気象学の本・参考書 おすすめ6選 入門にも

雨や雲、風、季節の移り変わり...。全ては気象によって起こる現象ですよね。そんな身近な存在でありながら、実は謎が多い世界、それが気象学です。今回は、そんな気象学の世界を深掘りできる一冊から6冊をピックアップしました。基礎からじっくり学べるエントリーレベル向けから、ちょっとマニアックな中級者向けまでバラエティ豊かなラインナップとなっています。もちろん、ただ学ぶだけでなく楽しみながら読める作品ばかり。これを読めば、天気予報を見る目も変わるかもしれませんよ。知識を深め、日々の生活を豊かにする、そんな本たちをぜひ手に取ってみてくださいね。
『よくわかる気象学 : イラスト図解』

作者 | 中島,俊夫 |
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価格 | 不明 |
発売元 | ナツメ社 |
発売日 | 2016年09月 |
『図解入門 最新気象学のキホンがよーくわかる本[第3版]』
![図解入門 最新気象学のキホンがよーくわかる本[第3版]の表紙](https://m.media-amazon.com/images/I/51Qp3c4NR6L._SL500_.jpg)
作者 | 岩槻秀明 |
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価格 | 2049円 + 税 |
発売元 | 秀和システム |
発売日 | 2018年03月23日 |
『気象学の教科書 (気象ブックス047)』

作者 | 稲津 將 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 成山堂書店 |
発売日 | 2022年03月02日 |
『トコトン図解 気象学入門』

本書は気象学分野のいわゆる入門書である。これまで多くの入門書が出版されているが、本書は著名な専門書である「一般気象学」(小倉義光著、東京大学出版会)への橋渡しを意識した入門レベルの内容となっている。気象学に関連する概念や現象に対して、より具体的なイメージと興味を持ってもらうために、カラーの図版を多く用いて、できるだけ平易な文章で解説することを目指した。(まえがきより)
本書「はじめに」より
本書を手にとったあなたは、大学で気象学を勉強しようと思っている学生、気象予報士の資格試験を受けようと考えている社会人、あるいは純粋に気象学って何だろうと好奇心を持っている人かもしれない。本書が、そのような読者の興味や期待に少しでも応えられる内容になっていることを、著者として切に望んでいる。
本書は気象学分野のいわゆる入門書である。これまで多くの入門書が出版されているが、本書は著名な専門書である「一般気象学」(小倉義光著、東京大学出版会)への橋渡しを意識した入門レベルの内容となっている。気象学に関連する概念や現象に対して、より具体的なイメージと興味を持ってもらうために、カラーの図版を多く用いて、できるだけ平易な文章で解説することを目指した。
本書は3部構成で編集されている。第1部は「気象学を支える科学原理」と題して、大気の形成の歴史から始まり、地球の放射収支と大気の温度分布、雲と降水過程、大気の運動学・熱力学の基本を学ぶ。第2部は「大気の現象論」で、中小規模の気象現象、大規模な大気の流れ、エルニーニョ現象などの大気海洋相互作用、成層圏の循環とオゾン層など、様々な観点から重要な気象現象を紹介している。最後の第3部「最先端の気象学」では、気象学にとって必要不可欠な、大気と海洋の観測の歴史と最先端技術から始まって、大気の数値予報と予測可能性、異常気象とテレコネクション(遠隔結合)、過去・現在・未来の気候変動のしくみ、について最新の研究成果も交えながら解説している。
本書で扱っている内容のうち他の入門書であまり見られないのは、第8章「大気海洋相互作用」、第10章「大気と海洋の観測」、第11 章「大気の予測可能性」、第12章「テレコネクション」などである。今や異常気象や気候変動のメカニズムを理解するためには、大気だけではなく海洋の循環や大気と海洋の相互作用の知識が必要であり、その基礎となっているデータを得るためには大気と海洋双方の観測技術の向上が欠かせない。そして、取得した膨大な観測データを基にスーパーコンピュータで数値計算をして天気予報が発表されている。これらの具体的な取り組みや仕組みが臨場感をもって読者に伝われば幸いである。
作者 | 釜堀 弘隆/川村 隆一 |
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価格 | 2860円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年03月29日 |
『ビジネス教養としての気象学』

そもそも天気予報はどのように行われるのか? 様々な気象データはビジネスにどう活用できるか 地球温暖化の「適応策」のカギは? 元・気象研究所所長が、ビジネス読者に向けて現代の気象学、気象予測の最前線を講義する。
◆気象は人間や社会活動にとっての基本条件であり、重要な情報でもある。気象や気候の特徴は、時間と空間・場所によって大きく変動することだ。
◆気候や気象には自然由来と人間由来のものがある。SDGs(持続可能な開発目標)のウェディングケーキ概念図の土台には、気候変動に関する目標13が位置している。これは人為的要因による気候変動が重視されている表れだ。
◆歴史をたどれば、農業や漁業、あるいは戦争の場面で、気象の見極めはきわめて重要だった。観天望気による天気予報は古くから行われてきた。19世紀のクリミア戦争では観天望気の限界が認識され、気象観測と天気図による近代的な天気予報技術が生まれた。20世紀になるとコンピューターや人工衛星の登場により、数値天気予報が生まれた。その結果、天気予報の精度は飛躍的に向上してきている。
◆また、地球温暖化予測についても、真鍋先生のノーベル物理学賞で広く知られるようになった、コンピュータモデルによって、さまざまな基礎データが作成されている。
◆しかし、こうしたデータは気象専門家以外にはまだまだ普及していない。気象予測は本質的に誤差や不確定性を含むから、データの背景を十分に理解することが大切である。本書は、現代の気象学や気象業務の全体像をビジネス読者向けに解説し、ビジネス分野におけるデータ活用の方向性を示す。
作者 | 隈健一 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 日経BP 日本経済新聞出版 |
発売日 | 2023年09月08日 |
『図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図 (ブルーバックス)』

作者 | 古川武彦/大木勇人 |
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価格 | 1188円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2013年11月08日 |
それでは皆様、いかがでしたでしょうか。「気象学」だなんて、とんでもなく難しそう…と思い込んでいませんか?それは大きな誤解ですよ。確かに深掘りすればするほど専門知識が必要になる分野ではありますが、興味と好奇心さえあれば誰でも楽しめるテーマなんですよ。
それぞれ個性的な6冊をご紹介してきましたが、全てが初心者の方にも十分理解できる内容。学ぶ楽しさや発見の喜びが詰まった本ばかりです。特に、当たり前のように見ている空や雲、風の動きが一段と興味深く感じられるようになること間違いなしですよ。また、普段何気なく利用している天気予報が、どれだけ高度な科学の集大成であるかを学べば、さらにその価値を実感できるでしょう。
誰もが毎日を送る中で、意識的・無意識的に関わっている「気象」。これを学ぶことで見えてくる新たな視点や感じ方は、生活をより豊かにするものだと私は信じています。それらを体感してみたい方、あなたの探求心を満たす一冊がきっとこの中に見つかるはず。一緒に、未知なる世界への扉を開けてみませんか?
ただ、気象学を学ぶためには、時間とともに理解を深めながら読むことが大切。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。気になる一冊を手に取り、新しい一歩を踏み出してみてくださいね。まだまだ知らない世界が広がっていますよ。
はじめの一歩を踏み出すのは簡単です。興味を持ったその時が、スタートライン。あなたが一歩を踏み出すことで、新たな世界が広がるかもしれません。
では皆さん、気象学の世界を楽しむ旅、どうぞお達者で。
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