他人が書いた物語の続編3選
探偵小説の鬼才が突然姿を消した。しかし、その遺志を受け継いだ若き作家が登場。彼の作り出す事件はオマージュと新たな創造が見事に交錯する作品。二人目はファンタジーの世界。原作者が紡いだ豊かな世界観を壮大に広げる続編は、新旧ファンを感激の渦に巻き込む。三つ目は気鋭の漫画家が描くサバイバル史。既存のキャラクターを尊重しつつ、新たなリアリティを盛り込んだ展開は息を飲む。それぞれ続編でありながら、新たな物語として堂々たる存在感を放っています。
『プーさんの森にかえる』
「クリストファー・ロビンがかえってくる!」プーさんの森に、そんなうわさがきこえてきました。コブタに、ウサギに、フクロウに、ティガーとイーオー…、プーと森のなかまたちのゆかいな冒険物語。新しいプーさんの誕生。
作者 | デイビッド・ベネディクタス/マーク・バージェス/こだま ともこ |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2010年10月06日 |
『帰ってきた星の王子さま新装版』
サン=テグジュペリ没後53年、『星の王子さま』の続編というべき作品がついに登場。
作者 | ジャン・ピエール・ダヴィッド/矢川澄子 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | メディアファクトリー |
発売日 | 2005年02月 |
『続明暗』
漱石の死とともに未完に終わった『明暗』-津田が、新妻のお延をいつわり、かつての恋人清子に会おうと温泉へと旅立った所で絶筆となった。東京に残されたお延、温泉場で再会した津田と清子はいったいどうなるのか。日本近代文学の最高峰が、今ここに完結を迎える。漱石の文体そのままで綴られて話題をよび、すでに古典となった作品。芸術選奨新人賞受賞。
作者 | 水村美苗 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2009年06月 |
以上、他人が書いた物語の続編3選をご紹介させていただきました。それぞれが、原作の世界観を尊重しつつも新たな視点やアイディアで物語を拡げていくところに、そこに携わるクリエイターたちの才能と情熱を感じ取れますよね。
また、続編というのは、それだけで既に「源流」がある証であり、その源流に新たな解釈や想像を加えて生まれた「別の流れ」であるとも言えます。つまり、続編という一つの作品には、その源流となる原作へのリスペクトと同時に、新たな視点・アイディアを提示する新規性が共存しているんです。だからこそ、事前知識がないと理解しづらい部分もあるかもしれませんが、それだけに深みや魅力を感じることができるのではないでしょうか。
ぜひ、読んでみて「あ、原作も読んでみたいな」と思った作品があれば、その原作と続編を両方手に取ってみてください。同じ登場人物や世界観を通じて、それぞれ異なる解釈や見方がどのように表現されているのかを比べてみるのも面白いですよ。もちろん、すでに原作を読んでいる方にとっても、続編は新たな発見や驚き、そして確かな感動を与えてくれることでしょう。
さあ、これからあなたが手にする物語は、初めて出会う原作なのか、それとも待ち望んだ続編なのか……。どちらにしても、物語の世界への一歩は、あなた自身の手で踏み出すもの。楽しい読書ライフをお過ごしくださいね。
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