大人になってから再読したい児童書4選

それでは、大人になった今こそ再読をおすすめしたい4つの児童書をご紹介します。まず1つ目は、魔法と冒険の世界を描いた本。長い旅路の果てに勇気と友情の真価を問う、難解なテーマも織り交ぜたストーリーは大人でもじっくり楽しめます。2つ目は、美しい絵と詩のような文が魅力の一冊。記憶の片隅に残る温かな情景を呼び覚ましてくれます。3つ目は、動物が喋る世界を舞台にした作品。人間の愚かさと智恵を独特の視点で揶揄し、社会風刺も含んだ内容は大人の読み応えがあります。最後は、日常の中にある不思議を描いた本。一見子ども向けに思えますが、実は大人ほど深く感じ入る世界観が広がっています。
『星の王子さま』

作者 | Saint-Exupéry,Antoinede,1900-1944 河野,万里子,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2006年04月 |
『モモ』

作者 | Ende,Michael,1929-1995 大島,かおり,1931-2018 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2005年06月 |
『ムーミン全集[新版]全9巻BOXセット』
![ムーミン全集[新版]全9巻BOXセットの表紙](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/2181/9784069492181_1_2.jpg?_ex=325x325)
大人気キャラクター・ムーミンの原典であるムーミンの小説の翻訳が、約50年ぶりに改訂されました。今までの文章を活かしつつ、[新版]として1巻ずつていねいに、間をあけながら刊行して参りましたが、このたびその完結と、トーベ・ヤンソン最初のムーミン小説『小さなトロールと大きな洪水』の出版から75周年を迎えたことを記念して、新版全9巻のBOXセットを発売致します。
新版の変更点
1現代的な表現、言い回しに整え、読みやすく
2クリアなさし絵に全点さしかえ
3原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に
4フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン
5四六判ソフトカバーでコンパクトに
こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズです。
プレゼントに、コレクションに最適なオリジナルBOXセットです。
作者 | トーベ・ヤンソン/下村 隆一/山室 静/小野寺 百合子/鈴木 徹郎/冨原 眞弓 |
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価格 | 14740円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2020年11月16日 |
『赤毛のアン』

緑の切妻屋根の家、グリン・ゲイブルスを舞台に、
アンが大まじめで引き起こす大騒動が、みんなをしあわせに!
1952年、村岡花子によってはじめて日本に紹介された『赤毛のアン』。
親子3代で人気のある村岡花子の美しい訳が、邦訳70周年の2022年、これから読み継ぎたい改訂版となりました。
気鋭のイラストレーター北澤平祐と人気の装丁家・中嶋香織とによる、
クラシカルかつ可愛い装丁で、名作がよみがえります。
プレゼントにも、自分で持っているにも、ぴったりの一冊です。
<中学生以上の漢字にルビつき>
もくじ
第一章 レイチェル・リンド夫人の驚き
第二章 マシュウ・クスバートの驚き
第三章 マリラ・クスバートの驚き
第四章 グリン・ゲイブルスの朝
第五章 アンの身の上
第六章 マリラの決心
第七章 アンのお祈り
第八章 アンの教育
第九章 レイチェル・リンド夫人あきれかえる
第十章 アンのおわび
第十一章 アン日曜学校へ行く
第十二章 おごそかな誓い
第十三章 待ちこがれるピクニック
第十四章 アンの告白
第十五章 教室異変
第十六章 ティーパーティーの悲劇
第十七章 新しい刺激
第十八章 アンの看護婦
第十九章 音楽会と災難と告白
第二十章 行きすぎた想像力
第二十一章 香料ちがい
第二十二章 アンお茶にまねかれる
第二十三章 アンの名誉をかけた事件
第二十四章 音楽会
第二十五章 マシュウとふくらんだ袖
第二十六章 物語クラブの結成
第二十七章 虚栄の果て
第二十八章 たゆとう小舟の白ゆり姫
第二十九章 忘れられないひとこま
第三十章 クイーン学院の受験
第三十一章 ふたつの流れの合うところ
第三十二章 合格者発表
第三十三章 ホテルの音楽会
第三十四章 クイーンの女学生
第三十五章 クイーン学院の冬
第三十六章 栄光と夢
第三十七章 死のおとずれ
第三十八章 道の曲がり角
『赤毛のアン』出版によせて ケイト・マクドナルド・バトラー
訳者あとがきにかえて
作者 | ルーシー・モード・モンゴメリ/村岡 花子/北澤 平祐 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2022年03月24日 |
今回は、大人になってから再読みたいと思える児童書をご紹介させていただきました。どれも私自身が心から好きで、何度も読み返した作品ばかりです。大人になった今でもその感動を味わえる本があると思うと、それはそれは幸せなことですよね。
どの作品も子供のころは一つの視点、一つの解釈で理解していました。でも、大人になって読み返すと、全く違った視点で物事を捉えられ、新たな発見があるのが何とも楽しいのです。それはまるで初めて読む本のように新鮮で、かつ懐かしく暖かい感じがするのです。
また、この4冊の作品を通して、あの頃の自分がどんな思いを抱えていたのか、どんなことに興奮していたのかを思い出すこともできます。そして、自分がどれだけ成長し、変化したのかを改めて確認するきっかけにもなるのではないでしょうか。
童心に帰って、一度読んだことのある本を再読することは、案外自分自身と向き合う大事な時間でもあるのかもしれません。時には落ち着いて、我々がこれまでどんな道を歩んできたのかを振り返ることも大切。そんな時、子供の頃の自分が夢中になって読んだあの本を、大人の目で再び読み解いてみませんか。
読書を通して、記憶の彼方に埋もれた子供の頃の自分を取り戻し、自分自身の成長を実感する。それはまさに、言葉の魔法がもたらす素晴らしい旅だと思います。何か新しい本を探す前に、探しものは実は自分の中にあったのかもしれませんね。
というわけで、皆さんもぜひ大人になった今、かつて心を揺さぶったあの作品を手に取ってみてください。新たな発見や感動があなたを待っていますよ。
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