西洋建築の歴史の本 おすすめ6選

西洋建築の歴史を描いた本は、建築美術を学びたい方、旅行をより楽しみたい方、またはただ美しい建物に魅了される方にとってまさに必読の一冊です。ここでは、その中から特におすすめの6冊をご紹介します。中世のゴシック建築から近代のモダニズムまで幅広く扱われている一冊、専門家の解説が深い一冊、美しい写真が満載の一冊など、すべてがあなたの視野を広げてくれること間違いなし。それぞれが異なるアプローチをしていますから、自身の求めている情報によって選んでみてください。どの本も西洋建築の世界を深く、そして豊かに描き出していますよ。
『カラー版図説西洋建築の歴史 = A History of Western Architecture』

作者 | 西田,雅嗣,1958- 小林,正子,近代建築史 本田,昌昭 原,愛,1986- 南,智子,1965- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 学芸出版社 |
発売日 | 2022年01月 |
『図説 西洋建築の歴史 新装版』

西洋建築の見方がわかる!!決定版ガイド。ギリシア、ローマ、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、新古典主義…2500年に及ぶ壮大な西洋建築の歴史を、二つの流れから読みとく。
作者 | 佐藤 達生 |
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価格 | 2255円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2022年06月28日 |
『世界の名建築歴史図鑑』

作者 | 五十嵐,太郎,1967- |
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価格 | 不明 |
発売元 | エクスナレッジ |
発売日 | 2021年11月 |
『リノベーションからみる西洋建築史 歴史の継承と創造性』

西洋建築史を様式変遷史ではなくリノベーションの重層としてとらえ、
リノベーションの創造性という視点から西洋建築史を再考する。
ローマ神殿の円柱の入手に奔走した司祭、小城館に王統の継続性を託した王……。
時間が積み重なった建築に人が介入するとき、そこには意味と意志がある。
現代のリノベーションのコンセプトワークにも参考となる1冊。
第1章:都市組織の中に生き続ける古代建築
第2章:再利用による創造、改変がもたらした保全
第3章:古代末期から中世へ
第4章:歴史的建築の再利用と建築家の創造性
第5章:近世ヨーロッパ宮殿建築のスクラップ・アンド・ビルドと建築再生
第6章:線的な開発と面的な継承の都市再生
第7章:「過修復」から「保全」・「保護」へ
第8章:建築が紡ぐ人々の意志
作者 | 伊藤 喜彦/頴原 澄子/岡北 一孝/加藤 耕一/黒田 泰介/中島 智章 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 彰国社 |
発売日 | 2020年04月06日 |
『図説西洋建築史』

この本を読めば、代表的な様式、歴史の流れが面白いテーマを通して頭に入る。7人の建築史家のコラボレーションによる斬新でユニークな西洋建築史入門。
作者 | 陣内秀信 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 彰国社 |
発売日 | 2005年04月10日 |
『時がつくる建築 リノべーションの西洋建築史』

建築の長い歴史からみれば,既存建築の再利用(リノべーション)はきわめて重要な建築的創造行為であった.西洋建築史にみられる数々の既存建物の再利用の事例や言説を読み解きながら,スクラップ&ビルドの新築主義から脱却し,より豊かな建築とのつきあいかたを示す.
はじめに
第1章 建築時間論の試み
1 既存建物に対する三つの態度
2 点の建築史から線の建築史へ
3 時間と建築の理念
第2章 再利用的建築観ーー社会変動と建築のサバイバル
1 古代末期の社会変動
2 スポリア
3 中世の成長時代
4 中世の縮小時代
5 近代的価値観のなかの再利用
6 フランス革命と吹き荒れる転用の嵐
第3章 再開発的建築観ーー価値のヒエラルキーと建築の形式化
1 野蛮の誕生
2 再開発的建築観と再利用的建築実践
3 パリの市壁
4 意図的な形式主義
5 無意識の形式主義
6 サン・ピエトロ再開発計画
第4章 文化財的建築観ーー文化財はなぜ時間を巻き戻したのか?
1 野蛮の復権
2 ヴィオレ=ル=デュクと「修復」のはじまり
3 修復から保存へ
4 20世紀の国際的な文化財的価値観の整備
5 日本の文化財と時間の巻き戻し
第5章 20世紀の建築時間論
1 モダニズムからリノベーション時代へ
2 時間変化する建築の模索(1956年)
3 既存建物に対する態度(1964年)
4 歴史的建物の再利用という可能性(1978年)
おわりに
Architecture in Time: Survival of buildings through history and social change
Koichi Kato
作者 | 加藤 耕一 |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | 東京大学出版会 |
発売日 | 2017年04月25日 |
以上、西洋建築の歴史について深く掘り下げた6冊の本をご紹介しました。様々な時代、地域それぞれの建築様式は、その背後にある思想や文化、社会状況を反映しているのです。それらを読み解きながら、美しい建築物の写真や図解に触れることで、まるでその場所を訪れたかのように、人類の歴史や文化に思いを馳せることができます。
どの本も個性的で、一冊一冊がまるで一つの宇宙のようです。建築に興味がある方はもちろん、美術や歴史、地理に関心がある方にもきっと楽しんでいただけるはずです。また、これまで建築についてあまり考えたことがないという方でも、この6冊の中から一冊を手に取ってみてはいかがでしょうか。新たな視点を得られ、あなたの日々の生活にも彩りを添えるものと思います。
一冊の本で西洋の美しい建築を旅する感覚や、建築物一つひとつの背後にある深淵な歴史や物語に浸ることができる。それはまさに、冒険とも言えるでしょう。本を開く瞬間、あなたがどこへ行こうとしても、新しい視野と感動が待っています。
読んで頂くことで、これまで気づかなかった建築の魅力に触れ、更なる教養の探求心を導く一助になれば幸いです。これからも楽しく読書で世界を旅しながら、くつろぎの時間をお過ごしいただければと思います。
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