからこれらの作品に手を伸ばす人もいるでしょう。それぞれの視点から、ジャンヌ・ダルクという、歴史上の一人の女性がどのように共感を引き出し、どのように心に響くのか、感じてみてください。
また、ジャンヌ・ダルクをテーマにした作品は、その奥深さばかりでなく、作品それぞれの持つ独自の世界観にも注目してみてください。それぞれの作家がどのように彼女を解釈し、どのように表現したのかを感じながら楽しむことは、読者にとっても新たな発見につながることでしょう。
これらの作品が、あなたにとって、歴史の一部を感じる手がかりとなったり、心に深く刻まれる物語となったり、ただ単に楽しい読書の時間となったりすることを願っています。そして、これまでジャンヌ・ダルクについて深く知らなかったという人でも、これを機に興味を持つキッカケになれば、これ以上の喜びはありません。そのために、私たちはこれらの作品を読み、紹介しているのですから。
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