酪農家になりたい人が読む本5選

一冊目は都会育ちの男が農夫となって人間的に成長する物語です。二冊目はノンフィクションで、リアルな酪農家の厳しさと喜びが描かれています。三冊目は漫画形式で、酪農の流れがわかり易く描かれ、知識が豊富に詰まっています。四冊目は逆に都会から田舎に移住する一家の面白おかしい日常を綴った作品。五冊目は微生物の視点から見た、酪農の驚きや発見を紹介した一冊。いずれも、酪農に関わる興味深い視点を提供してくれますよ。
『毎日、牛まみれ 牛が好きすぎて酪農してます!』

作者 | 牛川 いぬお |
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価格 | 1089円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年06月20日 |
『牛乳から世界がかわる 酪農家になりたい君へ』

牛乳が余ってもバター不足がおきるわけ、牛のゲップと地球の温暖化の関係、「土壌の世界の住人」を中心に考えるリジェネラティブ農業のこと、酪農家たちの考える「牛に優しい飼い方」とは、農家の仕事と生活をまるごとサポートする農協の役割……牛と共に暮らす「酪農」を知れば、世界がわかる。「牛乳」が生まれる現場を歩けば、見える世界がかわる。2つの学びで食・農・環境の今を探究するための超入門! 酪農家になりたい人はもちろん、酪農に興味がある人すべてにやさしく解説する、「モー太郎」のマンガ付。
「わかる」ことは「かわる」こと!
酪農を知れば、世界がわかる「座学編」
牛乳が生まれる現場を歩けば、見える世界がかわる「実践編」
酪農の現場を15年歩いてきた著者が伝えたい、酪農家から教わったこと
一杯の牛乳から見えてくる、君と世界をつなぐ物語
【モー太郎の酪農漫画】
【座学編】
◎牛は人間が食べられない「草」を食べて生きているーー日本の酪農のお話
草を食べる牛、それを飼う酪農という仕事/日本の酪農は、エサを輸入に頼っている/都会の牛と田舎の牛は役割が違う
◎牛が食べる飼料と、エサを育てる肥料はどこからきている?--自給と輸入のお話
輸入の飼料代が安かったから成立していたけれど/輸入に頼ることが、食料自給率の低さの要因に?/飼料自給率を計算に入れない「食料国産率」が登場/牛乳は国産だけど、エサはほとんど輸入/「国産」ってなんだろう
◎バターは不足、でも牛乳は余るのはなぜ?--加工と流通のお話
お母さん牛は毎日、乳を出す/弱い立場の酪農家が「共同販売」をつくるまで/日本は生乳を「牛乳」で飲む割合が高い!/バターと飲用乳では価格が違う!?
◎牛のゲップはほんとうに環境を破壊しているのか?--酪農と環境のお話
もともと牛は「ふん尿」のために飼われていた!/牛の数を増やしたことで、地球に負担をかけている/牛のゲップが地球温暖化の一因に!?/牛のルーメン(第1胃)の不思議な世界/大気中の寿命が短いメタンの性質を、どう活かす?/環境破壊する動物から、貢献する動物としての牛へ
◎牛舎で牛を飼うことは「牛に優しくない」のか?--アニマルウェルフェアのお話
酪農の経済性・合理性をどう考えるか/「工業的な畜産」の行き着くところ/動物福祉を理解する前に、キリスト教的な世界観をおさらい/動物を食べる必要はあるのか?の問いふたたび
◎リジェネラティブ農業の実現に必要なものとは?--酪農・土・地球の未
農業は地球に悪い影響を与える産業?/リジェネラティブ農業とは/土と微生物と動物ーー生産性を上げた近代農法のセオリー/雑草は養分を取り合う敵ではなく、仲間だった
【実践編】
酪農家になりたい! 夢を叶えるために北大へ進学
Interview ベイリッチランドファーム/石田牧場/ノースプレインファーム/JAけねべつ
取材を終えて見えてきた、「酪農家」への道!
作者 | 小林国之 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 農山漁村文化協会 |
発売日 | 2024年09月09日 |
『草地と語る 〈マイペース酪農〉ことはじめ』

自然に則った酪農経営がNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介され、全国的に知られることとなった北海道中標津町の酪農家・三友盛行さんの〈マイペース酪農〉。その考え方と実践法を最新データからわかりやすく解説した注目のテキスト。
第一章 草地に立つ
第二章 歴史を振り返る
第三章 風土は劇的に変わった
第四章 農学・農業技術は役に立つか
第五章 主体的に生きることと技術
第六章 マイペース酪農への気づき
第七章 三友農場の「一ha1一頭」の合理性
第八章 カギを握る「アルミニウム」
第九章 春施肥の意味
第一〇章 遅刈り、しかし適期刈り
第一一章 腐植、そして腐植酸
第一二章 永年草地を中心に回る経営
作者 | 佐々木 章晴 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 寿郎社 |
発売日 | 2017年04月07日 |
『乳牛とともに 酪農家三友盛行』

作者 | みやこうせい/農山漁村文化協会 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 農山漁村文化協会 |
発売日 | 2012年09月 |
『酪農みるく!(1)』

念願かなって農業系大学に入学した超天然ガール・牛島みるくが“繁殖”を極めようと大暴走! ごくたまにちょっとタメになる(?)青春酪農4コマ!!
「あたしは繁殖を極める!」 ━━幼い頃にテレビで牛のお産を見て、生命の神秘に触れ感動した牛島みるくは成長して念願の農業系の大学に入学する。「人工授精って?」「交尾ってどうやるの?」 恥じらう巨大系美少女さくらをよそに、好奇心いっぱいのみるくの暴走は今日も止まらない! ごくたまにちょっとタメになる(?)、農業系大学を舞台に繰り広げられる青春酪農4コマ!
作者 | さんりようこ |
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価格 | 471円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2015年02月09日 |
今回は、「酪農家になりたい人が読む本5選」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ここで選ばれた作品たちは、牛を通じて人生を豊かに考えさせてくれるものばかりです。さまざまな角度から描かれる酪農界のリアルな情景や、鳥居をくぐり込んだ先に広がる大自然の豊かさがひしひしと伝わってくる作品たちです。
確かに、田舎暮らしや畜産業の厳しい現実、労働の大変さは描かれていますが、その一方で、地域との絆、家族の絆、動物との交流が暖かく描かれ、読み終えた後にはきっと、あなたの胸は躍ることでしょう。たとえ酪農家になるつもりがない人にも、今の生活に活気や希望を添えてくれる作品ばかりです。
いずれの作品も「無理に農業に飛び込まなくても、まずは一冊手に取って、酪農家の仕事や生活を理解することから始めてみるのも良いかもしれない」というメッセージを込めて選んでみました。そして、酪農に興味があるなら、それを育てるためのきっかけにもなりますし、そうでなければ、日々の生活の中で改めて自分らしさを見つめ直すチャンスにもなるでしょう。
生きるって、本当に難しいですよね。でも、そんなものだからこそ、自分を見失いそうになった時、小説や漫画の世界を通して違った視点で物事を見ることは、とても重要なことだと思います。それがあなたの進む道に明かりを灯してくれることを心から願っています。
これらの作品を通して、新たな可能性を見つける一助になれば幸いです。もちろん、このリストはあくまで一例で、恐らくはまだまだ知らない素晴らしい作品が世の中には眠っているでしょう。引き続き、作品探しの旅を楽しんでくださいね。そして、読書を通して人生を豊かに彩っていただければと思います。それでは、また次回のおすすめ作品紹介でお会いしましょう!
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