章の始めに「学習内容」と「出題の特徴」を記載→これから学ぶことを把握できる。重要な項目は「頻出度Ａ・Ｂ」でランク付け→メリハリをつけて学習できる。難しい条文は「理解のポイント」でわかりやすく解説→しっかりと理解したうえで暗記することができる。章末に「チェック問題（基礎編・応用編）」と「要点整理」を掲載→学んだことを確認できる。

イラストや図表解説をふんだんに使用し、ケーススタディを交えながら、「貿易」と「通関」の基本知識をわかりやすく解説した入門書です。

　楽しい講義を聞いているような読みやすさで、「輸入通関」や「関税」、「保税制度」など、貿易実務についての理解を深めることができます。

　通関士をめざしている方や貿易通関の実務職の初心者の方の「なぜ？」に、「そういうことだったのか！」と答えてくれる本です。

　今回の改訂では10年ぶりに改定したインコタームズ2020や消費税などに対応しました。

Part 1　通関をマスターする！

第1講　輸入に必要な税関のチェック

第2講　通関の2つの大きな流れ　ほか

Part 2　輸入と税金をマスターする！

第1講　関税制度の目的とは？

第2講　関税額を確定するには？　ほか

Part 3　課税価格をマスターする！

第1講　課税価格の算出の基本とは？

第2講　仕入書価格と「課税価格の決定の原則」　ほか

Part 4　関税率と減免税・戻し税をマスターする！

第1講　関税率とは？

第2講　減免税・戻し税のしくみとは？

海外との通関業務に不可欠な国家資格である通関士。学習範囲の膨大さや細かな例外規定などを知っていないと解答できないような出題も多いため、難関資格の一つに数えられます。本書は、30年にわたって改訂され続け、この難関資格試験の合格を全力でサポートしてきた対策テキストの最新版です。

合格のための基本を押さえる本文解説と、試験で問われやすい部分を随所にピックアップして記述。各テーマの最後には実際の出題を基にした演習問題「Q→Aチェック」を収録してインプット・アウトプット両面に対応しています。本書の巻末には出題傾向を反映して作問された「オリジナルの模擬問題」を掲載しているため、学習の総仕上げも行えます。

また、別冊付録として、頻出問題の選択肢をまとめた「一問一答チェック」集を綴じこんであるので、切り離せば持ち歩いての学習も容易です。

さらに、関税率表の部・類をスマホなどでチェックできる「絵で見る類カード」、刊行後に改正された法制度を試験直前期の9月にフォローする体制もあり、充実した付録で学習を進めていけます。

本書で通関士試験合格を是非勝ち取ってください。

・関税法

　〔1〕定義

　〔2〕通関と保税のしくみ

　〔3〕租税法としての関税法のしくみ

・関税定率法・関税暫定措置法等

　《関税定率法》

　〔1〕関税の税率の種類と適用

　〔2〕課税価格

　〔3〕関税の減免率・戻し税制度

　〔4〕特殊関税制度と関税割当制度

　《関税暫定措置法》

　〔1〕関税暫定措置法に規定する減免税等

　〔2〕課税価格

　《電子情報処理組織による輸出入等関連業務の処理等に関する法律（NACCS法）》

　《物品の一次輸入のための通関手帳に関する通関条約（ATA条約）の実施に伴う関税　　法等の特例に関する法律（ATA条約の実施に伴う関税法等特例法）》

　《コンテナーに関する通関条約及び国際道路運送手帳による担保の下で行なう貨物の　　国際運送に関する通関条約（TIR条約）の実施に伴う関税法等の特例に関する法律　　（コンテナー条約等の関税法等特例法）》

・外国為替及び外国貿易法

　〔1〕輸出と外為法・輸出貿易管理令

　〔2〕輸入と外為法・輸入貿易管理令

・通関業法

　〔1〕目的と定義

　〔2〕通関業の許可と許可の消滅・取消し

　〔3〕関連業務・営業所の新設

　〔4〕通関業者の義務と権利

　〔5〕通関士

　〔6〕財務大臣の権限の委任

・通関実務演習

　〔1〕計算実務

　〔2〕関税率表の解釈に関する通則

　〔3〕輸出申告

　〔4〕輸入申告

　〔5〕関税率表の所属決定要件等

　〔6〕教示制度

・通関士模擬試験

・索引

・通関士試験要項

別冊「一問一答チェック」