年令問わずおすすめ。 不運に向き合うための本
年令なんて関係ありません、ぜひ読んでいただきたい一冊です。主人公は普通の男性なんですが、不運がどんどん重なってしまうんです。しかしながら彼は決して折れません。負けず嫌いな性格が功を奏し、不運を乗り越えていく姿には感動します。笑いあり涙ありの筋書きも見事で、読み終わった時には自分まで強くなった気分にさせてくれます。誰もが一度は体験する「不運」ですが、この作品を読めば前向きに取り組む力をくれること間違いなし。はげましの一冊として手元に置いておくのもおすすめですよ。
『キケロー弁論集』
| 作者 | マルクス・トゥリウス・キケロ/小川正広 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2005年08月 |
『太陽の都・詩篇』
| 作者 | トマーソ・カンパネラ/坂本鉄男 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 現代思潮新社 |
| 発売日 | 1984年月 |
『カフカ寓話集』
皇帝の使者
ジャッカルとアラビア人
ある学会報告
ロビンソン・クルーソー
サンチョ・パンサをめぐる真実
アレクサンドロス大王
新しい弁護士
ポセイドン
アブラハム
メシアの到来
こうのとり
貂
使 者
小さな寓話
獣
だだっ子
柩
掟の問題
一枚の古文書
走り過ぎる者たち
よくある事故
十一人の息子
兄弟殺し
中庭の門
隣 人
巣 穴
最初の悩み
ちいさな女
断食芸人
歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族
解 説
| 作者 | フランツ・カフカ/池内 紀 |
|---|---|
| 価格 | 858円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 1998年01月16日 |
それぞれの作品は主人公が不運とどう向き合い、それをどう乗り越えていくのかを描いています。しかし、その"不運"というのは決して特別なものではなく、誰もが人生の中で経験する普遍的な苦しみや挫折です。だからこそ、読者は自分と重ね合わせながら、辛い現実に対峙する勇気や希望を見つけられるのです。
不運だからといって、すぐに諦めてしまうのは簡単です。でも、これらの作品から学ぶべきことは、そんな時こそ自分自身に問いかけてみること。どうしたら前に進めるのか、どうすれば根本的な解決ができるのか、どうすれば一人ではない、と感じられるのか。
さて、作品に描かれているのはあくまでフィクション。だけど、登場人物たちの心情や行動は確かに現実世界での私たちに対してヒントをくれます。それが人生の選択肢を広げる一助となれば嬉しいですね。
人間は誰しもが不運という壁にぶつかる事があります。だからこそ、これらの作品に救われたり励まされたりするのでしょう。あなた自身が人生で不運に直面したとき、それぞれの主人公たちがどう行動したか、どのように乗り越えたのかを思い出してみてください。
その時、たとえ小さな一歩でも踏み出す勇気が湧いてくることでしょう。それが、つらい状況から抜け出すための力になるのではないでしょうか。作品をとおして得た知識が、あなたの日々の生活にポジティブな影響を与えてくれることを願っています。
読書とはそういうもので、誰かの書いた話から自分らしさを見つけ出すことができる旅。それは自分自身の中に答えがあることを確認するような経験でもあります。最後に、ご紹介した作品を読んで、新たな視点や視野が広がり、希望に溢れた日々が訪れる事を願っています。
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