地下鉄サリン事件とオウム真理教のノンフィクション10選

皆さん、地下鉄サリン事件とオウム真理教について詳しく知りたいと思ったことはありませんか?実際に起こったこの事件は、社会全体を揺るがせる大きな衝撃を与えました。その深遠な影響を多角的に描いた、十のノンフィクションを今回はご紹介します。オウム真理教の指導者と信者たちの思考を覗き見る作品、被害者やその家族の視点から綴られたつらい体験、また専門家による冷静な分析まで、多種多様な角度から事件を考えることができます。過去を振り返ることで、未来の社会をより良くするヒントを得られるかもしれません。選りすぐりの10作品、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『地下鉄サリン事件はなぜ防げなかったのか : 元警察庁刑事局長30年後の証言』

作者 | 垣見,隆,1942- 手塚,和彰,1941- 五十嵐,浩司 横手,拓治,1960- ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2025年02月 |
『「地下鉄サリン事件」自衛隊戦記 出動部隊指揮官の戦闘記録』

作者 | 福山隆 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 潮書房光人新社 |
発売日 |
『それでも生きていく : 地下鉄サリン事件被害者手記集』

作者 | 地下鉄サリン事件被害者の会 |
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価格 | 不明 |
発売元 | サンマーク |
発売日 | 1998年03月 |
『地下鉄サリン事件20年被害者の僕が話を聞きます』

作者 | さかはら,あつし 上祐,史浩,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | インプレス |
発売日 | 2015年03月 |
『オウムを生きて 元信者たちの地下鉄サリン事件から15年』

本書は、元オウム信者から謝罪と反省の言葉を引き出すことを目的にしていない。さらに麻原彰晃の否定も要求していない。あくまで本人の「これまで」と「これから」を軸に、本人がとらえるオウム真理教と一連の事件というスタンスでまとめている。15年を経た今、自らの人生を語った元信者(6名)と麻原彰晃・四女のインタビュー集。
作者 | 青木由美子 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | サイゾー |
発売日 | 2010年03月 |
『オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会』

平成最大の国内テロ事件を引き起こした麻原彰晃とオウム真理教、および事件の真相を総括するノンフィクションを緊急発刊!
作者 | 一橋 文哉 |
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価格 | 1012円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2018年07月31日 |
『オウム真理教事件と解離性障害 : 中川智正伝』

作者 | 久保田正志 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 春秋社 |
発売日 |
『オウム真理教 偽りの救済』

2018年7月、オウム真理教の教祖・麻原彰晃と幹部信者13人の死刑が執行された。弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件……。
「戦後最大の刑事事件」と言われたオウム真理教の数々の事件の背景には何があったのか? 実態はどうだったのか? 彼らが信じたものは何か? そして、何を残したのか?
著者は、1995年の地下鉄サリン事件以降、オウム報道にかかわり、元信者や裁判の取材を続け、死刑囚・無期懲役囚との面会や手紙のやり取りを続けてきた東京新聞社会部のベテラン記者。
400通に及ぶ手紙を死刑囚や無期懲役囚らと交わし、事件の被害者、元信者、死刑囚の家族たちからも話を聞いてきた。破滅願望と支配欲にまみれた「教祖・麻原」に出会い強烈な神秘体験をしていたら、
同じ時代を過ごした自分も巻き込まれていたかもしれない……著者はそんな思いを抱きながら、オウム真理教と一連の事件、および刑事裁判、警察・検察の問題点に迫っていく。
本書後半の、死刑執行された12人への「墓碑銘」と題された文章では、一人ひとりの幹部信者たちがどんな人柄で、裁判や刑期中にどのように過ごしていたのか、死刑執行をどのように迎えたのかが語られる。
教祖にホーリーネームを与えられ、「殺人マシーン」のように思われていた若者たちの「その後」は、それぞれに個性的である。
あの怒涛のような80年代後半から95年にいたる一連の騒動を覚えている人も、事件後に生まれ何も知らない人も、この驚愕の20世紀の歴史的事実と今、向き合ってほしい。
教祖の妄想から作り出された不可解な価値観を信じ、外部に敵をつくり暴走した教団。陰謀論やフェイクニュースがはびこり、単純な思考によって攻撃的になる現代社会は、
オウム的な世界とどこか似ているのではないだろうか? さらに「オウム化」していないだろうか?
山形刑務所にいる杉本繁郎無期懲役囚は5000枚に及ぶ手記や回想録を書いている。
著者は、杉本との長年の交流に基づき、本書に記された教団で起きた出来事について、知る限りの「ファクトチェック」をお願いしている。
目次:序章/第1章 時代/第2章 超能力/第3章 欲望の象徴/第4章 武装化/第5章 救済殺人/第6章 師弟対決/第7章 捜査迷走/終章 終わらないオウム事件/墓碑銘
著者プロフィール:瀬口晴義
1964年生まれ。東京新聞記者。87年に中日新聞入社。東京新聞社会部で司法担当記者を長く担当。95年3月の地下鉄サリン事件以来、オウム真理教事件の報道を続ける。
元信者や刑事裁判の取材、死刑囚、無期懲役囚との面会、手紙のやり取りを重ねる。2009年8月から2013年10月まで、東京新聞の朝刊1面コラム「筆洗」を担当。
2015年には金子兜太・いとうせいこうを選者とした「平和の俳句」を企画、担当した。著書に『人間機雷「伏龍」特攻隊』(講談社)、『検証・オウム真理教事件』(社会批評社)ほか。
作者 | 瀬口 晴義 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 集英社クリエイティブ |
発売日 | 2019年06月26日 |
『「オウム真理教事件」完全解読』

作者 | 竹岡,俊樹,1950- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 勉誠出版 |
発売日 | 1999年11月 |
『終末と救済の幻想 : オウム真理教とは何か』

作者 | Lifton,RobertJay,1926- 渡辺,学,1956- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2000年06月 |
今回は一般的に「地下鉄サリン事件」や「オウム真理教」というキーワードを聞くと、なんとも重苦しい印象を持つかもしれませんが、それらを描いたノンフィクション作品10選を紹介してきました。
この事件が起こったのはもう25年以上も前になります。古い歴史だと感じる方もいるかもしれませんが、それが「今」を生きる私たちに何を伝えてくれるのかを、これらのノンフィクション作品を通して感じ取って頂ければと思います。感じや認識は人それぞれだと思いますが、まずは一冊手にとって読んでみて下さい。
ここで紹介した作品も様々。取材記録からルポルタージュ、犯人のインタビューまで。各作家がそれぞれ視点を持ち、事件や人物をどう捉え、どう伝えようとしたのか。思想や行動の背後にあるものは何か。それを知ることで、現在の社会をより深く理解することができるはずです。
この一部始終を描いた作品を通じて、事件の悲劇性だけでなく、その背後にある人間の心理や社会の状況に触れることで、他人事でないと感じた方も多いのではないでしょうか。絶対に忘れてはならない過去を、そして「人間」的な面を深く理解する一助となれば幸いです。
最後になりましたが、どんなに時間が経過し、過ぎ去ったと思われることでも、それは私たちの一部であり、私たちが生きる「今」を作っているのです。紹介したノンフィクション作品を読み解くことで、「自分とは何か」、「社会とは何か」について考えるきっかけになればと思います。創作物だけでなく、ノンフィクションもまた、その力を持っていることを感じて頂けたらと思います。
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