地下鉄サリン事件とオウム真理教のノンフィクション10選

皆さん、地下鉄サリン事件とオウム真理教について詳しく知りたいと思ったことはありませんか?実際に起こったこの事件は、社会全体を揺るがせる大きな衝撃を与えました。その深遠な影響を多角的に描いた、十のノンフィクションを今回はご紹介します。オウム真理教の指導者と信者たちの思考を覗き見る作品、被害者やその家族の視点から綴られたつらい体験、また専門家による冷静な分析まで、多種多様な角度から事件を考えることができます。過去を振り返ることで、未来の社会をより良くするヒントを得られるかもしれません。選りすぐりの10作品、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『地下鉄サリン事件はなぜ防げなかったのか 元警察庁刑事局長 30年後の証言』

死者14人、負傷者6千人以上を出した未曾有のテロ「地下鉄サリン事件」が起きてから2025年3月で30年が経つ。捜査の最終意思決定者が当時の資料やメモをもとに初めて証言。オウムとサリンの関係を掴みながらも、なぜ警察は事件を防げなかったのか。捜査の全内幕を語る。◆目次◆巻頭言はじめに── 聞き取りの枠組みと手法第1章 松本サリン事件第2章 対オウム作戦の立案第3章 事件の続発と態勢構築第4章 地下鉄サリン事件第5章 教団拠点の大捜索第6章 國松長官狙撃事件第7章 麻原逮捕およびその後第8章 オウム事件全体の評価1第9章 オウム事件全体の評価2垣見隆とオウム捜査──ある警察官僚の出処進退垣見証言の意義終わらない事件と本書の位置──後記にかえて
作者 | 垣見隆 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2025年02月07日 |
『「地下鉄サリン事件」自衛隊戦記 出動部隊指揮官の戦闘記録』

一九九五年三月二〇日、東京の地下鉄を襲った未曾有の恐怖。死者一四人、重軽傷者約六〇〇〇人を数えたオウムの化学兵器テロ現場に「災害派遣」された陸上自衛隊員の戦い。猛毒サリンが充満する地下鉄構内に突入した隊員たちの証言を収めた連隊長の手記。事件発生を最初に報じた新聞社カメラマンの回想も収載。
作者 | 福山隆 |
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価格 | 1080円 + 税 |
発売元 | 潮書房光人新社 |
発売日 | 2025年02月25日 |
『それでも生きていく 地下鉄サリン事件被害者手記集』

作者 | 地下鉄サリン事件被害者の会 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | サンマーク出版 |
発売日 | 1998年03月 |
『地下鉄サリン事件20年被害者の僕が話を聞きます』

作者 | さかはら,あつし 上祐,史浩,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | インプレス |
発売日 | 2015年03月 |
『オウムを生きて―元信者たちの地下鉄サリン事件から15年』

作者 | 青木 由美子 |
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価格 | 980円 + 税 |
発売元 | サイゾー |
発売日 |
『オウム真理教事件とは何だったのか? : 麻原彰晃の正体と封印された闇社会』

作者 | 一橋,文哉 |
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価格 | 不明 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2018年08月 |
『オウム真理教事件と解離性障害 中川智正伝』

中川智正はなぜオウム真理教事件に実行役として関わっていったのか。中学生時代の友人である著者が、660回にわたる面会記録と裁判記録から、解離性障害から人格が支配されるようになった経緯を初めて明らかにした伝記。
ーー中川智正は、本来なら伝記など残されるような人間ではなかったろうし、また、なるべきでもなかった。彼にこうした伝記が必要となったのは、彼がオウム真理教団に加わり重大事件に関与したためであることは論を待たない。しかも、彼はよくある狂信者として犯罪に関与したのではなく、幼少期から巫病者(=巫者)の兆候があったところ、二五歳にして本格的に解離性障害を発症し、それゆえに重大事件に関わったという理解されにくい背景があるので、特にこの点を記録しておくことは後世に意味がある。--「はしがき」より
「どうして事件が起こったのか、明らかになっていない」 この事件、死刑で終わらせることなどできない。
ーー大宅壮一ノンフィクション賞受賞作家・川口有美子氏
甲本ヒロトの耳にビートルズが流れ、ボクの耳にはビートたけしが流れていた十代の頃、 ケツには光の粒が降っていた。その経緯を同級生K君が説き明かす。
ーー漫才師・水道橋博士氏
作者 | 久保田 正志 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 春秋社 |
発売日 | 2024年09月19日 |
『オウム真理教偽りの救済』

作者 | 瀬口,晴義,1964- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年06月 |
『「オウム真理教事件」完全解読』

本書の目的は、オウム真理教事件について我々が抱いた不快感を言葉で説明すること、すなわちこの事件を徹底的に読み解くことにある。彼らはなにを否定し、なにを求めたのか?この事件の全貌を「文化分析」し、隠れた、さらに大きな問題を開示する。
作者 | 竹岡俊樹 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 勉誠社 |
発売日 | 1999年11月 |
『終末と救済の幻想 オウム真理教とは何か』

作者 | ロバ-ト・ジェ-・リフトン/渡辺学 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2000年06月 |
今回は一般的に「地下鉄サリン事件」や「オウム真理教」というキーワードを聞くと、なんとも重苦しい印象を持つかもしれませんが、それらを描いたノンフィクション作品10選を紹介してきました。
この事件が起こったのはもう25年以上も前になります。古い歴史だと感じる方もいるかもしれませんが、それが「今」を生きる私たちに何を伝えてくれるのかを、これらのノンフィクション作品を通して感じ取って頂ければと思います。感じや認識は人それぞれだと思いますが、まずは一冊手にとって読んでみて下さい。
ここで紹介した作品も様々。取材記録からルポルタージュ、犯人のインタビューまで。各作家がそれぞれ視点を持ち、事件や人物をどう捉え、どう伝えようとしたのか。思想や行動の背後にあるものは何か。それを知ることで、現在の社会をより深く理解することができるはずです。
この一部始終を描いた作品を通じて、事件の悲劇性だけでなく、その背後にある人間の心理や社会の状況に触れることで、他人事でないと感じた方も多いのではないでしょうか。絶対に忘れてはならない過去を、そして「人間」的な面を深く理解する一助となれば幸いです。
最後になりましたが、どんなに時間が経過し、過ぎ去ったと思われることでも、それは私たちの一部であり、私たちが生きる「今」を作っているのです。紹介したノンフィクション作品を読み解くことで、「自分とは何か」、「社会とは何か」について考えるきっかけになればと思います。創作物だけでなく、ノンフィクションもまた、その力を持っていることを感じて頂けたらと思います。
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