マスコミの功罪を問う本10選

マスコミの影響力は、社会を大きく揺さぶるほどのもの。その中には正義もあれば、悪も含まれていますよね。今回ご紹介する10冊は、まさにそんなマスコミのイロハを描いた作品たち。政治スキャンダルを追い詰めるルポライターの活躍から、情報操作による市民の洗脳まで、幅広いテーマを扱っています。取材現場の生々しさや、社会の裏側を描いた一作一作に、文学の力を感じていただけるはず。驚きや新たな発見が満載の本達、ぜひ手に取って、マスコミの世界に足を踏み入れてみてくださいね。
『マスコミバスターズ : モンスター・マスコミ討伐戦記』

作者 | 淳本,遊,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 星雲社 |
発売日 | 2024年04月 |
『マスコミはエセ評論家ばかり』

作者 | 加地,伸行,1936- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ワック |
発売日 | 2023年05月 |
『マスコミが報じない〝公然の秘密〟』

「なぜ、朝日新聞は突然消費税推進派に転向したのか?」「なぜ、日本は賃金が上がらないのか?」「年金もiDeCoも、天下り団体にめちゃくちゃピンハネされている」「なぜ雇用保険は役に立たないのか?」「なぜ、政府は待機児童問題を本気で解決しようとしなかったのか?」お金の面から見れば、社会の裏は非常に良く見える。お金から隠された事実を発見するプロ・元国税調査官が社会のあらゆることについて、お金の面から調べ、〝社会の秘密〟を暴露する!
作者 | 大村大次郎/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | かや書房 |
発売日 | 2023年11月29日 |
『偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている (5次元文庫)』

作者 | THINKER |
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価格 | 893円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 |
『阪神大震災とマスコミ報道の功罪』

未曾有の大災害の中,現場の記者たちがとった行動は!? 産業としてのメディアの企業論理と,一人の人間としての良心のはざまで揺れる記者たちの姿をインタビューを通して追い,その心の深層に迫る。
作者 | 小城英子/著 |
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価格 | 2000円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 1997年06月01日 |
『三度のメシより事件が好きな元新聞記者が教える 事件報道の裏側』

世の中は毎日、たくさんのニュースであふれています。経済、政治、国際……分野はいろいろありますが、最も身近なのが事件や事故に関連するニュースではないでしょうか。
では、「警察は認否を明らかにしていません」とは、どういう意味でしょうか?
「大規模な捜索」って何人体制のことでしょうか?
「命に別条ありません」というとき、被害者に意識はあるのでしょうか?
告訴と告発の違いは? 起訴と不起訴の差とは? --すべてに即答できる人はそういないはずです。
本書は、こうした「ニュースの言葉」のポイントとその背景を、元新聞記者がわかりやすく説明します。
これ1冊読めば、ニュースがおもしろくてたまらなくなる!
第1章 逮捕ってそもそも何なの?
第2章 取調室では何が起きているのか?
第3章 「命に別条はない」と「意識あり」はどう違う?
第4章 火事や失踪ほど難しい事件はない
第5章 「超」踊る大捜査線ーー現実は刑事ドラマより奇なり!?
第6章 事件ニュースが「ぼやけて」きている?
第7章「夜討ち朝駆け」は風前の灯火か?
第8章 大新聞で事件記事が減っている?
第9章 それでも事件記者は走る
作者 | 三枝 玄太郎 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2024年04月24日 |
『日本の国際報道はウソだらけ』

はじめに《島田洋一》
第1章 日本の中東報道と政府対応は、あまりにも頓珍漢
ハマスのテロへの日本政府の対応は異常かつ不適切
日本の国会議員たちは中東に関して何も知らない
日本政府は現実を理解せずにパレスチナに金を配っている
アラブ諸国がいかにハマスを嫌っているかを日本人は知らない
岸田外交は、無知が生んだ「全方位嫌われ外交」だ
テロ組織に対して、話し合いなどは無意味だ
第5次中東戦争の可能性は限りなく低い
日本のメディアは「イスラエルの朝日新聞」の引用ばかり
日本のメディアも学者もおそらく、世界で一番偏向している
合理的でない反権力には社会正義病がある
第2章
バイデン政権はアメリカと世界に何をもたらしたのか
バイデン政権の失政が中東の混乱を招いた
トランプには、口先だけではない抑止力があった
ここのまま甘い状態だと経済難民が日本に集まってくる
移民により、途上国が先進国を植民地化している
日本の言論環境では、真実を言うと干されてしまう
トルコは中東でトップに立つためにテロ組織を擁護している
第3章 LGBT法があるのは日本だけ
「LGBT法がないのはG7の中で日本だけ」は嘘
自民党の政治家も保守派言論人もファクトを知らない
しっかりとした保守的な議論をする学者は生き残れない
アメリカ民主党の言いなりになって転んだのは悪手
まったく主体性がないまま、政策を進める危うさ
人権理事会は、ないほうがいい
アメリカの保守派は常識の立場に還っている
LGBT法も移民問題も、左派の社会正義論
第4章 新・悪の枢軸に日本は何も対処できていない
日本は核を持つことに関して、議論すらできない
イラン、ハマスを支援しているのは、日本の敵国
日本のメディアはタブーに触れようとしない
日本はイランの体制をまるで理解していない
抑止力とは、やってきたら、やり返すこと
第5章 国民の意識が変わってきた今こそ「核抑止」の議論と準備を
「唯一の被爆国だから、核兵器を持ってはいけない」の矛盾
日本は現実の環境に照らした議論をせよ
知的ガッツのある政治家が求められる
度重なる日本船へのテロによりバランス外交の間違いは実証されている
イランの機嫌をとっても、何の意味もない
アメリカの大学が左翼化していることを政治家は知らない
アメリカでは保守派がしっかりしている州の人口が増えている
日本の政治家は左翼の本当の怖さを理解していない
第6章 国連と学会が機能しないのはなぜか
日本の国連常任理事国入りはできるはずがない
国際法に関して語る人間は、国際法の基本を知らない
日本は世界中からバカにされ、たかられている
大勢に逆らうと、学会に居残れない
対案、別の選択肢がないのが日本の弱さ
おわりに《飯山 陽》
作者 | 飯山あかり/島田洋一 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | かや書房 |
発売日 | 2024年01月30日 |
『政治と報道 報道不信の根源』

「野党は“反発“、政権側は“反論“」「決定打を欠いた」「笑われる野党にも責任」……。
政策論争に沿った報道ではなく、対戦ゲームのような政局報道に終始するのはなぜなのか?
統治のための報道ではない、市民のための報道に向けて、政治報道への違和感を検証。
「市民の問題意識と個々の記者の問題意識、組織の上層部の問題意識がかみ合っていく中で、より適切に報道は、権力監視の役割を果たしていくことができるだろう」(本文より)
「ご飯論法」「国会パブリックビューイング」の上西充子・法政大学教授が、不誠実な政府答弁とその報じ方への「違和感」を具体的事例をベースに徹底検証。
・権力者と報道機関の距離感はどうあるべきなのか?
・政府の「お決まり答弁」を生み出す、記者の質問方法の問題点。
・なぜ「桜を見る会」の問題を大手メディア記者は見抜けなかったのか?
・政権与党による「世論誘導」に、知ってかしらずか加担する大手新聞社
・新聞社はどのように変わろうとしているのか?
作者 | 上西充子 |
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価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 扶桑社 |
発売日 | 2021年03月02日 |
『始動! 調査報道ジャーナリズム』

政府や大企業等の大きな権力を持つ組織の
不正や腐敗を自力で取材し、
被害者の立場から報道する<調査報道>。
記者クラブ発の「発表報道」との決別宣言が
早稲田大学の地から発せられた。
ジャーナリスト集団が権力が隠す事実を
「探査し」「掘り起こし」、暴露する。
ジャーナリズムは社会を変える力を取り戻せるのか。
世界では、ピュリッツァー賞を受賞した
米国のプロパブリカやパナマ文書報道で有名になった
ICIJなど非営利の組織が、調査報道を担う。
調査報道がジャーナリズムの世界の潮流になっている。
早稲田大学ジャーナリズム研究所が運営する
調査報道メディア「ワセダクロニクル」創刊に際し
確認された調査報道の重要性の論理と、
討論された現場ジャーナリストたちの声を届ける。
作者 | 渡辺周/編著 花田達朗/編著 ワセダクロニクル/編著 |
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価格 | 1000円 + 税 |
発売元 | 彩流社 |
発売日 | 2017年04月27日 |
『フジテレビはなぜ凋落したのか(新潮新書)』

作者 | 吉野 嘉高 |
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価格 | 733円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2016年06月17日 |
さて、こうして10作品をピックアップしてみましたが、如何でしたでしょうか。これを読んでいただいた皆さんもお気づきかもしれませんが、それぞれの作品には多様な視点からマスコミのあり方や影響力、更にはその存在意義を問うものばかりが揃っています。一部は厳しく、あるいは痛烈な批判を込めてマスコミを描いているものもありました。しかし、その反面で、情報の伝達者としてのマスコミの重要な役割を強調している作品もあったのではないでしょうか。
特に注目すべきは、各作品が提示している答えが一様でないことです。すなわち、マスコミの成功と失敗、活躍と失態は、それらを捉える視点や評価の軸によって大きく変わる、ということを我々に示しています。そしてそれこそが、物語の魅力であり、また読む者にとっての新たな視点や考え方を喚起するエッセンスとなっています。
このリストを通して、マスコミの善悪、正義と罪、あるいはその果てしない影響力について独自の視点を持つことができたら幸いです。また、それが皆さんの情報を読み解く力や世の中を見る視点を少しでも広げる一助となれば、これほど嬉しいことはありません。少なくとも私自身は、これらの作品を選びながら、再びマスコミの存在とその働きについて深く考える機会を得ることができました。
最後に、私の選んだ10作品が全てではありません。エンターテイメントの世界は広大で、まだまだ深掘りできる作品がたくさんあります。皆さんも自分の興味のある作品を見つけ、その中から新たな視点や考え方を見つける旅をぜひ楽しんでくださいね。
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