擬音語・擬態語がわかる本 おすすめ6選

日本語の魅力を心ゆくまで堪能できるオススメの6冊をご紹介します。特に注目していただきたいのが、擬音語・擬態語を巧みに使う能力。どの作品も情景が目に浮かび上がるような表現が随所に散りばめられています。鼻につく匂い、心地よい風、感じたことがない経験…それらを、まるで自分が直接体験しているかのように感じ取ることができますよ。読了後には、あなたの日本語力もぐんと上がること間違いなし!自分の感じたことを言葉にする力をつけたい方に特におすすめです。
『現代擬音語擬態語用法辞典』

作者 | 飛田,良文,1933- 浅田,秀子,1953- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東京堂出版 |
発売日 | 2018年06月 |
『オノマトペ 擬音語・擬態語の世界』

「ゴーン」などの擬音語、「ピカピカ」などの擬態語を総じて称する「オノマトペ」。誰もが日常的に使っているこれらの言葉、抽象的で単純で幼稚なものと思われるかもしれないが、実は奥が深い。『古事記』で登場する「もゆら」とは何の音?『ゴルゴ13』で「シュボッ」と火を点けるようになるまでの顛末は?川端康成はなぜ『伊豆の踊子』の踊子を「コトコト」笑わせたのか?豊富な例やエピソードから、日本語を深くほりさげる。
はじめに
オノマトペとは/日本語の「へそ」/「へそ」はヒトの根源/だからオノマトペは日本語の根源
第1章 創って遊べるオノマトペ
新オノマトペ「ダズーン」/未知の言葉を推測する/言語ボスと言語伝道師(プリースト)/「オッパッピー」はオノマトペか!?/黄金の釘打つ/オノマトペは語尾次第/オノマトペの「もと」の変幻/オノマトペの「もと」をあみだす/意味を吹き込むトレーニング
第2章 愛でる・感じるオノマトペ
ゴルゴー13、「シュボッ」の謎を追う/最初は違っていた/次に現われたものは……/「シュボッ」登場!/「コトコト」の歴史を探る/「コトコト笑う」を使ったのは……/なぜ「コトコト」笑ったのか?/どんな笑いなのだろうか/「クツクツ」笑う/「クツクツ」と「コトコト」/「コトコト笑う」にいたるまで/『伊豆の踊子』のオノマトペ/絶妙に使われたオノマトペ/国語の教科書でも/オノマトペを愛でる、感じる
第3章 オノマトペのある暮し
食べるオノマトペ/カキフライをかみつぶす/辞書の記述/「ぐっちゃり」の今/カキフライを「ぐっちゃり」/マイナス逆転仮説の検証/さらに食べるオノマトペ/寝ても覚めてもオノマトペ/方言のオノマトペ/日本全国オノマトめぐり/方言オノマトペの広がり
第4章 オノマトペは歴史とともに
最も古いオノマトペ/『古事記』の表記方法/太安万侶の苦心と工夫/万葉仮名とオノマトペ/ヤマトタケルは足が「たぎたぎし」/山上憶良は鼻「びしびし」に/表語文字と表音文字/表語文字としての漢字/表音文字としての万葉仮名/万葉仮名の発達したわけ/万葉仮名から略体仮名へ/平安王朝のオノマトペ/中世の先生が使ったオノマトペ/川柳のオノマトペ
第5章 オノマトペの果たす役割
「なごみ」のオノマトペ/しぐさとセットで/もう「ギリギリ」です/だれが教えたオノマトペ?/使いすぎては……/オノマトペのTPO/「バキャーン」と絵の相性/ぐっとタッチ/「むかつく」のあやうさ/オノマトペのはたらき/オノマトペを入り口として
終章 研究が進むオノマトペ
外国語のオノマトペ/外国語の擬音語/漫画のオノマトペ/宮沢賢治のオノマトペの三層/賢治オノマトペの工夫/オノマトペの今後
新書版あとがき
文庫版あとがき
参考・引用文献ほか
作者 | 小野 正弘 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年12月24日 |
『擬音語・擬態語辞典』

作者 | 山口,仲美,1943- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2015年05月 |
『「感じ」が伝わるふしぎな言葉 擬音語・擬態語ってなんだろう』

わんわん、ぴたっ、かつかつ、じーん……これらはみんな「擬音語・擬態語」とよばれる言葉です。日本語に約五千もあるという擬音語・擬態語を使いこなすことは、言葉の感性を磨き、コミュニケーション能力の向上や作文の上達につながります。短いフレーズなのに、何故か「感じ」や「気持ち」がうまく伝わる「擬音語・擬態語」を使いこなして、日本語の達人を目指しましょう!
作者 | 佐藤有紀 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 少年写真新聞社 |
発売日 | 2018年12月17日 |
『日本語オノマトペ辞典』

身近でよく聞く表現なのに、辞典に載っていないことば、簡単なのに、言い換えたり説明したりするのが難しいことばーーその代表格であるオノマトペ(擬音語・擬態語)を徹底的に集め、豊富な用例とともに平明に解説した本格的な辞典。 音、声、もののようすやありさまを表現するオノマトペだけで、約4500にのぼる見出し語数は類書中最大。記紀万葉から、浄瑠璃・狂言、漱石・鴎外、現代エッセイなどの用例を紹介するほか、方言としての「まったり」や「きときと」なども収録。 類義表現の使い分けや語形の似ている語群の意味・用法を解説した大小コラムや、巻末付録に漢語編・鳴き声編のミニ辞典が入って、すみからすみまで読んで楽しい1冊です。
作者 | 小野 正弘 |
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価格 | 6600円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2007年10月31日 |
『犬は「びよ」と鳴いていた : 日本語は擬音語・擬態語が面白い』

作者 | 山口,仲美,1943- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2023年05月 |
それでは、今回は"擬音語・擬態語がわかる本"というテーマで、私のおすすめ作品を6つご紹介させていただきました。まず初めに、これらの作品が重要なのは、日本語の魅力を引き立ててくれるからです。特に、擬音語や擬態語は、日本の豊かな感情表現や状況描写を伝える上で欠かせない要素となっています。
今回紹介した作品はどれもその魅力をうまく引き出しており、ただ単に"効果音"や"状態を表す言葉"としてだけではなく、会話文や表現の幅を広げてくれるツールとして、また知識として習得することで、言葉に含まれる感情やニュアンスをより深く理解できるようになるでしょう。
これらの本からは、言葉の深さだけでなく、日本語に対する新しい視点も学べます。例えば、擬音語や擬態語が日々の生活の中でどのように使用されているか、それぞれがどのようなシーンや感情を想起させるか。そういった事を理解することで、自分の表現力がより豊かになり、日本語の魅力を改めて感じていただけると思います。
さて、私たち自身も日々の中で擬音語・擬態語を自然と使っていますが、意識して見るとその数はなんと数千にも及びます。その多くが私たちの五感や感情を表現するために使われています。そのため、これらの言葉を理解し、使いこなすことで自分の想いを相手に伝える力が確実にアップします。
日本語学習者だけでなく、母語が日本語である方にとっても、言葉のリズムや感情表現の幅を広げるきっかけとなるおすすめの6冊でした。ぜひ一度、手に取ってみてくださいね。
そんなわけで、このコーナーもこれで終わり。次回もおすすめの本や作品を紹介しますので、楽しみにお待ちくださいね。またお会いしましょう!
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